イタリアンスクーターならではのデザインの美しさを持つベスパ
原付のような30km/h制限がなく、ほかの車両と同じ法定速度で走行できることが魅力的な原付2種。
【画像】高速道路も走行可能な150ccクラス・スクーター! ベスパ「GTSスーパー150」とホンダ「PCX160」を見る(22枚)
しかし、125ccの排気量ではパワー不足感は否めないため、ある程度の性能を求めるライダーに人気なのがアンダー200ccの軽二輪バイクです。
アンダー200ccの軽二輪バイクは、取り回しに優れるだけでなく、維持費も抑えられることから通勤や市街地走行をメインに購入する人が多いようです。
また、いざとなれば高速道路を通行可能という点においても、原付2種と比較しても大きなアドバンテージといえるでしょう。
このようなアンダー200ccの軽二輪バイクは、ネイキッドやアドベンチャーモデルなどさまざまなタイプが存在しますが、とくに多いカテゴリがスクーターになります。
このクラスはもともとロングツーリングよりは通勤や近場のレジャーに使用されることが多く、収納性の高さとギアチェンジ不要の手軽さは魅力といえるでしょう。
そんなアンダー200ccの軽二輪スクーターは数多くのモデルが存在しますが、イタリアンスクーターの代表であるベスパのスポーティーモデル「GTSスーパー150」とこのクラスでもっともオーソドックスで人気のモデル、ホンダ「PCX 160」を解説します。
ベスパは数々の映画やドラマで登場したこともあって、おしゃれスクーターの代表的な存在といえるでしょう。
ベスパの特徴はフレームに樹脂製のボディを被せた通常のスクーターとは異なり、ボディとフレームが一体化されたスチール製のパネルで成形しているモノコック成型が大きな特徴といえます。
またデザインも1946年に登場した初号機のイメージを引き継ぎ、丸目のヘッドライトやふくらみを持たせたシートパネル、スリムで高級感あるシートデザインなど、魅力は当時のままです。
また、タイヤ交換を容易にするための片持ちフロントサスペンションは、もはや伝統ともいえるでしょう。
高い機能性を誇る国産ラグジュアリースクーター
このようなベスパの魅力と現在の技術を融合させたのが「GTSスーパー150」です。
GTSスーパー150は、基本的なデザインはこれまでのベスパをモチーフにし、クラシカルさと可愛さを融合させたベスパならではのイタリアならではのデザインが最大の魅力です。
エンジンは昔の2ストから4ストに変更され、155ccの排気量からは14.4HPを発生します。
さらにアイドリングストップ機能だけでなく、トラクションコントロール機能を備えるなど、走行性能と環境性能を底上げしています。
ほかにも灯火類はフルLED化のほかスマートキーが採用されるなど、現在の最新スクーターならでは装備が数多く搭載されました。
一方で、ホンダPCX 160はコンパクトながらもフロントカウルからリアカウルまでエッジを効かせた洗練されたデザインが特徴です。
フロントの灯火器類はフロントマスクを取り囲むように配置され、すべてLED化されています。
また、メーターも近未来を感じさせるもので、フルデジタルメーターは横に広くとられ視認性も高いといえます。
最新装備はGTSスーパー150同様にアイドリングストップ機能の他、スマートキーにも対応しているので、装備面においても不便を感じることはないでしょう。
そして、国産スクーターならではの便利機能がシート下の収納スペースで、30Lの容量はヘルメットを収納しても余裕があるほどの広大なスペースです。
エンジンは156ccで最高出力15.8㎰は、高速道路においても走行車線なら不満のないスペックといえます。
※ ※ ※
見た目は大きく違えど、中身は市街地走行から高速巡行まで快適にこなす軽二輪スクーターの2台。
なお、価格はGTSスーパー150が64万9000円、PCX 160が41万2500円となっています。
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みんなのコメント
新しいPCXがでると新しい方がカッコよく思えてしまいます。
その点、現時点ではベスパはほぼデザインが変わらないのでその点は良いです。
やはりシート下の収納はPCXの方が断然大きいのでヘルメット収納を
毎回する場合は便利ではありますが
ベスパは足元のスペースが広くコンビニにフックにそこそこ大きなカバンをかけても
邪魔にはなりませんのでこれも結構便利です。
後方から見る姿がベスパGTSはお尻の膨らみがあるデザインでPCXより大きく見えるためか
自動車が真横スレスレで通り過ぎる割合は少ない様に思います。
昔に比べ動力性能等の差はあまり変わらないと思います。
PCXは200ccあってもいいんじゃないかな?安定性が優れてるから
そしてフォルツァは欧州の350ccモデルのみ販売でいい、250は全然売れてないんだから