現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ライバルはルノー5! ニオ(Nio)が低価格EVブランド「ファイアフライ」公開 欧州に重点

ここから本文です

ライバルはルノー5! ニオ(Nio)が低価格EVブランド「ファイアフライ」公開 欧州に重点

掲載 7
ライバルはルノー5! ニオ(Nio)が低価格EVブランド「ファイアフライ」公開 欧州に重点

本国では約315万円から発売

中国の自動車メーカーであるニオ(Nio)は、低価格EVに焦点を当てた欧州向けの新ブランド「ファイアフライ(Firefly)」のプロトタイプを発表した。

【画像】「蛍」のように人を魅了する存在へ【新ブランド「ファイアフライ」のプロトタイプを写真で見る】 全4枚

現時点では車名は伏せられているが、「小型スマート高級EV」と銘打たれた電動ハッチバックで、BYDドルフィンやルノー5 Eテックのライバルとなるだろう。

まず4月に中国市場で発売され、その後まもなく欧州でも発売される予定だが、具体的な導入時期はまだ定かではない。欧州連合(EU)とは異なり、中国製EVに追加関税を課していない英国で最初に発売される可能性がある。

中国での価格は1万6000ポンド(約315万円)相当からだが、欧州ではさらに高くなりそうだ。それでも、EVとしては低価格であることは間違いない。

3つの円からなるヘッドライトとリアランプなど、ライバル車とは一線を画す個性的なデザインが採用されている。かつてBMWやフォードに勤めた経験もあるデザイン責任者のクリス・トマソン氏は、「良いものはすべて3つセットになっている」と語った。

また、空気抵抗を抑えて航続距離を確保するために、ショートオーバーハングとわずかに傾斜したルーフラインを備えている。仕様の詳細は未公表だが、画像では、タッチスクリーンを中心とする合皮張りの内装や電動調整シート、死角カメラなどの装備が確認できる。

デザインについてトマソン氏は、「シンプルでありながら象徴的なもの、すなわち蛍(英:Firefly)から着想を得た。ホタルは小さく、活気に満ち、人を魅了する。それが我々のデザインのDNAの基礎となった」と話す。

特徴の1つに、量産EVとして最大級の92Lの容量を誇るフランクがある。比較すると、テスラ・モデル3の容量よりも5L大きい。さらに排水機能も備わっていることから、ニオの会長であるウィリアム・リー氏は冗談交じりに、魚も収納できると宣言した。リアのトランクスペースはまだ確認されていないが、後部座席を折りたたむと最大1250Lまで拡大できる。座席を立てた状態では、ルノー5の277Lと同程度になると思われる。

最高出力、航続距離、バッテリーサイズなど、パワートレインや性能の詳細はまだ発表されていないが、交換式バッテリーが採用される可能性もある。ニオは以前、小型EV向けのバッテリー交換プラットフォームを開発中であることを明かしている。しかし、専用の交換ステーションのネットワーク構築という課題があり、ニオの欧州展開が遅れている主な要因となっている。

ニオによると、このモデルの最小回転半径は4.7mで、都市部での使いやすさに重点を置いているという。

同社の年次イベント「Nio Day」で、リー氏はファイアフライについて「より幅広い層にサービスを提供するための手段」であり、創業10年のニオに新たな顧客をもたらすものだと述べた。

また、同氏は「ファイアフライブランドが蛍のように人々の好奇心を刺激する」と展望を語り、「蛍はどこにでもいる。我々は世界中の人々のために最高の小型車を造りたい」とした。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

全長3.8m! 新型コンパクトカー「ヒョンデ インスター」日本初公開へ! 2025年春発売の小型モデルはカクカク“SUV風”デザイン×上質インテリア採用! オートサロンで披露へ
全長3.8m! 新型コンパクトカー「ヒョンデ インスター」日本初公開へ! 2025年春発売の小型モデルはカクカク“SUV風”デザイン×上質インテリア採用! オートサロンで披露へ
くるまのニュース
【アルファードとレクサスLMに挑む!】新型メルセデス・ベンツVクラスがライバルに勝る部分とは
【アルファードとレクサスLMに挑む!】新型メルセデス・ベンツVクラスがライバルに勝る部分とは
AUTOCAR JAPAN
BMW「M5ツーリング」日本初上陸!727馬力、M専用PHEVシステム搭載の高性能ワゴン
BMW「M5ツーリング」日本初上陸!727馬力、M専用PHEVシステム搭載の高性能ワゴン
グーネット
この世界に必要なワゴン! ボルボV60 B4へ試乗 クラス最大級の荷室 2025年にも不満ナシ
この世界に必要なワゴン! ボルボV60 B4へ試乗 クラス最大級の荷室 2025年にも不満ナシ
AUTOCAR JAPAN
【新車情報】ホンダの新車の小型セダンが150万円以下で買える!マジか?「ホンダ アメイズ」日本にも導入して!新着情報をお届け!
【新車情報】ホンダの新車の小型セダンが150万円以下で買える!マジか?「ホンダ アメイズ」日本にも導入して!新着情報をお届け!
AutoBild Japan
シトロエンC3の低価格プラットフォーム、C4など上位車種にも導入 販売に弾み
シトロエンC3の低価格プラットフォーム、C4など上位車種にも導入 販売に弾み
AUTOCAR JAPAN
ジープ初のグローバルEV『ワゴニアS』、2025年1月米国発売へ
ジープ初のグローバルEV『ワゴニアS』、2025年1月米国発売へ
レスポンス
【オーストラリア】トヨタ新型「ランドクルーザープラド」登場! カクカクボディ&「旧型デザイン」の「カカドゥ」がカッコイイ! 「Vアクティブテクノロジー」搭載!? 日本仕様と何が違う?
【オーストラリア】トヨタ新型「ランドクルーザープラド」登場! カクカクボディ&「旧型デザイン」の「カカドゥ」がカッコイイ! 「Vアクティブテクノロジー」搭載!? 日本仕様と何が違う?
くるまのニュース
【インド】全長5m級! トヨタ新型「カムリ」発表! 伝統の「FF最大・最上級セダン」が登場! 斬新“サメ顔”採用した「11代目モデル」の姿とは!
【インド】全長5m級! トヨタ新型「カムリ」発表! 伝統の「FF最大・最上級セダン」が登場! 斬新“サメ顔”採用した「11代目モデル」の姿とは!
くるまのニュース
EVの加速性能は危ない? ガソリン車から乗り換えるときの安全性に疑問
EVの加速性能は危ない? ガソリン車から乗り換えるときの安全性に疑問
AUTOCAR JAPAN
【中国】トヨタ「ハリアー“リンファン”」に注目! 「最も美しいSUV」と言われるモデルは日本の「ハリアー」とどう違う? 日本円で「約60万円値下げ」実施の「流麗SUV」とは?
【中国】トヨタ「ハリアー“リンファン”」に注目! 「最も美しいSUV」と言われるモデルは日本の「ハリアー」とどう違う? 日本円で「約60万円値下げ」実施の「流麗SUV」とは?
くるまのニュース
日産が北米専用ラグジュアリーSUV「ムラーノ」の価格発表! 2リッターVCターボエンジンを搭載する新型の価格は⁉︎
日産が北米専用ラグジュアリーSUV「ムラーノ」の価格発表! 2リッターVCターボエンジンを搭載する新型の価格は⁉︎
VAGUE
ホンダの新開発ハイブリッドが本命!!! 2030年以降次期フィットと次期ノートが一緒になっちゃう???【ホンダ・日産考察】
ホンダの新開発ハイブリッドが本命!!! 2030年以降次期フィットと次期ノートが一緒になっちゃう???【ホンダ・日産考察】
ベストカーWeb
【米国】トヨタ「カローラ“FX”」20年ぶり復活! 「専用エアロ」×走りの“スポーツサス”採用! レトロ&スポーティな「旧型オマージュ仕様」が登場 どんなモデル?
【米国】トヨタ「カローラ“FX”」20年ぶり復活! 「専用エアロ」×走りの“スポーツサス”採用! レトロ&スポーティな「旧型オマージュ仕様」が登場 どんなモデル?
くるまのニュース
【カナダ】日産新「キックス」2025年モデル登場! 4.3mボディに史上初「疲れにくいシート」&“独自の4WD”採用! “広くなった室内空間”も魅力の「最新コンパクトSUV」実車展示へ!
【カナダ】日産新「キックス」2025年モデル登場! 4.3mボディに史上初「疲れにくいシート」&“独自の4WD”採用! “広くなった室内空間”も魅力の「最新コンパクトSUV」実車展示へ!
くるまのニュース
8人乗り&4人乗り登場! トヨタ新「アルファード/ヴェルファイア」発表! 安いグレード&PHEV追加で価格差550万円!? 一部改良何が変わった? さらなる豪華仕様も
8人乗り&4人乗り登場! トヨタ新「アルファード/ヴェルファイア」発表! 安いグレード&PHEV追加で価格差550万円!? 一部改良何が変わった? さらなる豪華仕様も
くるまのニュース
トヨタ『C-HR』、欧州販売100万台達成へ…日本にない2代目には初のPHEV設定
トヨタ『C-HR』、欧州販売100万台達成へ…日本にない2代目には初のPHEV設定
レスポンス
DSの新世代セダン『N°8』、ブリュッセルモーターショー2025で世界初公開へ
DSの新世代セダン『N°8』、ブリュッセルモーターショー2025で世界初公開へ
レスポンス

みんなのコメント

7件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

531.3725.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

239.0669.0万円

中古車を検索
モデル3の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

531.3725.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

239.0669.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村