■中国で披露された新型「クラウンセダン」 世界有数のセダン市場でどうなる?
2022年7月に世界初公開されたトヨタの16代目となる新型「クラウン」。新たに「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」といったボディタイプを設定します。
そうしたなかで伝統の正統派セダンを継承する「クラウンセダン」は、中国でも展開されることが明かされていますが、どうのような展開となるのでしょうか。
【画像】クラウンは「セダン」が良い? レクサス「LS」並の存在感! 正統派デザインを見る(40枚)
新型クラウンシリーズの第1弾である「クロスオーバー」が2022年9月に発売されてからおよそ6か月、街を走る姿を見かける機会も徐々に増えてきました。
今後は、2023年に「スポーツ」「セダン」「エステート」の3種類が追加されることが明らかにされています。
そのなかでセダンを継承する新型クラウンセダンについて、ワールドプレミア時には「新たなフォーマル表現でショーファーニーズにも応える正統派セダン」として登場するといい、ボディサイズは全長5030mm×全幅1890mm×全高1470mm、ホイールベース3000mmという情報のみが公開されています。
また2022年12月に中国で開催された広州モーターショーに新型クラウンセダンがお披露目されています。
広州ショーでクロスオーバー(中国名:クラウン スポーツクロス)と並んで出展された新型クラウセダンは、一見すると日本国内で発表されたものと同じもののように見えます。
しかし、よく見ると、広州モーターショーに出展された個体には、左後方部にフューエルリッドが備わっており、内燃機関を持つモデルであることが暗示されていました。
これまでのクラウンは、日本国内を中心に販売されており、海外では中国でも長く展開されてきました。
一方、新型クラウンシリーズは、グローバルモデルとして世界の主要市場で販売されることが決定しています。
その中核を担うのはクラウンクロスオーバーですが、それ以外のボディタイプについても、順次主要市場へ投入される見込みです。
そのなかでも、世界最大の新車販売市場である中国は新型クラウンシリーズにとって最も重要な市場のひとつとなります。
すでに販売が開始されたクラウンクロスオーバーに期待がかかることはもちろんですが、世界有数のセダン市場である中国で新型クラウンセダンがどのように評価されていくのかにも注目が集まります。
■中国で「セダン」は成功する?その勝算と懸念点とは
中国における2022年の新車販売台数ランキング上位10モデルのうち、6モデルがセダンです。
このような追い風のなか、中国で新型クラウンセダンが市場投入されるとどうなるのでしょうか。現地に住む自動車メーカー関係者は次のように話します。
「広大な国土を持つ中国は、北部と南部、あるいは沿岸部と内陸部では、人々の趣味嗜好も大きく異なります。
その上で、日本車の人気が特に高いのは、広州を中心とした南部や沿岸部です。
これらの地域のユーザーは、日本に対しても親しみを持っており、日本で高いブランド力を誇るクラウンについても高い関心を持っているようです。
実際、歴代のクラウンの一部は『皇冠』の名で中国でも販売されていたほか、現地生産が行なわれていたこともあります。
中国では伝統的にセダン人気が高いことも合わせて、新型クラウンの『セダン』が一定の成功を収める可能性は高いと思います」
一方、懸念すべき点も少なくないと言います。
「現在、中国全体で日本車が苦戦しています。
足元では、2022年末で補助金施策が終了したことによる反動の影響と言えますが、中長期的視点で言えば、中国メーカーの躍進が背景にあると考えられます。
近年では、大手自動車メーカーに加えて、BEVやPHEVなどの『新エネ車』を専門とした新興メーカーも多く登場しており、魅力的なモデルが続々と登場しています。
中国汽車工業協会の発表によれば、2022年の中国の新車販売台数のうち、およそ半数を中国メーカーが占めるほどまでに成長しています。
中国の自動車メーカーが、中国人のために開発したクルマは、やはり中国人によく受け入れられています。
中国車の品質も大きく向上しているなかで、新型クラウンセダンが立ち向かうには、これまで築いたブランド力以外の武器が必要となるかもしれません」
※ ※ ※
中国では3列シートSUVの「ハイランダー」や、高級ミニバンの「ヴェルファイア」にも「クラウン」の名前を冠し、それぞれ「クラウンクルーガー」や「クラウンヴェルファイア」として販売されています。
つまり、中国における「クラウン」とは、単一のモデル名ではなく、トヨタの高級車を示すサブブランドのような位置づけとなっていることがわかります。
躍進している中国車に対して新型クラウンセダンが立ち向かうためには、「セダン」以外も含めた「クラウンブランド」の価値をどのように訴求していくかが鍵になりそうです。
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乗ってるヤツのセンス疑うわ