現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ワゴンにSUVになんとワンボックスも参戦ってマジか!? 異色すぎるモータースポーツマシン4選

ここから本文です

ワゴンにSUVになんとワンボックスも参戦ってマジか!? 異色すぎるモータースポーツマシン4選

掲載 7
ワゴンにSUVになんとワンボックスも参戦ってマジか!? 異色すぎるモータースポーツマシン4選

 この記事をまとめると

■モータースポーツには時にアンバランスとも思えるようなマシンが投入されることもある

迫力はF1を凌ぐ! マシンの重量は5トン! 巨大トレーラーヘッドだらけの「ガチレース」が開催されていた

■かつてニュルブルクリンク24時間レースには「トヨタC-HRレーシング」が参戦した

■ほかにもベントレー・ベンテイガやスバル・レヴォーグ、トヨタハイエースなどがレースに投入された

 シャコタンのC-HRはもはやSUVには見えない

 レーシングカーと言えば、フォーミュラカーを思い浮かべる人もいれば、2ドアのスポーツカーをベースとしたGTカー、あるいは4ドアのツーリングカーを思い浮かべる人もいるだろう。しかし、時としてモータースポーツにはアンバランスと思えるようなマシンがメジャーなイベントに登場することも少なくはない。

 筆者が最初に「?」と思ったマシンが、トヨタのコンパクトSUV「C-HR」だ。2016年のニュルブルクリンク24時間レースにトヨタGAZOOレーシングが発売前の開発モデル「トヨタC-HRレーシング」を投入。

 車高が低く、リヤウイングを筆頭に大きなエアロパーツを備えていたことから、ぱっと見はコンパクトハッチのような雰囲気だったが、それでも、スーパーカーやピュアスポーツカーが集うニュルブルクリンク24時間レースの会場では独特なシルエットが異彩を放っていた。

 とはいえ、その走りはスポーティで、1200ccターボの小排気量エンジンながら、リズミカルなフットワークを披露。

 途中、ガス欠でストップするシーンも見られたが、ほぼノントラブルで過酷な24時間を走破し、総合84位、SP2Tクラスで3位入賞を果たした。

 素晴らしいコーナリングを見せてくれるハイエースがあった

 SUVでモータースポーツ……という部分では、2018年のパイクスピーク・インタナーナショナル・ヒルクライムでもアンバランスな一台が注目を集めていた。同年のパイクスピークといえば、フォルクスワーゲンがコースレコードを塗り替えるべく、EVレーシングカーの「I.D.Rパイクスピーク」を投入。筆者も同モデルを取材すべく、現地を訪れており、7分57秒148という史上初の8分切りを果たした瞬間を見届けていたのだが、その十数分後に頂上へ駆け抜けてきたマシンにも軽い衝撃を受けていた。

 同大会にはベントレーが6000ccのW12エンジンを搭載したSUV「ベンテイガ」を投入しており、リース・ミレンがほぼノーマル状態の同モデルで10分49秒9をマーク。市販SUV車の記録を更新することに成功していた。

 2400kgを上まわる超重量級のマシンとなっていることから、そのフットワークにキビキビとした瞬発力はなかったが、それでも600馬力オーバーのパワーを持つことから迫力満点で、シャッターを切りながら、ベンテイガの走りに感心していた。

 また、イギリスの人気ツーリングカーレース、BTCCでは、2016年から2019年にかけてスバルのスポーツワゴン「レヴォーグGT」が活躍。

 筆者はラストイヤーの2019年に同モデルを取材していたのだが、FRにレイアウトを変更した同モデルは安定した走りを披露。空力の開発には苦労を強いられていたようだが、ボクサーエンジンが心地よいサウンドを響かせながら、抜群のコーナリングを披露していた。

 そして、モータースポーツに不釣り合いなマシンの代表と言えるのが、商用車としても人気のトヨタのワンボックスカー「ハイエース」だと言えるだろう。CASTレーシングが2021年より全日本ラリー選手権に2台のハイエースを投入。

 同モデルは2000ccのガソリンエンジン搭載車ゆえに、パワー不足は否めないが、それでも巨体に似合わず、素晴らしいコーナリングを披露するだけに、あまりのアンバランス感から、初めて見た時は脳みそが軽くバグるほどの衝撃を受けていた。

 しかも、同モデルはターマックだけでなく、グラベルでも活躍しているから面白い。残念ながらハイエースは現在の車両規定およびクラス区分に当てはまらないことから、オープンクラスでの参戦となっているが、もはや全日本ラリーの名物車両のような存在となっているのである。

こんな記事も読まれています

1000万円超!超豪華なトヨタ「ハイラックス 車中泊仕様」実車展示! シャワールームも完備で贅沢な“大人の秘密基地モデル”とは?
1000万円超!超豪華なトヨタ「ハイラックス 車中泊仕様」実車展示! シャワールームも完備で贅沢な“大人の秘密基地モデル”とは?
くるまのニュース
モノフォルムを継承しつつ見る者を魅了するプリウス…青山尚暉【日本カーオブザイヤー2023-2024】
モノフォルムを継承しつつ見る者を魅了するプリウス…青山尚暉【日本カーオブザイヤー2023-2024】
レスポンス
東名高速、年末年始の渋滞は最大40km! ピークは下り29日、上り2日の予測 【年末年始 渋滞予測2023-2024】
東名高速、年末年始の渋滞は最大40km! ピークは下り29日、上り2日の予測 【年末年始 渋滞予測2023-2024】
くるくら
「ミリ」に「インチ」、「ps」や「kW」「CV」「HP」などなど、クルマ関連に関わらず様々な単位が混在しているワケとは?
「ミリ」に「インチ」、「ps」や「kW」「CV」「HP」などなど、クルマ関連に関わらず様々な単位が混在しているワケとは?
LE VOLANT CARSMEET WEB
乗って、食べて、楽しんで・・・・・・移動で得られる感動体験!<br>クルマとご飯。
乗って、食べて、楽しんで・・・・・・移動で得られる感動体験!<br>クルマとご飯。
グーネット
移動を豊か、便利にするモビリティが満載<br>「小型モビリティ」で広がる移動の楽しさ
移動を豊か、便利にするモビリティが満載<br>「小型モビリティ」で広がる移動の楽しさ
グーネット
新幹線で往復6時間かけて購入!タフでワイルドなアイアンハートのデニムジーンズがバイク乗りに超オススメな件【レビュー】
新幹線で往復6時間かけて購入!タフでワイルドなアイアンハートのデニムジーンズがバイク乗りに超オススメな件【レビュー】
WEBヤングマシン
キャンパーアルトピアーノ ミニ、初の首位獲得…キャンピングカーランキング 11月
キャンパーアルトピアーノ ミニ、初の首位獲得…キャンピングカーランキング 11月
レスポンス
KONDO RACINGからSFテスト参加の高星明誠が語る、この経験がスーパーGTに活きる理由
KONDO RACINGからSFテスト参加の高星明誠が語る、この経験がスーパーGTに活きる理由
motorsport.com 日本版
【速報】「2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤー」はトヨタ・プリウスに決定!
【速報】「2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤー」はトヨタ・プリウスに決定!
WEB CARTOP
4WDも選べるようになった【スズキ スペーシア 車いす移動車】
4WDも選べるようになった【スズキ スペーシア 車いす移動車】
Believe Japan
トラックからまさかのバンボディ化!アオシマ製プラモ「TT2型サンバー」をディアスに改造・前編【モデルカーズ】
トラックからまさかのバンボディ化!アオシマ製プラモ「TT2型サンバー」をディアスに改造・前編【モデルカーズ】
LE VOLANT CARSMEET WEB
Montagna が2024年春の新製品「LEDアウトドアロープライト」など4アイテムを公開!
Montagna が2024年春の新製品「LEDアウトドアロープライト」など4アイテムを公開!
バイクブロス
【2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤー】「今年の一台」はトヨタ『プリウス』に決定!3度目の受賞 輸入車はBMW『X1』に
【2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤー】「今年の一台」はトヨタ『プリウス』に決定!3度目の受賞 輸入車はBMW『X1』に
レスポンス
【トライアンフ】12/8~3/31まで「TIGER 1200 ご購入サポートキャンペーン」を実施 
【トライアンフ】12/8~3/31まで「TIGER 1200 ご購入サポートキャンペーン」を実施 
バイクブロス
『サイバートラック』の航続を4割増の756kmに、テスラが「レンジエクステンダー」設定へ
『サイバートラック』の航続を4割増の756kmに、テスラが「レンジエクステンダー」設定へ
レスポンス
トヨタが新型「正統派セダン」初公開! 斬新サメ顔の新型「カムリ」“国内で復活希望”の声も!? 米国仕様の反響は?
トヨタが新型「正統派セダン」初公開! 斬新サメ顔の新型「カムリ」“国内で復活希望”の声も!? 米国仕様の反響は?
くるまのニュース
ダンロップ「SPORTMAX Q5A」 ハイグリップタイヤ「SPORTMAX Q5」のパターンを融合した新型モデル登場
ダンロップ「SPORTMAX Q5A」 ハイグリップタイヤ「SPORTMAX Q5」のパターンを融合した新型モデル登場
バイクのニュース

みんなのコメント

7件
  • BTCCには昔からボルボが850エステートを走らせていたけど。
  • ラリーならわりと何でもあり。カミオンクラスってトラック走らせるカテゴリーもあるし。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

239.2302.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

108.0418.0万円

中古車を検索
C-HRの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?

あなたの愛車いまいくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで! 登録してお得なクーポンを獲得しよう
マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

239.2302.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

108.0418.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車いまいくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村