今年ウイリアムズへ移籍したカルロス・サインツJr.は、自身の2025年開幕戦こそクラッシュと厳しい結果に終わったが、その後もチームの戦略決定において大きな役割を果たし、コンビを組むアレクサンダー・アルボンの上位入賞を手助けしていたようだ。
ウイリアムズはプレシーズンテストで見せた勢いそのまま、開幕戦オーストラリアGPの予選Q3に2台で進出。サインツJr.も良い流れで、新天地での初レースを10番グリッドからスタートした。
■F1分析|角田裕毅のレーシングブルズ、戦略失敗。雨脚強まる中……ステイアウトを許容できたのは46周目まで
しかしオープニングラップにアルピーヌのジャック・ドゥーハンがクラッシュしたことでセーフティカー出動が宣言された後、サインツJr.も最終コーナーでスピン。そのままレースを終えることとなった。
ウイリアムズ曰く、サインツJr.のスピンはセーフティカーモードで走行中のギヤボックスのマッピング特性によるモノだという。
「少々奇妙だった。もっと調べてみる必要がある」とウイリアムズのジェームス・ボウルズ代表はSky Sports F1に語った。
「事実上、スロットルを開けた状態でのシフトアップだったが、その時点では彼が予想していた以上のトルクがかかってしまった」
マシンを降りたサインツJr.はそのまま空港に向かうことはなく、エンジニアたちと共にアルボンのレースを見守った。
アルボンは6番グリッドから57周のレースをスタートし、路面が徐々に乾き始める中で、角田裕毅(レーシングブルズ)のひとつ後方、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)のひとつ前となる7番手を走行していた。
アストンマーティンのフェルナンド・アロンソがレース中盤にクラッシュを喫したことでセーフティカー出動が再び宣言されたことで、アルボンは角田やハミルトンと同じく33周目にピットイン。スリックタイヤに履き替えたが、44周目から再び雨が降り出した。
しかし雨雲レーダーは短期的な雨と示していたため、もう一度ピットに戻りインターミディエイトタイヤを履くべきかどうか、全チームが難しい決断に迫られた。真っ先にピットへ飛び込んだのは、雨に足を取られたレースリーダーのランド・ノリス(マクラーレン)。そこにジョージ・ラッセル(メルセデス)、そしてアルボンが続いた。
「ピットストップの戦略も完璧だった。彼らにはよくやったと言いたい」とボウルズ代表は語った。
「戦略に関しては、我々には今回ストラテジストがもうひとりいた。それがカルロスだ」
「カルロスの洞察力は、インターミディエイトへの交換において大いに役立った」
「多くのチームが『確証はないが、ステイアウトで頑張ってみるか?』となっているのを見たと思う。しかしカルロスは『最後の数コーナーがあの状態なら生き残れない』と断固として主張していた。そして彼の言う通りだった。彼は我々をその方向に導いてくれた」
ウイリアムズとは対照的に、アルボンとポジションを争ったフェラーリは両ドライバーにステイアウトを指示。角田もスリックタイヤで3周粘ったが、コンディションはサインツJr.の言う通り悪化の一途を辿った。アルボンはこれで4番手浮上し、最終的にメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリに交わされたものの、5位で貴重な10ポイントを掴んだ。
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いけないね。