■なぜクルマのマスクを開発?
2020年は世界的に新型コロナウイルス感染症が流行し、人々の日常生活や企業の業績にも影響が及ぼすほどの事態となっています。
そうしたコロナ禍において人々に定着した習慣として「マスクの着用」が挙げられますが、今回ホンダはクルマ用のマスクとなる「くるますく」を開発したといいます。どのような代物なのでしょうか。
【画像】車にもマスク着用! くるますくの実態を見る!(28枚)
感染対策の一環として今では習慣化したマスクの着用。2020年冬にもその習慣は継続されたこともあり、コロナ以外にもインフルエンザや従来の風邪も例年より減少傾向にあるといわれています。
そうしたなかで、自動車メーカーのホンダはクルマのエアクリーンフィルター用抗ウイルス用品として「くるますく」を開発し、2020年12月25日から発売されるマイナーチェンジモデルの軽自動車「N-BOX」に合わせて展開します。
この「くるますく」は、車内標準装備のエアクリーンフィルターの上部に重ねて装着することで、車内空間に浮遊しているウイルス飛沫をエアコン内気循環でキャッチし、特殊表面形状でウイルスにダメージを与えて減少させる製品です。
商品化にあたっては、ホンダの四輪事業本部ものづくりセンターで開発し、ホンダアクセスから純正アクセサリーとして販売されます。
開発の経緯について、「くるますく」の開発担当者は次のように話します。
「コロナ禍においてホンダがモビリティ会社として『社会貢献をしたい!』という想いから、従来のクルマを活用する形で感染者搬送車両を研究してきました。
その後、これらを担当したチームが社内ワーキングを重ねたなかで、ホンダユーザーにもっと安心を届けたいというひとつのアイデアとして、エアクリーンフィルターを活用した抗ウイルスフィルターの開発に至りました。
従来の製品開発はある程度の年月を必要としますが、売れ筋モデルのN-BOXのマイナーチェンジやウイルスの感染拡大時期となる冬(12月)に出したいという想いから短期の開発をおこないました」
※ ※ ※
今回の「くるますく」は、北里環境科学センターでのテストもおこなわれており、1立方メートルの状況下では車内空間に浮遊しているウイルス飛沫をエアコンの内気循環により15分で99.8%以上除去することがわかっています。
なお、クルマの錆止めに使用されるリン酸亜鉛化成処理を活用した新たな抗ウイルス技術となり、薬剤を使用しないため耐性ウイルスが生じるリスクが少なく環境に優しい製品です。
今後、N-BOX以外の製品展開に関しては、順次他車種での効果をテストとして適用を拡大していくといいます。
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みんなのコメント
ホンダははっきりとコロナウィルスへの効果は検証していませんと発表していましたが、マスゴミが勝手に大衆をミスリードしてくれたらホンダの責任じゃないですもんね。