■日本未導入の「ハイラックスチャンプ」が2台も登場!
2024年7月5日から7月7日まで、Gメッセ群馬(群馬県高崎市)にて「群馬パーツショー 2024」が開催されました。
会場には日本で未発売のトヨタ新型「ハイラックスチャンプ」の異なる仕様が2台展示されていましたが、どういったクルマなのでしょうか。
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ハイラックス チャンプは、アジアの経済に貢献することを目指して現地のエンジニアと開発されたモデルです。
コンセプトモデルとなる「IMV0」は、2022年12月にタイ・バンコクで開催された「トヨタの60周年記念式典」にて世界初公開。その後2023年11月27日に、タイでハイラックス チャンプの名で正式発表、受注が開始されました。
ラインナップは、ショートホイールベースとロングホイールベースの2種類を設定。
エンジンは、2リッターガソリンエンジン、2.7リッターガソリンエンジン、2.4リッターディーゼルエンジンの3タイプを用意。6速AT/5速MTが設定されており、駆動方式は2WDです。
デッキには装備品を装着しないタイプも選択できるなど、用途に合わせて多彩なバリエーションからの選択も可能に。
タイでは50万バーツ前後(約220万円)で販売されています。
日本では未だ未導入のハイラックス チャンプですが、かつて「ジャパンモビリティショー2023」ではIMV0として、「東京オートサロン2024」ではハイラックス チャンプとしてそれぞれ展示されました。
そんななか今回の群馬パーツショー 2024では、タイから持ち込まれたロングホイールベース、ショートホイールベースの2台が実車展示されました。
ロングホイールベースには荷台にオフロードバイクを載せた状態で展示され、ショートホイールベースには、ルーフテントやキッチンが格納されているボックスが装備。
ルーフにはテントも備わり、キャンプ仕様として提案するような展示となっていました。
実車について、担当者は以下のように話します。
「ロングホイールベースは2024年のオートサロンで展示していますが、ショートホイールベースでキャンプ仕様に架装して展示したのは今回が初めてです。
キャンプ仕様のほうには、中が台所キッチンセット、上では寝られるような1台でキャンプできる、いわゆるオーバーランド仕様になっています」
タイのクルマを日本で展示しようと思った理由について聞いてみると、「日本のお客さまにこういった世界観もあるよとご紹介しようというのが目的です」と話していました。
※ ※ ※
今回の実車展示の反響や今後について、前出の担当者は以下のように話します。
「ロングホイールベースの車両は、2024年のオートサロンでは何も載せないままで展示していました。
今回は参考としてバイクを積んでいる仕様にしてみましたが、何も載せずに展示していた時のほうが『あれ載せるのいいよね』『これも』と、いろいろ想像できたりお話が聞けた印象です。
お仕事はもちろん、プライベートでも使いたいというお客さまを発掘していきたいと思っているので、これからもいろんな使い方、遊び方をこちらから提案できればと思っています。
日本にないクルマなので、世界観をご紹介させていただきながら、お客さまからさまざまなお声をいただいて、今後の展示内容などにも活かしていければと思っています」
なお日本導入については「このような場所でのお客様の反応次第」としており、今後の動向が期待されます。
会場では、新型ハイラックス チャンプを興味深そうに眺めたり、写真を撮ったりなど、多くの人が車両を囲んでおり、注目の高い様子がうかがえました。
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