■マツダ車をベースにした「フェラーリ”軽”」とは
7月5日に公開となった映画「フェラーリ」は、イタリアの高級自動車メーカー「フェラーリ」を創業したエンツォ・フェラーリの晩年の姿を描いており、同社の車が名車として世界中から羨望を集める理由の一部を知ることができます。
【画像】超カッコイイ! マツダの「フェラーリ”軽”」を画像で見る(32枚)
そんな憧れフェラーリだけに、それをモチーフにしたカスタムカーも多く登場しています。今回紹介するリバティーウォークが開発した「LB40 AZ-1」も、そんな車両の1台です。
1987年9月のジュネーブモーターショーで発表されたフェラーリ「F40」は、同社の創設40周年を記念して作られた特別なモデルです。
注目したいのはそのスペック。パワートレインには、最高出力478馬力を発揮する3リッターV型8気筒ツインターボエンジンをミッドに搭載。さらにカーボンファイバーを始めとするさまざまな軽量素材を用いることで、1250kgという脅威の軽さを獲得しました。その結果、F40の最高速度は時速324キロにも到達します。
凄まじい性能を持つ一方、F40の操作性はプロのF1ドライバーさえ持て余すほどだったそうです。これは「そのままでレースに出られる市販車をつくる」というエンツォの夢に沿って作られたためでした。
内装についても、レッドのクロス張りのスポーツシートやフェルト貼りのダッシュボードなど、非常にスパルタンな装いになっていました。
そんなF40をマツダの軽自動車で再現した「LB40 AZ-1」を展開したのは「昭和の街道レーサー」「ワークススタイル」などをテーマに、日本らしいカスタムカーカルチャー「改造」を掲げるリバティーウォークです。
ベースになっているのは、過去にマツダが生産していた2ドアの軽ミッドシップスポーツカー「AZ-1」。車体のサイズこそ小さめになっていますが、外観自体はF40のスタイリッシュさを見事に再現しています。
一方、ドアの開閉方式自体はAZ-1で採用していた「ガルウイングドア」方式を残しています。
しかしながらAZ-1から引き継いだ可愛さも残っており、全体的には非常に魅力的なクルマに仕上がっています。
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