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マツダ「RX-7」次期モデル登場に期待! 美しすぎる「新型ロータリースポーツカー」世界初公開! 次世代「魂動デザイン」の凄さとは

掲載 更新 140
マツダ「RX-7」次期モデル登場に期待! 美しすぎる「新型ロータリースポーツカー」世界初公開! 次世代「魂動デザイン」の凄さとは

■ロータリーEVシステムを搭載した新型スポーツカーコンセプト

 マツダは2023年10月25日、コンパクトスポーツカーコンセプト「MAZDA ICONIC SP(マツダアイコニック エスピー、以下アイコニックSP)」を世界初公開しました。
 
 第1回「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー2023:JMS2023)」会場でお披露目されたアイコニックSPは、また新たなデザイン性をみせますが、その狙いについて話を聞きました。

【画像】「えっ…!」めちゃカッコいい! マツダ「新型ロータリースポーツカー」を画像で見る(50枚以上)

 アイコニックSPのボディタイプは、2人乗りのクーペです。

 ボディサイズは、全長4180mm×全幅1850mm×全高1150mm、ホイールベース2590mm。車両重量は1450kgで、コンパクトなボディを特徴とします。

 パワートレインは、水素など様々な燃料を燃やせる拡張性の高いロータリーエンジンを活用した「2ローターRotary-EVシステム」を搭載し、最高出力は370PSを発揮します。

 カーボンニュートラル燃料で発電するとともに、搭載バッテリーも再生可能エネルギー由来の電力で充電すると、実質カーボンニュートラルでの走行が可能です。

 JMS2023のマツダブースで初公開されたアイコニックSPを目の当たりにすると、シンプルかつ滑らかなフォルムが印象的です。

 これまでマツダでは、次世代ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」を搭載したクーペのコンセプトカーとして、2015年の「東京モーターショー」に「RXビジョン」を出展しています。

 当時マツダが提案したFRスポーツカーコンセプトは、次世代ロータリーエンジン搭載という点で話題を呼びましたが、美しいスタイリングについても、国内外で高い評価を集めました。

 それから8年が経過し、新たに登場したロータリーエンジン搭載のアイコニックSPに込めた狙いとは、どこにあるのでしょう。

 プロトタイプモデルや量産先行デザインなどを担当する、マツダ デザイン本部 アドバンスドデザインスタジオの部長 兼 チーフデザイナー、岩尾 典史氏に話を聞きました。

「アイコニックSPは、マツダの未来のかたちを示しました。

 車名は文字通りマツダの象徴(アイコニック)を指し、SPは“スピリット”そして“スポーツ”を意味しています。

 これまでのコンセプトカーのように“●●ビジョン(VISION:未来像)”とはせず、将来EV時代になっても、スポーツカーのデザインがマツダのアイコンとして皆に受け入れられ、みんなが運転を楽しんで欲しいという想いが込められているのです」

■ロータリーエンジン搭載の利点を活かしたフォルムに

 そして、かつてのRXビジョンに比べ、よりシンプルに映るデザインには、どのような狙いがあるのでしょう。

 岩尾氏はこう説明します。

「RXビジョンでは、リフレクション(光の反射)によって動きを表現しました。

 続くコンセプトカー『VISION COUPE(ビジョンクーペ)』(2017年)では、要素を削り落とした『引き算の美学』でエレガンスを追求するアプローチでした。

 今回のアイコニックSPでは、もっとフォルムやプロポーション全体として大きなドラマを生み出すような、新しい魂動デザインのアプローチにトライしています。

 理屈ではなく、純粋に『乗ってみたい』『欲しくなる』と心がときめくようなデザインと感じてもらえたら、嬉しく思います」

 RXビジョンやビジョンクーペのデザインアプローチが、その後登場したマツダの市販車「MAZDA3」などに大きな影響を与えたことを考えると、新しい魂動デザインの思想を取り入れた市販車が登場する日も、そう遠くはなさそうです。

 通常のガソリンエンジンに比べ小さなサイズで済む、低重心なロータリーエンジンを搭載したことは、アイコニックSPのデザインにどう影響しているのでしょうか。

 岩尾氏は次のようにいいます。

「まるで(フロントにエンジンを搭載しない)リアミッドシップ車のように、低いボンネットフードの高さを実現し、左右のフロントフェンダーの峰がドライバーから見えることを重視しました。

 ドライバーにとってちゃんと“見える”こと、把握できることはスポーツカーにとって大事なことだと考えます」

 低い構えと凝縮されたプロポーションが、楽しいドライブを想起させる面もあるとも話します。

 そしてロータリーEVの環境性能に呼応するように、内外装の素材についてこだわりをみせているのも同車の特徴です。

「例えば内装に植物由来のファブリックを使い、これを藍染めした素材としています。

 白いメーターフードには、広島の牡蠣殻を用いた“オイスターセラミック”も採用し、環境負荷の高いカーボン素材に代わり、麻を使ったカーボンとするなど、様々な取り組みをしています」(岩尾氏)

 さらに鮮やかな赤のボディカラー「VIOLA RED(ヴィオラ・レッド)」についても、環境負荷を抑えた新色といいます。

※ ※ ※

 ロータリースポーツカーのアイコニックSPは、10月28日から11月5日まで開催されるJMS2023のマツダブースで一般公開されます。

 マツダの広報担当者は、今すぐ市販化されることはないとしながら「今回の会場での反響が、今後につながる可能性も大いにあります」ともいいます。

 アイコニックSPのこの先の展開から、引き続き目が離せないところです。

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みんなのコメント

140件
  • nak********
    もういいから😮‍💨
    待ち続けておっさんを通り越し、じじいになりました。
  • tks********
    イーロンも言ってたけどコンセプトカーは簡単に作れるんだって。量産化が死ぬほど大変なんだって。体力ない会社には量産化は無理だ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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