スズキは、軽乗用車の新型「アルト」を2021年12月22日より発売する。「アルト」は、1979年5月に運転のしやすさ、使い勝手のよさ、経済性の高さなどを兼ね備えた実用的な軽自動車として発売され、新しい市場を切り拓いた。また、発売以来、時代にあわせて機能や性能を進化させ、42年、8代にわたり多くのオーナーに愛され、国内累計販売台数は約526万台となるスズキの軽自動車を代表するモデルである。
今回の9代目となる新型「アルト」は、誰もが気軽に安心して乗れる、世代を超えて親しみやすく愛着のわくデザインを採用し、内外装を一新した。また、従来のR06A型エンジンとエネチャージの組み合わせに加え、R06D型エンジンとマイルドハイブリッドの搭載でさらなる低燃費を実現し、WLTCモード燃費では軽自動車トップの27.7km/を達成した。
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安全面では、ガラスエリアを拡大し、視界を広くしたほか、夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポートなどを搭載する「スズキ セーフティ サポート」と6エアバッグを全車に標準装備した。
また、必要な情報をフルカラーで見やすく表示するヘッドアップディスプレイを採用し、ステレオカメラで認識した道路標識をヘッドアップディスプレイに表示する標識認識機能を搭載した。さらに全方位モニター用カメラ装着車には、狭路でのすれ違い時の接触防止をサポートするすれ違い支援機能も採用した。
パッケージングでは、全高、室内高、室内幅の拡大により、広い室内空間を実現したほか、フロントドア開口部の高さも拡大し、前席の乗降性を高めた。
インパネには、ドライバーから手の届く位置に収納スペースを豊富に設置したほか、運転席・助手席から使いやすいUSB電源ソケット(2個)を装備した。さらに、スズキ国内初となる7インチのディスプレイオーディオを採用し、バックアイカメラや全方位モニターの映像を表示できるほか、さまざまな車両情報の確認や、ヘッドアップディスプレイへの交差点案内などの表示も可能とした。また、スマートフォンとの連携によるナビ表示、音楽の再生など、充実した機能を搭載した。
走行性能では、低燃費と軽快な走りを実現するエンジンに加え、軽量・高剛性のプラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」のほか、環状骨格構造や高減衰マスチックシーラーの採用により操縦安定性や乗り心地、静粛性を向上した。
新型「アルト」は、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS2)認定車」、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」に該当する。
世代を超えて親しみやすく愛着のわくデザイン
■エクステリア
エクステリアは、「気軽」「安心」「愛着」をコンセプトとし、ベーシックなスタイルによって、誰もが気軽に安心して乗れる親しみやすいデザインとなっている。また、親しみやすさを演出するために、丸みを帯びた柔らかなフォルムの中に楕円形のモチーフを取り入れ、小さな車体でも安心感のある立体的な断面にこだわった造形とした。
さらに、LEDヘッドランプを採用し、フロントマスクにはヘッドランプと一体感のあるメッキフロントバンパーガーニッシュを採用。(LEDヘッドランプはL アップグレードパッケージ装着車、HYBRID S LEDヘッドランプ装着車、HYBRID Xに装着。メッキフロントバンパーガーニッシュはHYBRID S、HYBRID Xに装着)
ホイールには、シャープなスポーク形状の14インチアルミホイールのほか、楕円形をモチーフとした14インチフルホイールキャップを設定した。(14インチアルミホイールはHYBRID X、14インチフルホイールキャップはL、HYBRID Sに採用)
■インテリア
エクステリアと同様に「気軽」「安心」「愛着」をコンセプトとし、抑揚のある面や線で厚みと立体感を表現した毎日乗っても飽きのこないデザインとなっている。また、インパネとドアトリムに落ち着きのあるネイビーカラーを採用し、質感の高さや居心地のよさを表現。さらに、あらゆる世代で親しまれているデニム調のシート表皮を採用し、シート背面はブラウンとし、シート全体で親しみやすさを演出。
■ボディーカラー
新色の「ダスクブルーメタリック」と「ソフトベージュメタリック」をはじめとするモノトーンカラーに加え、ホワイト2トーンルーフ車4色を含む計12パターンのラインアップとし、自分好みの色が選択できるよう、多彩なボディーカラーを設定した。(ホワイト2トーンルーフ車はL アップグレードパッケージ装着車、HYBRID S、HYBRID Xにメーカーオプション設定)
【メーカー希望小売価格(税込み)】
* 価格には、リサイクル料金、保険料、税金(除く消費税)、届出等に伴う費用は含まれない。
※12 記載の重量税減税率は2023年4月30日新車届出までとなります。
関連情報:https://www.suzuki.co.jp/car/alto/
構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
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みんなのコメント
同じシステムはセレナでも使ってたし、現行なら三菱も使っている。エンジン小さくしないで補助程度にとどめて価格上昇を防いで規制内に収めて悪い理由ってあるんですかね。
例えは悪いけど、ステージ4は保険出るけど、ステージ1なら出しませんみたいなものだと思いますが。
買い替えないで乗ってる方がエコだな…