4月2日(水)、ホンダのレース専門子会社であるホンダ・レーシング(HRC)は、新たに「メモラビリア事業」を開始することを正式に発表した。
3月初頭に検討中であることが明かされていたメモラビリア事業。ホンダの長年にわたるモータースポーツの歴史の中で集められた貴重なアイテムを、HRCの認定書付きでコレクターやファンに届けるという内容だ。
【ギャラリー】HRC、メモラビリア事業の第1弾としてRA100Eをオークションに出品
メモラビリア事業のキックオフを飾るコレクターズアイテムは、1990年シーズンのF1を戦ったマクラーレンMP4/5Bに搭載されたホンダRA100E。アイルトン・セナ車に搭載されたエンジン個体の全パーツが並べられた“オールパーツディスプレイ”(専用展示台付き)と、ゲルハルト・ベルガー車に搭載されたエンジン個体からカムシャフト、カムカバー、ピストン、コンロッドなどがそれぞれアクリルケースに入れられた“アート・パーツディスプレイ”が、8月にアメリカ・カリフォルニア州で開催されるモントレー・カー・ウィークにてオークションにかけられることとなった。
ホンダは栃木県のモビリティリゾートもてぎと三重県の鈴鹿サーキットで歴史的なレーシングマシンを展示しており、両施設ではそれらのマシンを走行可能な状態、つまり動態保存する取り組みが行なわれている。
メモラビリア事業でファンやコレクターの元に届けられるアイテムは、動態保存に影響のないエンジンや部品であるという。まずオークションにかけられるRA100Eは、当時を知る熟練メカニックが、今もF1用パワーユニットの開発・製造を行なうHRC Sakuraで丁寧に分解作業を行なった。
現在のようにF1でエンジンの年間使用基数制限がなかった1980年代から1990年代にかけては1レースあたり最低16基ものエンジンをサーキットに持ち込んでいたため、膨大な数のスペアエンジンが今も倉庫に眠っているという。
HRC曰く、過去にF1でパートナーシップを組んだマクラーレンやウイリアムズなどから譲り受けたシャシーを売りに出すことは難しいものの、スーパーGTやインディカー、WGP/MotoGPなどといったカテゴリーでもシャシーを含めコレクションアイテムの提供を検討していくという。また第一弾はオークション形式で販売されるものの、今後はECサイトでの販売も検討されているようだ。
今回のメモラビリア事業発足に関して、HRCの代表取締役社長を務める渡辺康治は、次のように説明した。
「F1、MotoGPや様々なレースを愛するファンの方に、1950年代からホンダが続けてきた様々なレースへのチャンレンジの歴史の一部を共有していただける、価値ある事業にしていきたいと考えています」
「一過性のものではなく、継続的なビジネスとして育てていくつもりです」
コレクターズアイテムにつけられるHRCの認定証は、どこのレースで使用されたモノかが分かるようになっており、アイテムを肴に「あのドライバー/ライダーが勝った時の◯◯だ!」などと、グラスを傾けながら思いを馳せることもできる。
今後は非常に高額なアイテムから手が届きやすいアイテムまで、幅広く展開が検討されているHRCのメモラビリア事業。とびきりの限定品をゲットするチャンスがやってくる。
メモラビリアのディスプレイは、F1日本GPが開催されている鈴鹿サーキットのSuzuka Racing Galleryにて4月4日(金)から4月6日(日)にかけて展示が行なわれる。購入を検討される方は一度足を運んでみてはいかがだろうか。
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