現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 埼玉の隠し玉「青い悪魔」WRX S4覆面御開帳!! マジ、ここまで見せちゃっていいの!?

ここから本文です

埼玉の隠し玉「青い悪魔」WRX S4覆面御開帳!! マジ、ここまで見せちゃっていいの!?

掲載 65
埼玉の隠し玉「青い悪魔」WRX S4覆面御開帳!! マジ、ここまで見せちゃっていいの!?

 関越道で「WRブルーのWRX S4が赤色灯出して違反車追いかけていた」。そんな情報が伝えられたのは2020年のことだった。まさか!? と思ったものの、瞬く間にブルーのWRX S4覆面パトカーの目撃情報は複数寄せられ、ベストカー本誌でも取締り中の写真とともに、その衝撃的な情報をお伝えした。

 覆面パト、とりわけ交通機動隊や高速隊に配備される交通取締用覆面パトカーはその性格上、秘匿性が重要だ。ぶっちゃけちゃえば「ばれちゃあ元も子もない」、ってこと。

埼玉の隠し玉「青い悪魔」WRX S4覆面御開帳!! マジ、ここまで見せちゃっていいの!?

 そんなWRブルーのWRX S4覆面パト、ここまで見せちゃって大丈夫なの~!? ってほど大胆に細部をお見せしちゃいます!!

文/写真:有村拓真

スポーツパトカーの宝庫、埼玉県警の大サービス!!

 埼玉県警察の高速隊には全国的にも珍しいWRXS4覆面が4台も存在する。ボディーカラーはブルーが2台、グレーが1台、シルバーが1台という布陣である。高知県警や青森県警にも存在するが、これほど多くの台数を運用しているのは埼玉県警のみである。4台のWRX S4は高速隊の所属で、大宮ナンバー(ブルー)、所沢ナンバー(ブルー)、春日部ナンバー(グレー)、熊谷ナンバー(シルバー)で、東北道、関越道、北関東道、外環道などでの活動シーンが目撃されている。

 実は、2023年5月13日、埼玉県さいたま市の鉄道博物館で第13回けいさつ車両展が開催されたのだが、このイベントに所沢ナンバーのWRブルーのWRX S4覆面パトカーが展示車両としてやってきたのだ。

最重要秘匿車両だったはずのWRX S4覆面パトカー。WRブルーは2台あり、この車両は所沢ナンバーで主に関越道で交通違反の取り締まりに当たっている

 え? え? え~!? 秘匿性が重要な交通取締り用覆面パトを、警察イベントに展示しちゃっていいのぉ????? このWRX S4以外にも埼玉県警名物のR34GT-Rパトカー、埼玉と新潟に現存するRX-7パトカー、クラウンアスリートパトカー、山岳救助隊所属の70ランクル、高性能救助車のメルセデスベンツウニモグという魅力的メンツが展示車両としてやってきた。

埼玉県警名物のR34GT-Rパトカーも展示された。埼玉は栃木県警同様、ハイパワーパトカーが多く存在する。過去にはR32GT-Rの白黒や覆面、R33GT-Rの白黒や覆面なども配備されていた

おいおいここまで見せちゃって大丈夫? 覆面パトの室内まで大公開!!

 さすがに外観を見せるだけだろうと思っていたら、なんと! ドアを開けて室内を見せてくれるどころか、運転席に座るのもOK。写真撮影も自由にどうぞ、という大盤振る舞いだ。それどころかサイレンアンプのボタンを押すと反転式警光灯が出る、サイレンが鳴るなど雑談を交えた隊員による解説付きである。

運転席に座って写真撮影もできた。これ、初公開ではなかろうか? 車内のインパネ周りはサイレンアンプや無線機などが複数装着されているが、スッキリとまとめられている

 気になる内装はというと、インパネ周りはスッキリまとめられており、無線機をはじめサイレンアンプなども違和感なく収まっている。意外なことにカーナビレスという仕様だ。そして車内の屋根中央部分には反点灯が鎮座しており、改めてこのS4が覆面パトカーであると再認識させられる。反点灯格納部には雨水等が溜まらないようにするための水抜きホースが設置されており、車体右側のBピラーに沿って車体下部に設置されている。車種によっては、Bピラーを沿わず、車体中央からストレートに下部へ落とすものも存在するが、WRX S4はきれいに配管されている。

車内の中央部分には反点灯格納部が鎮座している。横に伸びるのは、格納BOXに雨水が溜まらないようにする水抜き穴の排水管。Bピラーに沿わせ配管されている

ルーフの反点灯を使途から見るとご覧の通り。ボタン一つで屋根から出てくるタイプの赤色灯は世界的にも珍しい

 導入当初、リアワイパーはパトサインを車内に設置している関係なのか、アームが根元から取り外されていたのが、今回のイベントで登場した際はリアワイパーが装着されていた。

撤収、出待ちでも大サービスで大撮影大会状態!!

 イベント開始から数時間経った16時頃、車両の撤収準備が始まった。会場の内外にはパトカーの出待ちのためにあらゆる場所に人だかりができる盛況ぶり。あまりの状況に警察官からは歩行者などの通行の妨げにならないように注意事項の説明があり、展示中以上の熱気を帯びていた。そして、それぞれの車両が帰路へ。全車両が赤色灯を点灯させ、続々と会場を後にする。一部のパトカーからは、集まったギャラリーへ感謝の言葉などをマイクで公報していた。そして、S4のお出ましである。赤色灯に前面警光灯、さらにはパトサインまで稼働させての大サービスぶりである。博物館を出発した先の道路は幸い(?) にも渋滞が起きており、S4をはじめとする各車両も渋滞に巻き込まれたため、その分幾度とないシャッターチャンスに恵まれ、熱心にカメラに収めるマニアも多く見られた。

イベント終了後帰路に着くWRX S4覆面パト。赤色灯を点灯して走り去っていった

埼玉県警察が行う今後のイベントにも大いに期待したいところである。

こんな記事も読まれています

あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
WEB CARTOP
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
日刊自動車新聞
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
GQ JAPAN
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
乗りものニュース
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
motorsport.com 日本版
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
グーネット
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
グーネット
ホンダ、新エアロにより最高速は向上も残る課題。新エンジン投入はサマーブレイク後の見込み/第7戦イタリアGP
ホンダ、新エアロにより最高速は向上も残る課題。新エンジン投入はサマーブレイク後の見込み/第7戦イタリアGP
AUTOSPORT web
ザ・ニッポンの高級車の進化──新型トヨタ・クラウン・クロスオーバー試乗記
ザ・ニッポンの高級車の進化──新型トヨタ・クラウン・クロスオーバー試乗記
GQ JAPAN
トヨタの豊田章男会長、不正発覚で陳謝 「間違いをした時は一度立ち止まる」 認証プロセス管理の仕組みは年内に構築
トヨタの豊田章男会長、不正発覚で陳謝 「間違いをした時は一度立ち止まる」 認証プロセス管理の仕組みは年内に構築
日刊自動車新聞
ボルボの最新BEV「EX30」の全身に息づく"ほどよきこと"の魅力
ボルボの最新BEV「EX30」の全身に息づく"ほどよきこと"の魅力
@DIME
トヨタが発表した不正行為と対象車種の一覧
トヨタが発表した不正行為と対象車種の一覧
日刊自動車新聞
「5ナンバー車」もはや中途半端? 規格を守る意義 “ちょっと幅出ちゃって3ナンバー”と、実際違いあるか
「5ナンバー車」もはや中途半端? 規格を守る意義 “ちょっと幅出ちゃって3ナンバー”と、実際違いあるか
乗りものニュース
『フェルスタッペン×アロンソ』“最強タッグ”の可能性はあったのか? レッドブル重鎮マルコ「チームを良い方向に進めるのは難しかっただろう」
『フェルスタッペン×アロンソ』“最強タッグ”の可能性はあったのか? レッドブル重鎮マルコ「チームを良い方向に進めるのは難しかっただろう」
motorsport.com 日本版
[サウンド制御術・実践講座]「タイムアライメント」を使いこなせると、演奏を立体的に再現可能!
[サウンド制御術・実践講座]「タイムアライメント」を使いこなせると、演奏を立体的に再現可能!
レスポンス
【途中経過】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝1時間半時点
【途中経過】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝1時間半時点
AUTOSPORT web
そろそろ“フルモデルチェンジ”!? 17年モノ「ミニバン」に10年モノ「セダン」も!? ロングライフな「国産車」それぞれが愛される理由とは
そろそろ“フルモデルチェンジ”!? 17年モノ「ミニバン」に10年モノ「セダン」も!? ロングライフな「国産車」それぞれが愛される理由とは
くるまのニュース
【SUPER GT Round3 SUZUKA GT 3 Hours RACE】37号車Deloitte TOM’S 笹原&アレジ組がGT500初優勝!GT300は777号車D'station Vantage GT3が完勝
【SUPER GT Round3 SUZUKA GT 3 Hours RACE】37号車Deloitte TOM’S 笹原&アレジ組がGT500初優勝!GT300は777号車D'station Vantage GT3が完勝
Webモーターマガジン

みんなのコメント

65件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

447.7623.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

119.4490.0万円

中古車を検索
WRX S4の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

447.7623.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

119.4490.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村