■ルノー・日産自動車・三菱自動車アライアンスの今後の展望とは
世界最大級の自動車アライアンス、ルノー・日産自動車・三菱自動車は、2019年1月30日にメンバー3社の2018年暦年(1月から12月)の合計販売台数が1075万6875台になったと発表。
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なかでも、2018年は乗用車および小型商用車の販売台数で世界をリードしました。
とくに、好調な販売を見せたのは小型商用車で、ルノーの「カングー」、「マスター」、「トラフィック」、日産の「ナバラ」、「テラ」、三菱自動車の「トライトン」が堅調に販売を伸ばしています。
ほかのラインナップでは、ルノーの「クリオ」、「キャプチャー」、「サンデロ」、日産の 「エクストレイル/ローグ」、「セントラ/シルフィ」、三菱自動車では「エクリプス クロス」や「エクスパンダー」が人気で、2018年の年間販売台数は前年比1.4%の増加。
2018年は、中期計画『アライアンス2022』の重要な柱であるコモン・モジュール・ファミリー(CMF)アーキテクチャーを活用したルノー「クウィド」を複数の市場で販売開始し、CMFアーキテクチャーをベースとした車両の販売も拡大しました。
また、2018年は、ルノー「ゾエ」や「日産リーフ」の販売が牽引し、2010年以降のEVの累計販売数が72万4905台となります。
アライアンスメンバー3社のなかでも、2018年のルノーの年間販売台数は前年比3.2%増の388万4295台。日産は、世界で565万3683台を販売し、2018年暦年は2.8%減です。三菱自動車は、前年比18.3%増の121万8897台を世界で販売しました。
好調な販売台数となった要因について、三菱自動車 COOのトレバー マン氏は、「2018年の堅調な販売台数は、三菱自動車を持続可能な回復に導くという、私たちの成長計画が有効であることを証明しています。新商品が顧客に届くことで他の主要市場でも成長が見込まれ、当社のSUV及びEVはますます重要性を増し魅力的になっています」と述べました。
中期計画「アライアンス2022」で、ルノー・日産・三菱自動車は、2022年末までに4つの共通プラットフォームで900万台以上の車両を生産。共通パワートレインの使用を全販売車両の75%まで拡大する計画です。
さらに、同計画では、12車種の新型ゼロ・エミッションEVを発売し、異なるレベルの自動運転技術を40車種に搭載するとしています。 【了】
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