フォーミュラE第12戦ロンドンePrixの決勝レースが行なわれた。優勝したのは、見事な走りを見せたBMWのジェイク・デニスだった。
シーズン2以来5シーズンぶりの開催となったロンドンePrix。今回はExCeLセンターの立体駐車場を使っての、一部インドアというフォーミュラEならではの斬新でタイトなレイアウトのコースでダブルヘッダーのレースが実施された。
■フォーミュラEロンドン:難コンディションの予選でリンがポールポジション。ブエミ3番手、ロッテラー5番手
エネルギーマネジメントも重要な要素となっているフォーミュラE。今回はエネルギー面で余裕があるということから、使用できるエネルギー量が52kWhから48kWhに変更されている。また普段4分間×2回の使用が義務付けられているアタックモードも1回の使用時間が8分間に伸びており、レースの実に3分の1以上の時間、アタックモードで走行することになった。
予選は徐々に路面が乾いていくダンプコンディションで行なわれたが、決勝レースはほぼドライコンディションで実施された。
スタート直後は、大きなトラブルこそなくポールポジションのアレックス・リン(マヒンドラ)がトップをキープ。しかし、アレクサンダー・シムス(マヒンドラ)がマシンをコース上で停めてしまったため、2周目に入ったところでフルコースイエロー(FCY)となった。ポイントリーダーのサム・バード(ジャガー)も1周目の混乱の中でダメージを受け、リタイアとなってしまった。
アタックモードの使用時間が長いこともあって、各車序盤から1回目のアタックモードを起動していく。しかし首位のリン、2番手のジェイク・デニス(BMW)はテール・トゥ・ノーズ状態のまま周回を重ねていった。
3番手のセバスチャン・ブエミ(日産・e.ダムス)のペースが上がらないのか、トップ2台から少し離されてしまう。そのタイミングで、上位2台が同時にアタックモードを起動。一方、その後方では軽く接触しながらの激しいバトルが各所で繰り広げられた。
レース残り30分というところで、リンとデニスはブエミに3秒以上の差をつけ、隊列から抜け出る形に。首位のリンは先に2度目のアタックモードを使用。これで2番手に落ちたリンは、デニスにプレッシャーをかけながら、周回を重ねていった。
3番手争いは序盤からブエミ、アンドレ・ロッテラー(ポルシェ)が接近戦を展開していたが、ニック・デ・フリーズ(メルセデス)もそこに追いつき、三つ巴の展開に。ブエミとロッテラーは同じタイミングで2度目のアタックモードを起動しようとしたが、ロッテラーはうまくアクティベーションゾーンを通過できず、デ・フリーズにオーバーテイクを許してしまった。
首位のデニスは、アタックモードなしでもリンを抑えるどころか、逆に引き離すような走りを披露。リンがブレーキングのミスで遅れたタイミングで、ポジションを落とすことなくアタックモードを起動することに成功したデニスは、今季2勝目に向けて盤石の体制となった。
2番手リンは完全に勢いを失ってしまったのかデニスに独走を許すと、ブエミとデ・フリーズに追いつかれ数珠つなぎ状態に。とはいえブエミも一気にリンを攻略できるだけのペースはなく、逆にタイトなターン10でデ・フリーズにイン側に飛び込まれ、オーバーテイクを許してしまった。
デ・フリーズは残り時間5分のところで2番手リンを射程圏内に捉えると、ファンブーストを使いながら、またもターン10で切れ味鋭いブレーキングを見せ、リンを抜き去った。
5秒以上のリードを築いたデニスは、0.0%までエネルギーを使い切ってトップチェッカー。今季2勝目を挙げ、ポイントランキング15番手から2番手まで一気にジャンプアップしてみせた。
シーズン序盤強かったメルセデスは、ここ数戦パッとしないレースが続いていたが、デ・フリーズが見事なオーバーテイクで魅せ、第5戦以来の表彰台を獲得した。この結果、デ・フリーズもランキング10番手から4番手までポジションを上げた。なおデ・フリーズのチームメイトで、14番手スタートだったストフェル・バンドーンも8位でチェッカーを受けている。
ブエミは4位チェッカー。オリバー・ローランドも10位に入っており、日産・e.ダムスはダブルポイント獲得かと思われたが、エネルギー使用超過で審議対象となってしまった。
リタイアに終わったバードのランキング首位は変わらないものの、ランキング5番手まで5ポイント差という大接戦。チームランキングも、DSテチータがヴァージンを交わして首位に立ったが、ポイントは同数とこちらもタイトル争いが激化している。
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