現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ダイハツの斬新「4人乗り軽トラ」がスゴい! 旧車風「“丸目”ライト」に「やさしいグリーン」が超カワイイ! 屋根開きスタイルの「バスケット」は今登場して欲しい1台

ここから本文です

ダイハツの斬新「4人乗り軽トラ」がスゴい! 旧車風「“丸目”ライト」に「やさしいグリーン」が超カワイイ! 屋根開きスタイルの「バスケット」は今登場して欲しい1台

掲載 7
ダイハツの斬新「4人乗り軽トラ」がスゴい! 旧車風「“丸目”ライト」に「やさしいグリーン」が超カワイイ! 屋根開きスタイルの「バスケット」は今登場して欲しい1台

■自然と調和するライフスタイルを表現した1台

 かつて軽トラックは、農業などの商用ニーズで支持される「仕事向け」のクルマでしたが、現在ではアウトドアレジャーなどが浸透したこともあり、趣味の道具として一般ユーザーからも支持されています。
 
 しかし、ダイハツは今から15年も前の時点で、自然と調和した、オシャレで斬新な軽トラックを世界初公開していたのです。

【画像】超カッコイイ! これがダイハツの「斬新軽トラ」です(52枚)

 2009年10月24日から12日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で第41回「東京モーターショー2009」が開催されました。

 2009年は、金融危機に端を発した世界同時不況が電機や自動車などの輸出産業にも直撃したことで、人員削減が相次いだほか、日本航空の経営危機、GDP(国内総生産)が35年ぶりに2桁減少するなど、世界的に良いニュースは少なく、景気も良好とはいえない状態でした。

 東京モーターショー2009もこうした世界情勢の影響を受け、展示の規模や会期日程の縮小を余儀なくされました。

 その一方で「クルマを楽しむ、地球と楽しむ」というテーマのもと、電気自動車やハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、燃料電池電気自動車など、高まる環境への配慮から次世代の環境対応車の多くが世界初公開されました。

 ダイハツでは、4車種6台の参考出品車と9台の市販車などを出展。そのなかの1台が、「basket(バスケット)」でした。

 バスケットは「オープン4シーターと広々デッキで、家庭菜園等のほのぼの生活を満喫できる『スローライフビークル』」とされるオープンエアースタイルの軽トラックです。

 ボディサイズは軽規格枠に収まる全長3395mm×全幅1475mm×全高1550mmで、ホイールベースは2490mm。

 エクステリアは淡いライトモスグリーンで、自然な風合いを感じさせるやわらかなカラーとし、フロントフェイスも丸型ヘッドライトや一直線状のグリル、3本のダクトを備えるなど、シンプルな構成となっています。

 ボディサイドにはドアからリアのタイヤハウスまで3本のビードが通り、クラシカルなイメージを付与しました。

 ルーフはAピラーとBピラーを残していますが、そのほかはデッキを含めてオープンスタイルとしています。軽トラックとしてはかなり開放的なもので、デッキへのアクセスも良好です。

 テールゲートはトラックのアオリのように垂直に倒れ、荷物の出し入れも容易にできるほか、デッキはボディ同様の塗装が施され、ビードも備えることで汚れを気にせずに使うことができます。

 インテリアは麻の素材感を活かした仕立てで、インパネやステアリング中央、シートなどを同じグレージュの麻素材で統一し、自然に寄り添った、ていねいな暮らしのイメージを与えます。

 インパネ下部やドア内張りなどの一部は外板が露出しており、モスグリーンのカラーに麻素材が相まって、自然なコントラストを演出しています。

 そしてリアにもシートを設け、4人乗車を実現していますが、シートは前方に倒すことができ、デッキのスペースを拡張することが可能です。

 なお、デッキおよびリアシート上部を覆う幌も用意され、アクリル製のウインドウも備えていることから、雨天時でも気にせずに乗車できそうな構造です。

 パワートレインなどの詳細は不明ですが、駆動方式には4WDを採用していたほか、フレーム構造ではなく乗用車のような佇まいであったことから、当時の乗用モデルをベースにしたものであったと見られます。

 そんなバスケットですが、奇抜なデザインや機構を採用するコンセプトカーとしては完成度が高く、また同時に出展された3台のコンセプトカーがそれぞれ市販化されたことから、登場に期待が寄せられたものの、公開から現在に至るまで直接的な市販モデルは一切登場していません。

 しかし、15年が経過した現在、キャンプなどのアウトドアレジャー定着に加え、地方への移住や田舎暮らしといった生活スタイルも一般化。自然との調和を大切にするなかで、今バスケットが市販されれば、ひょっとしたら人気モデルになるかもしれません。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

アイザック・ハジャルがF1昇格。RBが2025年の起用を発表「チームのためにベストを尽くす準備はできている」
アイザック・ハジャルがF1昇格。RBが2025年の起用を発表「チームのためにベストを尽くす準備はできている」
AUTOSPORT web
計29サイズ! ブリヂストンが新型タイヤ「REGNO GR-X III TYPE RV」を発売へ! ミニバン・コンパクトSUV向けに深みを増したタイヤとは!?
計29サイズ! ブリヂストンが新型タイヤ「REGNO GR-X III TYPE RV」を発売へ! ミニバン・コンパクトSUV向けに深みを増したタイヤとは!?
くるまのニュース
ヤリス・クロスの韓製ライバルの実力は? ヒョンデ・バイヨンに試乗 6速MTで軽快な走り!
ヤリス・クロスの韓製ライバルの実力は? ヒョンデ・バイヨンに試乗 6速MTで軽快な走り!
AUTOCAR JAPAN
メルセデスAMG本社へはドイツ版新幹線「ICE」の1等車で! 優雅な旅を堪能できるかと思いきや、元気なオバサマたちに邪魔をされ…【みどり独乙通信】
メルセデスAMG本社へはドイツ版新幹線「ICE」の1等車で! 優雅な旅を堪能できるかと思いきや、元気なオバサマたちに邪魔をされ…【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
ホンダ「0シリーズ」SUVが来月初公開へ 米CES 2025でプロトタイプ2車種を出展
ホンダ「0シリーズ」SUVが来月初公開へ 米CES 2025でプロトタイプ2車種を出展
AUTOCAR JAPAN
大人好みに進化したアウトランダーPHEV【九島辰也】
大人好みに進化したアウトランダーPHEV【九島辰也】
グーネット
“トヨタのなかでトップレベルで戦えるドライバー”平川亮のF1テストは「コースをはみ出すことすらなかった」と中嶋TGR-E副会長が評価
“トヨタのなかでトップレベルで戦えるドライバー”平川亮のF1テストは「コースをはみ出すことすらなかった」と中嶋TGR-E副会長が評価
AUTOSPORT web
2025年始動、世界初の水素燃料ワンメイク競技『エクストリームH』がFIAのワールドカップ格式を取得へ
2025年始動、世界初の水素燃料ワンメイク競技『エクストリームH』がFIAのワールドカップ格式を取得へ
AUTOSPORT web
【ドイツ】プリウス顔な新型「ハイパークーペ」がスゴイ! 5リッター「V8」搭載のナラン・オートモーティブの新モデルとは
【ドイツ】プリウス顔な新型「ハイパークーペ」がスゴイ! 5リッター「V8」搭載のナラン・オートモーティブの新モデルとは
くるまのニュース
上海汽車傘下のMG、「半固体電池」搭載EVを2025年発売 コスパ強調
上海汽車傘下のMG、「半固体電池」搭載EVを2025年発売 コスパ強調
AUTOCAR JAPAN
国産最高級ミニバン『アルファード』『ヴェルファイア』に初のPHEVが登場。1065万円から
国産最高級ミニバン『アルファード』『ヴェルファイア』に初のPHEVが登場。1065万円から
AUTOSPORT web
新SUV時代に挑むトヨタ、ミツビシ、シボレーの全15チームに対し異例の“ドラフト制”で布陣が確定/SCB
新SUV時代に挑むトヨタ、ミツビシ、シボレーの全15チームに対し異例の“ドラフト制”で布陣が確定/SCB
AUTOSPORT web
日本の道路事情にピッタンコ!? 旧型「ミニ」生産終了から四半世紀 なぜ高値安定なのか?
日本の道路事情にピッタンコ!? 旧型「ミニ」生産終了から四半世紀 なぜ高値安定なのか?
乗りものニュース
【メキシコ】日産の新型「キックス」が人気スギ!? 8年ぶり全面刷新で“大胆顔”に!全長4.3m級ボディ&「クラス超え上質内装」の「小さな高級車」が売れてる
【メキシコ】日産の新型「キックス」が人気スギ!? 8年ぶり全面刷新で“大胆顔”に!全長4.3m級ボディ&「クラス超え上質内装」の「小さな高級車」が売れてる
くるまのニュース
ホンダが大型スクーターの「X-ADV」をアップデート! 新型ヘッドライトや先進装備の採用で「カッコよさ&快適性」が大幅アップ
ホンダが大型スクーターの「X-ADV」をアップデート! 新型ヘッドライトや先進装備の採用で「カッコよさ&快適性」が大幅アップ
VAGUE
輪留めは物理的なブレーキであると共に気もちのブレーキとしても重要! 輪留めがプロドライバーの意識を高めていた
輪留めは物理的なブレーキであると共に気もちのブレーキとしても重要! 輪留めがプロドライバーの意識を高めていた
WEB CARTOP
グーマガ 今週のダイジェスト【12/14~12/20】池田直渡氏、吼える!
グーマガ 今週のダイジェスト【12/14~12/20】池田直渡氏、吼える!
グーネット
[DSP大全]「イコライザー」をプロ並みに使いこなすスペシャル・テクを紹介!
[DSP大全]「イコライザー」をプロ並みに使いこなすスペシャル・テクを紹介!
レスポンス

みんなのコメント

7件
  • ********
    今消えて欲しいメディア

    メディアヴァーグ
  • yas********
    記事の全てが虚無…
    文章として無価値すぎて否定コメすらない…苦笑
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

413.0838.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

350.0350.0万円

中古車を検索
テーマの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

413.0838.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

350.0350.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村