2025年4月4日、F1第3戦日本GPが鈴鹿サーキットで開幕する。またそれを前に角田裕毅のレッドブルへの昇格が発表され、大きな注目が集まっている。角田は今シーズンは決勝でこそ結果を出せていないが予選で光る走りを見せており、鈴鹿ではレッドブルのマシンで表彰台、初優勝が期待される。レッドブルも日本GPに向けて特別なカラーリングを用意、いよいよムードが高まってきた。日本GPの予選は4月5日15時、決勝は4月6日14時にスタートする。
角田裕毅の起用で巻き返しを図るレッドブル
開幕戦オーストラリアGP、第2戦中国GPとマクラーレンが連勝。開幕2戦を終え、マクラーレンが抜け出し、メルセデスがこれに続き、レッドブルとフェラーリが“3番手”を争う、という構図が少しずつ見えてきた。今週末からは、日本、バーレーン、サウジアラビアと続く3連戦に突入、この3連戦で流れがどう変わるか注目される。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
まず動いたのがレッドブルだ。不調のリアム・ローソンに代えて、レーシングブルズの角田裕毅を起用して巻き返しを図ってきた。リアム・ローソンは入れ替わりでレーシングブルズに移籍する。
角田は開幕から好調で、しかも母国GPということもあり、ここでどんな走りを見せるか期待される。レッドブルにとっては、なんとか早いうちにマクラーレンの独走を止めておきたいところだろう。なお、角田は第4戦以降もレッドブルから参戦する予定だ。
また日本GPのフリー走行で、平川亮がアルピーヌから出走することも発表されている。
2025年F1ドライバーズランキング(第2戦終了時)
1位 4 L.ノリス(マクラーレン) 44
2位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)36
3位 63 G.ラッセル(メルセデス)35
4位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)34
5位 12 K.アントネリ(メルセデス)18
5位 16 C.ルクレール(フェラーリ)18
7位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)17
────────────
12位 22 角田裕毅(レーシングブルズ)3
2025年F1コンストラクターズランキング(第2戦終了時)
1位 マクラーレン 78
2位 メルセデス 57
3位 レッドブル 36
4位 ウイリアムズ 17
4位 フェラーリ17
────────────
9位 レーシングブルズ 3
ドライバーの腕が試されるタフな鈴鹿サーキット
日本GPが行われる鈴鹿サーキットは、世界的にも珍しい8の字コース。これにより、左コーナーと右コーナーのバランスがより均等になり(右コーナーが10、左コーナーが8)、タイヤ間の負荷が均等に分散される。一方で、急カーブと高低差のあるコース設定はクルマにもドライバーにもタフなことで世界的に知られている。
垂直、横方向、縦方向とあらゆる方向でタイヤに大きな負荷がかかり、燃料を多く積むとラップタイムとパフォーマンスに大きな影響を与えるのも特徴。また、決勝でのオーバーテイクが簡単なコースではなく、スターティンググリッドが重要となるため、例年、予選から激しい戦いが展開される。
今年の新しい点は、最後のシケインの出口からターン8の入り口まで、トラックの大部分が再舗装されたこと。またランオフ エリアのグラベルなどに小さな変更も行われている。
昨年の日本GPでは気温上昇の中、レッドブルが完勝
昨年の日本GP決勝は快晴の中で行われ、レッドブルが予選で最前列を独占すると、決勝でも危なげなく1-2フィニッシュを達成した。
昨季の序盤戦はレッドブルが圧倒的な速さを見せており、マックス・フェルスタッペンはいつも通り楽々とリードを広げると、あとは楽にタイヤマネージメントを行いながら着実に差を広げ、その後2回のタイヤ交換も大過なくこなして独走でチェッカーを受けた。なお、 角田裕毅(RB)は母国GPで10位入賞を果たした。
昨年は初めての春開催ということで気象条件が心配されたが、天候が崩れることはななく、気温22-30度、路面温度32-40度と予想以上に上がった。今年はどうなるか、気候が不安定な時期だけに気になるところだ。
【参考】2024年F1第4戦日本GP決勝 結果
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)53周
2位 11 S.ペレス(レッドブル) )+12.533s
3位 55 C.サインツ(フェラーリ )+20.866s
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+26.522s
5位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+29.700s
6位 14 F.アロンソ(アストンマーティン)+44.272s
7位 63 G.ラッセル(メルセデス)+45. 951s
8位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+47. 525s
9位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+48.826
10位 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)+1L
ピレリの分析「条件によっては1ストップも可能」
タイヤを供給するピレリは、日本GP開幕にあたって「サーキットの高レベルのグリップと摩耗性を考慮して、昨年と同様、最も硬いコンパウンド、ハード=C1 、ミディアム=C2 、ソフト=C3 を供給します。ただ、C2とC3には大きな改良が加えられ、昨年よりも柔らかくなっています。シミュレーションでは、新しい路面によるグリップの向上とパフォーマンスの向上の相乗効果により、ラップ タイムが約 1.5 秒短縮されると予想されます。ただ、鈴鹿サーキットでは今年に入ってすでに2つの大きなイベントを開催していることから、トラックが急速に進化することはないと思われます。鈴鹿はタイヤにとって最も厳しいコースの1つですが、条件によっては1ストップも可能になるかもしれません」と分析している。
さて2025年はどんなレースとなるのか。F1第3戦日本GPは、4月4日金曜日11時30分からのフリー走行1回目で開幕、予選は4月5日15時、決勝は4月6日14時に開始される。
2025年F1第3戦日本GP タイムスケジュール
フリー走行1回目:4月4日11時30分~12時30分
フリー走行2回目:4月4日15時~16時
フリー走行3回目:4月5日11時30分~12時30分
予選:4月5日15時~16時
決勝(53周):4月6日14時~
[ アルバム : F1日本GPプレビュー はオリジナルサイトでご覧ください ]
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