2022年4月24日に価格や装備内容が明らかになった日産の新型「フェアレディZ」。ダットサン以来のビッグネームが久方ぶりにモデルチェンジしたとあって、ネット上でも大いに話題となっている。最大のライバルである「トヨタ スープラ」との違いも大いに気になるところだ。そこで今回は、本格FRスポーツの新型「フェアレディZ」と「スープラ」を比較してみたい。
全長は同寸で、全幅と全高も近い2台
まずボディサイズは、Zが全長4380mm×全幅1845mm×全高1315mm、スープラが同4380mm×1865mm×1295mm(RZは1290mm)と、歴代モデルをオマージュしたスタイリングを持つZの方がやや幅が狭くハイトがある。価格帯(消費税込み)はZが524万1500円~646万2500円、スープラが499万5000円~731万3000円で、スープラの方がワイドな価格帯となっているが、これは次に挙げるパワーユニットの影響が大きい。
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V6比較ではZの方がパワーは上だがトルクではスープラ
パワーユニットは、Zが3.0L V6ツインターボ(405ps/475Nm)のみとなるのに対し、スープラには2.0L 直4ターボがチューン違いで2種類(197ps/320Nm及び258ps/400Nm)と、3.0L 直6ターボ(387ps/500Nm)が用意される。これにより価格帯も拡がっているというわけだ。
トランスミッションは両者ATとMTをラインナップするが、スープラでMTを選択できるのは3.0L 直6を積むトップグレードの「RZ」のみ。しかも、Z登場のタイミングに合わせてMTを追加(販売開始は秋以降)しており、ライバルを意識していることがうかがえる。
グレード展開は、Zがベーシックな「フェアレディZ(以下、グレード名を表す際は括弧を付す)」(524万1500円)、スポーティな「バージョンS」(606万3200円)、豪華装備の「バージョンT」(568万7000円)、そして「バージョンS」と「バージョンT」の特徴を合わせた最上級の「バージョンST」(646万2500円)という展開。このうち、「バージョンS」は6速MTのみ、「バージョンT」は9速ATのみとなり、「フェアレディZ」および「バージョンST」は同一価格でMTとATが選択できる。
一方、スープラは、標準版の2.0L 直4を積む「SZ」(499万5000円)、同ハイチューン版の「SZ-R」(601万3000円)、そして3.0L 直6ターボの「RZ」(731万3000円)となり、トランスミッションは8速ATが基本で、先述のとおり「RZ」のみ6速MTが選択できる。
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コスパではZの魅力が光る
ここまでで、まずコスパの面に注目すると「フェアレディZ」の強さが光る。何しろ絶対的なパワーでスープラの直6を上回っているのに、それが500万円台前半から手に入るのだ。ちなみに、1馬力あたりの価格は、スープラRZの1万8897円/psに対し、「フェアレディZ」は1万2942円/psと31.5%安になっており、手頃にハイパワーなスポーツカーが欲しいなら「フェアレディZ」一択となる。
もちろん、電動シートがない、ブレーキが手引き式、スピーカー数が1/3の4つになる等々、装備が簡略化されているポイントは多いが、パワーで勝るうえにスープラ「RZ」より200万円以上安いとくれば、これは素直にお買い得だろう。
一方、ライトウェイトスポーツ好きの観点だとスープラに2L直4があることが強みとなるかもしれない。というのも、スープラで最も軽量な「SZ」は車重1410kgとなっており、「フェアレディZ」の最軽量グレード(1570kg)と比べて160kgも軽いのだ。「フェアレディZ」の前後重量バランスは現状不明だが、大部分はエンジン気筒数の違いによる前軸重の差と思われるから、コーナーでの身のこなしを重視して、あえて直4搭載のスープラを選ぶのもアリだろう。
また、意外なライバルとしてスープラの兄弟車である「BMW Z4」を挙げたい。たしかに、Z4は197psの2.0L 直4を積んだエントリーグレード「sDrive20i」でも713万円とやや高価だが、屋根が開き、BMWならではのプレミアム感を味わえる。さらに輸入車ならではの値引きの大きさも考えれば、迷う人も出てくるのではないだろうか。
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今後登場が期待されるZの派生モデルにも注目
なお、フェアレディZの納期は新車効果もあって当初はかなり長期化しそう。だが、スープラもオーストリアで生産される輸入車のため納車まで4~5か月を要しているようで、この点でそれほど差は付かなそうだ。
フェアレディZに関しては、ハードコアなNISMOバージョンや、ロードスターの追加も今後の焦点になる。スープラとの対決に最終決着を付けるには、その辺りにも注目が必要だろう。
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みんなのコメント
まずは、Zがアメリカでどれだけ売れるかだろうと思う。