現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 価格帯ほぼ同じ! 国産本格スポーツカー対決「フェアレディZ」と「スープラ」はどちらがお買い得?

ここから本文です

価格帯ほぼ同じ! 国産本格スポーツカー対決「フェアレディZ」と「スープラ」はどちらがお買い得?

掲載 186
価格帯ほぼ同じ! 国産本格スポーツカー対決「フェアレディZ」と「スープラ」はどちらがお買い得?

2022年4月24日に価格や装備内容が明らかになった日産の新型「フェアレディZ」。ダットサン以来のビッグネームが久方ぶりにモデルチェンジしたとあって、ネット上でも大いに話題となっている。最大のライバルである「トヨタ スープラ」との違いも大いに気になるところだ。そこで今回は、本格FRスポーツの新型「フェアレディZ」と「スープラ」を比較してみたい。

全長は同寸で、全幅と全高も近い2台
まずボディサイズは、Zが全長4380mm×全幅1845mm×全高1315mm、スープラが同4380mm×1865mm×1295mm(RZは1290mm)と、歴代モデルをオマージュしたスタイリングを持つZの方がやや幅が狭くハイトがある。価格帯(消費税込み)はZが524万1500円~646万2500円、スープラが499万5000円~731万3000円で、スープラの方がワイドな価格帯となっているが、これは次に挙げるパワーユニットの影響が大きい。

>>日産 フェアレディ Zのカタロググレードをチェックする

>>スープラの詳細やユーザーレビューをチェックする
>>Zの詳細をチェックする

V6比較ではZの方がパワーは上だがトルクではスープラ
パワーユニットは、Zが3.0L V6ツインターボ(405ps/475Nm)のみとなるのに対し、スープラには2.0L 直4ターボがチューン違いで2種類(197ps/320Nm及び258ps/400Nm)と、3.0L 直6ターボ(387ps/500Nm)が用意される。これにより価格帯も拡がっているというわけだ。

トランスミッションは両者ATとMTをラインナップするが、スープラでMTを選択できるのは3.0L 直6を積むトップグレードの「RZ」のみ。しかも、Z登場のタイミングに合わせてMTを追加(販売開始は秋以降)しており、ライバルを意識していることがうかがえる。

グレード展開は、Zがベーシックな「フェアレディZ(以下、グレード名を表す際は括弧を付す)」(524万1500円)、スポーティな「バージョンS」(606万3200円)、豪華装備の「バージョンT」(568万7000円)、そして「バージョンS」と「バージョンT」の特徴を合わせた最上級の「バージョンST」(646万2500円)という展開。このうち、「バージョンS」は6速MTのみ、「バージョンT」は9速ATのみとなり、「フェアレディZ」および「バージョンST」は同一価格でMTとATが選択できる。

一方、スープラは、標準版の2.0L 直4を積む「SZ」(499万5000円)、同ハイチューン版の「SZ-R」(601万3000円)、そして3.0L 直6ターボの「RZ」(731万3000円)となり、トランスミッションは8速ATが基本で、先述のとおり「RZ」のみ6速MTが選択できる。

>>スープラの詳細やユーザーレビューをチェックする
>>Zの詳細をチェックする

コスパではZの魅力が光る
ここまでで、まずコスパの面に注目すると「フェアレディZ」の強さが光る。何しろ絶対的なパワーでスープラの直6を上回っているのに、それが500万円台前半から手に入るのだ。ちなみに、1馬力あたりの価格は、スープラRZの1万8897円/psに対し、「フェアレディZ」は1万2942円/psと31.5%安になっており、手頃にハイパワーなスポーツカーが欲しいなら「フェアレディZ」一択となる。

もちろん、電動シートがない、ブレーキが手引き式、スピーカー数が1/3の4つになる等々、装備が簡略化されているポイントは多いが、パワーで勝るうえにスープラ「RZ」より200万円以上安いとくれば、これは素直にお買い得だろう。

一方、ライトウェイトスポーツ好きの観点だとスープラに2L直4があることが強みとなるかもしれない。というのも、スープラで最も軽量な「SZ」は車重1410kgとなっており、「フェアレディZ」の最軽量グレード(1570kg)と比べて160kgも軽いのだ。「フェアレディZ」の前後重量バランスは現状不明だが、大部分はエンジン気筒数の違いによる前軸重の差と思われるから、コーナーでの身のこなしを重視して、あえて直4搭載のスープラを選ぶのもアリだろう。

また、意外なライバルとしてスープラの兄弟車である「BMW Z4」を挙げたい。たしかに、Z4は197psの2.0L 直4を積んだエントリーグレード「sDrive20i」でも713万円とやや高価だが、屋根が開き、BMWならではのプレミアム感を味わえる。さらに輸入車ならではの値引きの大きさも考えれば、迷う人も出てくるのではないだろうか。

>>BMW Z4の詳細やユーザーレビューをチェックする

今後登場が期待されるZの派生モデルにも注目
なお、フェアレディZの納期は新車効果もあって当初はかなり長期化しそう。だが、スープラもオーストリアで生産される輸入車のため納車まで4~5か月を要しているようで、この点でそれほど差は付かなそうだ。

フェアレディZに関しては、ハードコアなNISMOバージョンや、ロードスターの追加も今後の焦点になる。スープラとの対決に最終決着を付けるには、その辺りにも注目が必要だろう。

>>スープラの詳細やユーザーレビューをチェックする
>>Zの詳細をチェックする

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

[大型ミニバン]頂上対決!? レクサス[LM]vsトヨタ[ヴェルファイア]約800万円の価格差はどこ?
[大型ミニバン]頂上対決!? レクサス[LM]vsトヨタ[ヴェルファイア]約800万円の価格差はどこ?
ベストカーWeb
破格の約90万円!! ダイハツ・[コペン]は今こそ買い時でしょ!
破格の約90万円!! ダイハツ・[コペン]は今こそ買い時でしょ!
ベストカーWeb
[BEV]計画着々と進行中!? トヨタが福岡県に[BEV]電池工場を新設
[BEV]計画着々と進行中!? トヨタが福岡県に[BEV]電池工場を新設
ベストカーWeb
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
AUTOSPORT web
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
AUTOSPORT web
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
ベストカーWeb
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
AUTOSPORT web
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ベストカーWeb
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

186件
  • BMWは、いずれ故障のやま。国産がいいのでは?
  • 「国産」なんて書くから・・・・・本質外れかコメントがどっと来るぞ。
    まずは、Zがアメリカでどれだけ売れるかだろうと思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.83630.0万円

中古車を検索
フェアレディZの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.83630.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村