■トヨタ「カローラ」新旧併売の意味とは
2020年にフルモデルチェンジした新型「カローラ/カローラツーリング」は、先代モデルの「カローラアクシオ/カローラフィールダー」を廃止せず、新型モデルと併売しています。実際に併売の効果はあったのでしょうか。
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現在、カローラシリーズのラインナップは、新型モデルのカローラ(セダン)/カローラツーリング(ワゴン)、2018年6月にひと足先に登場した「カローラスポーツ(ハッチバック)」に加えて、ビジネスユーザー向けに先代モデルにあたるカローラアクシオ(セダン)/カローラフィールダー(ワゴン)がラインナップされています。
新型カローラと先代カローラを比較すると、搭載されるパワートレインは新型が1.2リッターのダウンサイジングターボや1.8リッター自然吸気、1.8リッターハイブリッドなどを搭載するのに対し、旧型は1.5リッター自然吸気と1.5リッターハイブリッドの2種類。
取り回しのよさを大きく左右する全幅は、新型の全車3ナンバーサイズに対し旧型が全車5ナンバーサイズ。
そしてセダン同士の価格を比べると、新型が193万6000円からに対し、旧型は154万6600円からとなります。
併売がおこなわれた理由について、トヨタは「法人のお客さまを含めた幅広いニーズに対応するために、旧型モデルのカローラアクシオとカローラフィールダーは、設定グレードや一部の装備を見直して、引き続き販売しています」と説明します。
併売開始から半年以上が経過しましたが、実際のユーザーは両車をどのようにみているのでしょうか。
トヨタの販売店に聞いたところ、旧型については「装備をだいぶ簡略化したうえで販売しているので、5ナンバー登録ではあるものの、実際商用ユースは多いです。オプションで装着できる装備も限られます。
ただし、衝突被害軽減ブレーキは全車に標準装備されます。そのため、なかには近年重視される予防安全装備が装着されていればいい、といった見方をされる場合もあります」
※ ※ ※
実際に装備表を見ると、例えば空調ではアクシオとフィールダーともにオートエアコンが装着されるのはハイブリッド仕様のみで、ガソリン仕様は、マニュアルエアコンです。
しかし、衝突被害軽減ブレーキやレーンディパーチャーアラート(車線はみ出しアラート)、オートマチックハイビームを含む「トヨタセーフティセンス」は標準装備。時代に合わせた安全性能は保持している状況です。
トヨタ以外のメーカーにおいても、旧型と新型が併売されることは珍しいですが、旧型においても求められる装備を備えることで、併売が意義のあるものになっているといえるのでしょう。
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みんなのコメント
他メーカーからすれば、旧型でもいいからOEM供給してほしいと思っているところはありそうだね。
昔使ってたこそくな手をまた使いだしたな。
カローラだけでどんだけ種類があるんだよ。