さらなる高みを目指すダイソン
ローランド・クルーガーは日産のインフィニティ部門トップとして2015年に就任し、今月8日付に退職した。
ダイソンは本当にクルマを作るのか EV研究施設公開 独占取材
ダイソンCEOのジム・ローワンはクルーガーの採用を発表し、「自動車業界において非常に著名で経験のあるクルーガーを採用することによって、ダイソンがどれほど自動車事業に注力しているかが証明できる」と語った。
ローワンは同社がEV開発計画に今年だけで10億ドル(1095億円)超規模の投資を行うと発表。EV量産による収益性について問われたローワンは、既に形成されている独自の供給網と今まで5000万個以上のデジタルモーターを生産したことによって得られるノウハウなどが実現に貢献すると語った。
ダイソンはアジア地域での事業を本格化することを目的とし、本社をシンガポールに移転することも発表した。
昨年には同社の電気自動車を東南アジアの新工場で生産すると発表していた。電気自動車事業の競争が激化しているアジア地域での存在感を強めたいという狙いだろう。
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