■「メガクルーザー」がオークションに登場
北米のクルマオークションサイト「Cars and Bids」にトヨタの「メガクルーザー」が出品され、2023年11月16日に8万6500ドル(約1200万円)で落札されました。どのようなモデルなのでしょうか。
【画像】デカすぎカッコいい! これが落札されたトヨタ激レアSUV「メガクルーザー」です! 写真で見る(20枚)
メガクルーザーは、陸上自衛隊向けの「高機動車」をベースに、一般ユーザー向けの装備などを加え1996年に市販化した四輪駆動のSUVです。
ボディサイズは全長5090mm×全幅2170mm×全高2075mmで、その外見と生い立ちから「和製HUMMER(ハマー)」とも呼ばれています。
巨大なボディながら、最大12度の逆位相4WS(4輪ステアリング)を装備することで、最小回転半径5.6mを実現しています。
パワートレインは、最高出力170馬力・最大トルク43.0kgmの4.1リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載し、4速ATと組み合わせています。
駆動方式は、フルタイム4WDでデフロック機構を装備し、泥濘地や雪道などでの駆動力確保に有効な後輪の空気圧調節機能も装着可能で、高い悪路走行性能を誇ります。
2001年に販売を終了していますが、出品者によると、その間に生産された台数はわずか150台未満といいます。
今回、出品されたメガクルーザーは1996年式です。2022年5月に日本から米国へ渡り、今回ニューハンプシャー州から出品されました。走行距離は約16万8700kmです。
変更点として17インチアルミホイール、ルーフラック、ブルーリフレクターヘッドライト、外装照明、ETC車載器追加などが挙げられます。
ボディカラーは新車時の青から自衛隊車両を思わせる濃い緑に塗り替えられ、さらに米国に渡ってから白へと再塗装されているようです。
なお、付属の報告書には、2022年3月に衝突事故に巻き込まれたことを示す記述があるほか、2021年12月にも衝突があったことを示唆する記述があるといいます。
また、ボディには若干の腐食や、内装に若干の変色・磨耗・傷があるということです。
今回の競売では計12回の入札があり、8万6500ドル(約1200万円)で落札されました。
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