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メルセデス・ベンツ絶好調! それを支えるコンパクトSUV「GLA」「GLB」の存在感とは

掲載 更新 59
メルセデス・ベンツ絶好調! それを支えるコンパクトSUV「GLA」「GLB」の存在感とは

■Aクラスのプラットフォームを用いたSUVであるGLAとGLB

メルセデス・ベンツが2020年6月に日本での販売を開始した、コンパクトSUVである「GLA」と「GLB」の販売が好調です。

【画像】メルセデスのコンパクトSUV「GLA」と「GLB」の違いをチェック(37枚)

日本自動車輸入組合(JAIA)が発表する「外国メーカー車モデル別トップ20の推移」を見ると、2021年上半期(1月から6月)では、GLBが総合の10位、GLAが総合の20位にランクインしています。

メルセデス・ベンツとして、もっとも順位が高いのは6位の「Aクラス」であり、10位のGLBは、そのAクラスに次ぐ順位となります。

また、3か月ごとのトップ20の推移を見ると、2020年10月から12月に、GLBは総合4位まで順位を上げています。またGLAは、3か月ごとでも18位から19位で、トップ20入りをキープし続けています。

VWのコンパクトSUV「T-Roc」や「T-Cross」、ジープラングラー」、アウディ「Q3」といったライバルSUVと戦いつつも、上位に食い込むGLBと、トップ20をキープするGLA。なかなかの成績といえるのではないでしょうか。

では、そんなGLAとGLBとはどのようなクルマなのでしょうか。

端的にいえば、「メルセデス・ベンツのコンパクトモデルであるAクラスのプラットフォームを使った、小さなSUV」、それがGLAとGLBです。

ただしGLAは、クーペ風のルックスの2列シートの5人乗車モデル。一方のGLBはもう少しボクシーなフォルムで、3列シートの7人乗車。同じコンパクトSUVですが、GLAはパーソナル的な使い方、GLBはファミリーにぴったりという違いがあります。

消費税込みの車両価格は、1.4リッターガソリンターボを搭載する「GLA180」が521万円、「GLA180」が557万円。2リッターディーゼルターボを搭載し4WDの「GLA200d 4MATIC」が545万円、「GLB200d 4MATIC」が581万円です。さらにスポーティなAMGモデルも用意されます。

GLAもGLBもMBUXという最新の対話型インフォテイメントシステムと、衝突被害軽減ブレーキなどの運転支援システム、コネクテッドサービスなどは、最新のものが採用されているのも大きな魅力となります。正直こうした部分は、ブランドとしてエントリーになるモデルも、上位モデルと遜色ないというのが、最近のメルセデス・ベンツの流儀。これもGLAとGLBの人気の理由のひとつといえるでしょう。

■日本で絶好調の理由は「メルセデスme」の存在も大きい

そんなGLAとGLBが売れる理由は、いくつも考えることができます。まず、簡単なのは車両価格です。

メルセデス・ベンツのSUVとして、もっとも安価。だから売れているというわけです。ここで重要なのはGLAとGLBが「ほかのメルセデス・ベンツSUVより安いけれど、中身がチープなわけではない」というところです。

MBUXなどの先進機能などが上位モデルと遜色ないというだけでなく、内装のゴージャスさもそれほど見劣りしていません。メルセデス・ベンツの中では安いけれど、オーナーになれば、十分にゴージャスな気分に浸ることができます。

また日本で使うには、コンパクトなGLAやGLBのサイズ感が良いというところも魅力となります。

メルセデス・ベンツの中では小さいGLAとGLBですが、日本車と比べると小さいわけではありません。GLAは、全長4415mm×全幅1835mm×全高1620mm。GLBは全長4640mm×全幅1835mm×全高1700mm。たとえばトヨタの「RAV4」は全長4610mm×全幅1865mm×全高1690mmと、あまり変わらないサイズなのです。

そんなGLAとGLBのうち、とくにGLBの人気が高いのは多人数乗車可能なのが理由ではないでしょうか。

日本では、家族の多いファミリーはミニバンが第一の選択肢となります。しかし、欧州車のミニバンは、商用イメージがまだまだ色濃く残ります。そのため、多人数で利用したい場合、欧米では3列シートのSUVを選ぶのが常識となります。

まとめてみれば、GLAとGLBの人気は、「メルセデス・ベンツの充実した機能がコスパよく手に入る」「日本で使いやすいサイズ」「(GLBは)ミニバン代わりに使える」というのが理由といえるでしょう。

※ ※ ※

また、こうした理由の土台となるのが、最近のメルセデス・ベンツの日本でのプロモーションの巧みさです。

とくに素晴らしいのが「メルセデスme」の存在です。これは六本木、品川プリンスホテル、大阪、羽田空港内などに用意されたショールームです。

ポイントは、ここではクルマを売らないということ。また、カフェが併設されているなど、誰もが気軽に訪れることができるようになっています。こうしたショールームがあることで、どれだけ多くの人が、メルセデス・ベンツの車両に身近に触れることができるのでしょうか。

考えてもみてください。街道沿いにあるディーラーに、「なんとなく話題だから、買う気はないけど、クルマを見に行こう」と行動できる人は、相当に少ないことでしょう。メルセデス・ベンツは高級ブランドですから、もともと敷居の高い存在です。それでは、新規顧客を増やすのは難しくなります。

しかし、メルセデスmeがあることで、ブランドが身近になることは間違いありません。それが、輸入車ナンバーワンの販売を誇るメルセデス・ベンツの快進撃の理由のひとつ。これも、GLAとGLBの好調の大きな理由ではないでしょうか。

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みんなのコメント

59件
  • GLB200d 4MATICが581万なら、こんなもんでしょう。
    新しいGLBは中身日産ローグだけど、これをエクストレイルで考えると車両330万ぐらいでナビや大径ホイールなど付けてくと400万円。で、2Lガソリンエンジンをメルセデスの2Lディーゼルターボにしたらプラス120万円以上見とくべき。
    で、メルセデスの本レザー内装やメッキパーツ類もつく。
    だいたいこんなもんじゃないかな?
  • >日本で使いやすいサイズ

    私の利用範囲は以前と変わりないですが、筆者さんの周辺ではきっと道路や駐車場が広くなってるんでしょうね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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