現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 懐かしい大阪万博当時を思い出させるトヨタ「セリカLB」の精密すぎるモデルカーがオートアートから登場!【モデルカーで知る名車】

ここから本文です

懐かしい大阪万博当時を思い出させるトヨタ「セリカLB」の精密すぎるモデルカーがオートアートから登場!【モデルカーで知る名車】

掲載 6
懐かしい大阪万博当時を思い出させるトヨタ「セリカLB」の精密すぎるモデルカーがオートアートから登場!【モデルカーで知る名車】

ダルマセリカに1973年4月に追加されたリフトバック

世界各国に多くのファンを持つモデルカー・メーカー「オートアート」。日本や欧米をはじめとする各国に独自の開発拠点を持ち、それぞれの国や地域の視点で開発される製品ラインナップはじつに多彩だ。同社の主力シリーズと言える1/18スケールでは1998年の誕生以来、これまでに1500種類以上をモデル化してきた。それら日本車、外国車、戦前のヴィンテージカーから最新のスーパースポーツカーまでを同じスケール・同じ解像度で俯瞰的にコレクションできるのも、ファンにとっては大きな楽しみのひとつと言える。そんな同社から少し前にリリースされ、とくにわが国のファンに好評を博しているのが今回ご紹介するトヨタ「セリカ リフトバック2000GT」だ。

【過去最高】ルパン三世のフィアット「500」を完全再現! カップ麺も灰皿も『カリオストロの城』のまんまなのには理由がありました

ABS樹脂とダイキャストを組み合わせミニカーのリアリティを追求

オートアート社製モデルカーの大きな特徴は「オートアート・コンポジットダイキャストモデル」と呼ばれる独自の構造にある。一般的にはミニカーのボディは亜鉛合金製のボディか、あるいはレジン樹脂製のボディがほとんどだが、同社の製品はボディには独自配合したABS樹脂を用い、インナーボディには金属製のダイキャスト・パーツを採用するという他に例を見ないもの。それぞれの素材の利点を最大限に生かし、ダイキャストモデルに劣らない高剛性と重量感を実現しながら、樹脂ボディならではのリアルでシャープなボディラインを再現。ドアやエンジンフードなどの開閉箇所も極限までチリが合った仕上がりとなっているのだ。

当時のレジャーブームを先取りしたセリカ リフトバック

フォード「マスタング」に範を取った日本初のスペシャリティカーとして1970年に登場した初代トヨタ「セリカ」。その後1973年には大型テールゲートを持ったセリカ リフトバックがそのラインナップに追加された。このリフトバックはリアシートバックを倒すと大型レジャー用品の積載も可能で、そのスポーティな走り以上に、当時のレジャーブームを先取りしたGTカーとして高い人気を博した。

リフトバックにもクーペと同様、ツインカム1.6Lの2T-Gや同じくツインカム2Lの18R-Gを筆頭にいくつものエンジンが用意されたが、オートアートがモデル化したのは18R-Gを搭載する最高グレードの2000GTだ。

大きなテールゲートの開閉まで完璧に再現

他のオートアート製モデルカーと同様、このセリカ・リフトバック2000GTもこのスケールの量産ミニカーとして教科書的な完成度に仕上がっている。ABS樹脂製の正確なボディ・プロポーションはいうまでもなく、左右ドアや前後のフードは高い精度で開閉。また、いかにも1970年代のスポーツ/GTカーらしい黒一色の室内やボンネットの中の4気筒ツインカムの18R-Gエンジン、補器類の再現度もリアルだ。

ちなみに当時の実車カタログには海や草原、さまざまなシチュエーションでテールゲートを大きく開けたセリカ・リフトバックが紹介されている。当時の若者はテールゲートの中に何を詰め込んでレジャーに繰り出したのだろうか。

のびのびとした70年代の空気感まで漂ってくる

1970年の大阪万国博覧会を潮目に、世の中はそれまでの「気合いとド根性で栄光へ向かってまっしぐら」という一途な時代から、徐々に「少し余裕が出てきたからそれほどガツガツしなくてもいいんじゃないか」という雰囲気が芽生えてきたようにも思える。

クルマの世界で言えば「もう汗かいてレースする時代じゃないでしょ」とばかりに、ハコスカでのレースを卒業したケンとメリーが軽やかに北海道にドライブに出かける70年代。あるいは音楽の世界で言えば「世の中の不正義に異議を唱えるより、日常の幸せでしょ」とばかりに、社会派フォークソングや反体制ロックが四畳半フォークやニューミュージックへと変化していった70年代。セリカ・リフトバックはそんな時代の変わり目に生まれたクルマだ。

オートアートのセリカ・リフトバックは、見るものにそんなことまで思い起こさせる時代の空気感をも纏っているようだ。

■AUTOart 1/18 トヨタ セリカ リフトバック2000GT(RA25)1973(モスグリーン) 定価:3万800円(消費税込) 問い合わせ:株式会社ゲートウェイ・オートアート・ジャパン https://www.autoartmodels-jp.com

こんな記事も読まれています

フェラーリが快挙! 90年ぶりのにル・マンとモナコGP同年優勝。連覇達成で「まぐれではないことを証明した」
フェラーリが快挙! 90年ぶりのにル・マンとモナコGP同年優勝。連覇達成で「まぐれではないことを証明した」
AUTOSPORT web
【トヨタ分析】「ガチンコ勝負でパワーが落ちた」7号車のトラブル。「ワーストコンディション」で光った8号車平川/ル・マン24時間
【トヨタ分析】「ガチンコ勝負でパワーが落ちた」7号車のトラブル。「ワーストコンディション」で光った8号車平川/ル・マン24時間
AUTOSPORT web
F1復帰を諦めるつもりはないと主張するシューマッハー。一方でシート獲得に向けて戦うのは「消耗する」と明かす
F1復帰を諦めるつもりはないと主張するシューマッハー。一方でシート獲得に向けて戦うのは「消耗する」と明かす
AUTOSPORT web
元国民的アイドルが500万超の「国産カスタムカー」を購入! 加護亜依が“即決買い”する姿に「びっくり!」「センスいい~」と話題
元国民的アイドルが500万超の「国産カスタムカー」を購入! 加護亜依が“即決買い”する姿に「びっくり!」「センスいい~」と話題
くるまのニュース
狂気の空力マシンで300馬力 スターリング・モスが395km/hを記録した日 歴史アーカイブ
狂気の空力マシンで300馬力 スターリング・モスが395km/hを記録した日 歴史アーカイブ
AUTOCAR JAPAN
RB代表「リカルドが結果を出せるよう努力している」必要とするものを与えるのはチームの責任だと語る
RB代表「リカルドが結果を出せるよう努力している」必要とするものを与えるのはチームの責任だと語る
AUTOSPORT web
高橋巧筆頭に3連覇狙うTeam HRC。「誰が乗っても速く走れると思っていた」新加入の名越と荒川が感じた課題/鈴鹿8耐テスト
高橋巧筆頭に3連覇狙うTeam HRC。「誰が乗っても速く走れると思っていた」新加入の名越と荒川が感じた課題/鈴鹿8耐テスト
AUTOSPORT web
ベントレーがゴージャスな「大人エレベーター」を手掛けたら…「How do you Bentley?」で「B世代」にアピールしたかったものとは
ベントレーがゴージャスな「大人エレベーター」を手掛けたら…「How do you Bentley?」で「B世代」にアピールしたかったものとは
Auto Messe Web
リバティ・グローバルがフォーミュラEの経営権を取得へ。保有比率65%の主要株主に
リバティ・グローバルがフォーミュラEの経営権を取得へ。保有比率65%の主要株主に
AUTOSPORT web
トヨタ新型「“タフ”ミニバン」発表! 斬新“大口顔”が超カッコイイ! MT&アンダー320万円設定ありの「プロエース“シティ”」墨に登場
トヨタ新型「“タフ”ミニバン」発表! 斬新“大口顔”が超カッコイイ! MT&アンダー320万円設定ありの「プロエース“シティ”」墨に登場
くるまのニュース
「南海フェリー」がトラック乗りの強い味方に! 始発便の「早乗り」がドライバーに優しいサービスだった
「南海フェリー」がトラック乗りの強い味方に! 始発便の「早乗り」がドライバーに優しいサービスだった
WEB CARTOP
愛車の履歴書──Vol41. 大黒摩季さん(後編)
愛車の履歴書──Vol41. 大黒摩季さん(後編)
GQ JAPAN
テインから『ギャランフォルテス』用車高調「ストリートアドバンスZ」が発売
テインから『ギャランフォルテス』用車高調「ストリートアドバンスZ」が発売
レスポンス
わがままを叶えてくれるプレミアムSUV──新型レクサスNX350“F SPORT”試乗記
わがままを叶えてくれるプレミアムSUV──新型レクサスNX350“F SPORT”試乗記
GQ JAPAN
なぜ「ペダル踏み間違え」起きる? 原因はどこにある? 相次ぐ「重大事故」は“高齢者”特有の問題ではない! 有効な「対策法」はあるのか
なぜ「ペダル踏み間違え」起きる? 原因はどこにある? 相次ぐ「重大事故」は“高齢者”特有の問題ではない! 有効な「対策法」はあるのか
くるまのニュース
カーメイト、新型ワイドリアビューミラー発売…ホンダ WR-V などに対応
カーメイト、新型ワイドリアビューミラー発売…ホンダ WR-V などに対応
レスポンス
ミック・シューマッハー、来季F1復帰の可能性はあるのか?「それが僕の目標だけど……僕がコントロールできることじゃない」
ミック・シューマッハー、来季F1復帰の可能性はあるのか?「それが僕の目標だけど……僕がコントロールできることじゃない」
motorsport.com 日本版
神奈中の赤い「連節バス」ついに横浜へ登場 箱根駅伝ルート経由で駅 団地結ぶ
神奈中の赤い「連節バス」ついに横浜へ登場 箱根駅伝ルート経由で駅 団地結ぶ
乗りものニュース

みんなのコメント

6件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

181.7240.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

34.9650.0万円

中古車を検索
セリカの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

181.7240.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

34.9650.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村