現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 2024年度“上半期”「イチバン売れたクルマ」は? 唯一「10万台超え」は「背の高い軽」! ミニバン・軽ワゴンは大人気 販売台数ランキング発表

ここから本文です

2024年度“上半期”「イチバン売れたクルマ」は? 唯一「10万台超え」は「背の高い軽」! ミニバン・軽ワゴンは大人気 販売台数ランキング発表

掲載 6
2024年度“上半期”「イチバン売れたクルマ」は? 唯一「10万台超え」は「背の高い軽」! ミニバン・軽ワゴンは大人気 販売台数ランキング発表

■24年度上半期終了! 売れたクルマはどれ?

 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)は2024年10月4日、2024年度上半期(4月~9月)の車名別販売台数ランキングを発表しました。

【画像】「えっ…」 これがイマ売れてる「最新軽自動車」です!(81枚)

 自販連は登録車(5ナンバー/3ナンバー)ランキング、全軽自協は軽乗用車のランキングをそれぞれ発表しています。

 発表されたランキングは通称名別です。例えば登録車のトヨタ「ヤリス」には、コンパクトカー「ヤリス」、コンパクトSUV「ヤリスクロス」、コンパクトスポーツ「GRヤリス」が含まれます。

 軽自動車のスズキ「ワゴンR」には、「ワゴンR」「ワゴンR カスタム」「ワゴンR スティングレー」「ワゴンR スマイル」が含まれるなど、同名シリーズ全体が合算されています。

●2024年上半期(4月~9月) 登録車ベスト10

 ・1位:トヨタ「カローラ」(7万7030台)
 ・2位:トヨタ「ヤリス」(7万3052台)
 ・3位:トヨタ「シエンタ」(5万8645台)
 ・4位:日産「ノート」(4万8339台)
 ・5位:トヨタ「ルーミー」(4万2891台)
 ・6位:ホンダ「フリード」(4万614台)
 ・7位:日産「セレナ」(3万9637台)
 ・8位:トヨタ「アルファード」(3万8794台)
 ・9位:ホンダ「ヴェゼル」(3万6251台)
 ・10位:トヨタ「ヴォクシー」(3万5143台)

●2024年上半期(4月~9月) 軽乗用車ベスト10

 ・1位:ホンダ「N-BOX」(10万2226台)
 ・2位:スズキ「スペーシア」(8万179台)
 ・3位:ダイハツ「タント」(5万4177台)
 ・4位:スズキ「ハスラー」(4万3070台)
 ・5位:スズキ「ワゴンR」(3万8957台)
 ・6位:スズキ「アルト」(3万3537台)
 ・7位:日産「ルークス」(3万1539台)
 ・8位:三菱「デリカミニ/eK」(2万6863台)
 ・9位:日産「デイズ」(2万3645台)
 ・10位:ダイハツ「ミラ」(2万2902台)

 2024年度上半期の新車(登録車)販売台数ランキングは、トヨタ「カローラ」(販売台数7万7030台)が1位を獲得しました。

 これに続きトヨタ「ヤリス」「シエンタ」が2位・3位を獲得し、トヨタ3車種がトップスリーを席巻。カローラ・ヤリスそれぞれがシリーズ合算となっており、単一車種としてはシエンタが1位ということになります。

 4位は日産「ノート」です。日産の主力コンパクトカーで現行型は3代目。2023年12月にマイナーチェンジされ、その後は好調な売れ行きを推移しています。上級モデル「ノートオーラ」も6月13日に発売され、2モデルの展開です。

 6位のホンダ「フリード」は、6月28日に新型の3代目が発売されました。デザインを一新したほか、2モーターハイブリッド「e:HEV」の搭載や先進運転支援「ホンダセンシング」の機能向上などを図っています。

 発売わずか1ヶ月では累計3万8000台を受注し、良い滑り出しを記録しています。3位のシエンタとはライバル関係にあり、今後の推移にも注目されます。

 7位は日産「セレナ」が獲得しました。9月には新色の追加と価格の値下げを実施したほか、10月には電動4WDの「e-4ORCE」モデルが追加され、今後発売予定となっており、販売台数を伸ばす可能性がありそうです。

 軽自動車のランキングでは、ホンダ「N-BOX」(販売台数10万2226台)が上半期唯一の10万台超えを記録し、1位を獲得。

 現行型は3代目で2023年10月に登場。キープコンセプトとしつつ、先進機能などを高めています。9月にはアウトドアテイストを高めた新タイプ「N-BOX JOY」を追加設定。近年人気のSUV風デザインを取り入れたことで、今後の売れ行きにも期待が高まります。

 2位となったスズキ「スペーシア」は2023年11月に全面刷新を実施。2024年5月にはN-BOXを超えて首位を獲得しましたが、6月からは再び2位のポジションにつけています。

 9月にSUVタイプの「スペーシアギア」がフルモデルチェンジし、こちらも動向が注目されます。

 3位のダイハツ「タント」は人気の軽スーパーハイトワゴンですが、ダイハツの認証不正により受注を停止。これが解除となり、再び上位にランクインすることになりました。10位「ミラ」も同様です。

 4位のスズキ「ハスラー」は2024年5月に改良を実施。機能の拡充や新タイプ「タフワイルド」の設定で、売れ行きを伸ばしています。

※ ※ ※

 登録車(普通車)と軽自動車をすべて含んだ2024年上半期の総合ランキングは以下の通りです。

●2024年上半期(4月~9月) 乗用車ベスト10

 ・1位:ホンダ「N-BOX」(10万2226台)
 ・2位:スズキ「スペーシア」(8万179台)
 ・3位:トヨタ「カローラ」(7万7030台)
 ・4位:トヨタ「ヤリス」(7万3052台)
 ・5位:トヨタ「シエンタ」(5万8645台)
 ・6位:ダイハツ「タント」(5万4177台)
 ・7位:スズキ「ハスラー」(4万3070台)
 ・8位:日産「ノート」(4万8339台)
 ・9位:トヨタ「ルーミー」(4万2891台)
 ・10位:ホンダ「フリード」(4万614台)

 2024年度上半期の傾向では、直近でモデルチェンジを果たしたクルマが多いほか、背の高い軽スーパーハイトワゴンやハイトワゴンが人気となっています。そのほか、コンパクトミニバンや小・中型SUVも引き続き高いシェアを獲得しています。

 昨年度の上半期と比較すると、全体的に前年対比100%を超えるモデルが少なくなりました。

 2020年から始まった半導体不足による長期の納車待ちが改善され、受注・生産停止を余儀なくされていた状況から、それらの再開に伴って製造ラインがフル稼働することとなりました。

 したがって2023年では新車の供給過多・デリバリーの詰まりが発生し、突発的に登録台数が非常に多くなっていました。

 2024年ではこのような詰まりが解消され、いずれの車種でも普段通りの販売台数に戻りつつあり、本来のランキングに戻りつつあります。

 さらに、昨年発覚したダイハツの認証不正問題による生産・販売停止もほとんど解消しており、ランキングにも現れることとなりました。

 しかし、一部では引き続き受注停止中の車種があるほか、モデルチェンジ/ラインナップの追加なども予定されるなど、年度末にかけては引き続きランキングに変動が生じる可能性があります。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
くるまのニュース
マツダ「3列シートミニバン」復活する!? スライドドアの新型「ビアンテ」「プレマシー」はあり得る? 待たれる「“魂動”ミニバン」登場の可能性とは
マツダ「3列シートミニバン」復活する!? スライドドアの新型「ビアンテ」「プレマシー」はあり得る? 待たれる「“魂動”ミニバン」登場の可能性とは
くるまのニュース
ホンダ「人気軽バン」発売に反響多数!? 「日本イチ売れているクルマ」に新モデルも登場! N-BOXが人気な理由は?
ホンダ「人気軽バン」発売に反響多数!? 「日本イチ売れているクルマ」に新モデルも登場! N-BOXが人気な理由は?
くるまのニュース
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
くるまのニュース
100万円以下で「クラウン」に乗りたい! めちゃ安い“高級セダン”は買っても大丈夫? 古くても「やっぱりクラウン」だけど格安中古はやめたほうがいい?
100万円以下で「クラウン」に乗りたい! めちゃ安い“高級セダン”は買っても大丈夫? 古くても「やっぱりクラウン」だけど格安中古はやめたほうがいい?
くるまのニュース
トヨタ新型「“背高”商用バン」が人気! 「斬新」顔が超カッコイイ! スライドドア装備の新「プロエース」シリーズがポーランドで販売好調
トヨタ新型「“背高”商用バン」が人気! 「斬新」顔が超カッコイイ! スライドドア装備の新「プロエース」シリーズがポーランドで販売好調
くるまのニュース
ダイハツ新「タント」発売! 改良で何が変わった? 意外な反響アリ! 柱が無い個性ワゴン、145万円から
ダイハツ新「タント」発売! 改良で何が変わった? 意外な反響アリ! 柱が無い個性ワゴン、145万円から
くるまのニュース
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
WEB CARTOP
新車99万円! ダイハツ「“最安”ワゴン」どんな人が買う? イチバン安い「国産乗用車」は装備が十分! 超お手頃な「ミライース」支持するユーザー層とは
新車99万円! ダイハツ「“最安”ワゴン」どんな人が買う? イチバン安い「国産乗用車」は装備が十分! 超お手頃な「ミライース」支持するユーザー層とは
くるまのニュース
低燃費性能 低価格化…… 永遠のライバルのダイハツ VS スズキ 軽ガチバトル徹底研究【10年前の再録記事プレイバック】
低燃費性能 低価格化…… 永遠のライバルのダイハツ VS スズキ 軽ガチバトル徹底研究【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
10月の新車販売はヤリスがN-BOXを抜きトップを奪取! N-BOX JOYが新発売されたのに何が起こった?
10月の新車販売はヤリスがN-BOXを抜きトップを奪取! N-BOX JOYが新発売されたのに何が起こった?
WEB CARTOP
ミツオカ新型「M55」世界初公開に反響多数! MTのみ設定&“旧車”デザインに「良すぎる」の声! 青内装の「ゼロエディション」が話題に
ミツオカ新型「M55」世界初公開に反響多数! MTのみ設定&“旧車”デザインに「良すぎる」の声! 青内装の「ゼロエディション」が話題に
くるまのニュース
トヨタ「コンパクトSUV」なぜ消滅? “全長3.9m”級の元祖「ヤリスクロス」的存在な「ヴィッツSUV」に注目! 14年で幕を閉じた「ist」とは?
トヨタ「コンパクトSUV」なぜ消滅? “全長3.9m”級の元祖「ヤリスクロス」的存在な「ヴィッツSUV」に注目! 14年で幕を閉じた「ist」とは?
くるまのニュース
トヨタ新型「カローラ“クロス”」がスゴイ! 「まるで“レクサス”」と反響多数! タイで発表の“斬新モデル”のいつ日本に来る!?
トヨタ新型「カローラ“クロス”」がスゴイ! 「まるで“レクサス”」と反響多数! タイで発表の“斬新モデル”のいつ日本に来る!?
くるまのニュース
日産のコンパクト「“スライドドア”ワゴン」に反響多数! 「ちょうどイイサイズ」「いや大きすぎる」と反応分かれる「タウンスター“エヴァリア”」! 欧州向けモデル「日本導入」の可能性に賛否両論!?
日産のコンパクト「“スライドドア”ワゴン」に反響多数! 「ちょうどイイサイズ」「いや大きすぎる」と反応分かれる「タウンスター“エヴァリア”」! 欧州向けモデル「日本導入」の可能性に賛否両論!?
くるまのニュース
2人乗りのみ! ダイハツに斬新「スライドドア付き軽バン」あった! 新車140万円以下で「リアシート」なし! 超割り切ったシンプルバン「キャディー」とは
2人乗りのみ! ダイハツに斬新「スライドドア付き軽バン」あった! 新車140万円以下で「リアシート」なし! 超割り切ったシンプルバン「キャディー」とは
くるまのニュース
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
くるまのニュース
ホンダ斬新「オデッセイSUV!?」に大反響! 「V6ワゴン」から進化の“最上級クーペSUV”に「カッコイイ」「モダンな見た目」の声も! 13年ぶりの「アヴァンシア」がスゴイ!
ホンダ斬新「オデッセイSUV!?」に大反響! 「V6ワゴン」から進化の“最上級クーペSUV”に「カッコイイ」「モダンな見た目」の声も! 13年ぶりの「アヴァンシア」がスゴイ!
くるまのニュース

みんなのコメント

6件
  • masa
    結局、NボックスVSスページアはNボックスってことなの?

    Nボックスの前のカスタムはデザインが凄く好みだったのに対して
    新しいのは、劣るとおもっていたけど、まあまあ受け入れられてるって事かな、、。
  • saw********
    9月の終わりに近くの新古車屋に
    スペーシアギアが並んでいた 早すぎっと思った
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

195.3215.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

7.0294.0万円

中古車を検索
スペーシアギアの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

195.3215.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

7.0294.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村