キャンプを安全に楽しんで帰るため最新装備を活用しよう
巷では気軽で快適なオートキャンプが大流行中ですが、今やキャンプとクルマは切っても切れない関係になっています。クルマを使えばドア・トゥ・ドアでキャンプ場へと向かうことができ、たくさんの荷物を持って行けるのが大きな魅力。また、車内の環境を整えればテントを張らずに車中泊も楽しむこともできるのです。
今後はクルマの必須装備となる可能性大! 後付け品も増えてきたデジタルルームミラーの選び方
本来キャンプとは「野営」や「露営」を意味し、原始的なスタイルを楽しむレジャーとして認知されている一方、クルマは馬車から発展したものの、最近では先進の技術を満載したハイブリッドやEV(電気自動車)へと進化を遂げています。そんな原始的なキャンプと最先端のクルマが融合するオートキャンプにおいて、クルマの性能をアップさせるデジタル装備は欠かせません。今回は、最先端のアイテムとキャンプの関係について考えてみたいと思います。
ヘッドライトを明るいLEDバルブに交換
都会に隣接したキャンプ場という例外はあるものの、キャンプ場の多くは深い緑に囲まれ、雄大な自然が望める立地条件にあるのが一般的。そのため、キャンプ場へと向かうために日の出前の暗い山道を走ることも少なくありません。山道には街灯が少なく、狭い路肩に怖い思いをしたことや、枯れ枝や落石、野生の生物に驚いた人も多いはず。そんな時に、おすすめしたいのがヘッドライトをLEDに交換することです。
キャンパーの中にはハロゲンバルブを使用するオールドスクールの旧車に乗っている人も多く、ヘッドライトの暗さは大きな悩みになっているようです。少し前まではプロジェクターヘッドライトやバラストを積んだHIDなどに交換するのが主流でしたが、高価な本体のほかにも取り付け工賃が必要でした。
しかし、最近はバルブを交換するだけのLEDバルブが登場したことで出費を抑えながらも明るいヘッドライトを手に入れることができるのです。消費電力が少なく、長寿命のLEDバルブは暗い山道や林道を走るキャンパーの必需品と言えそうです。
荷物満載でも後ろが見えるルームミラーモニター
オートキャンプではアレも必要、コレも使いたい……と持って行く道具が増えてしまい、ラゲッジスペースには荷物が満載。いざ、運転をしてみるとルームミラーには荷物が写るだけで、後ろの状況が全く見えない、なんて経験はありませんか?
そんな時に役立つのが後付けタイプのルームミラーモニター(デジタルインナーミラー)です。最近ではメーカー純正として最新モデルにも搭載され始め、大きな話題になっています。このルームミラー式のバックモニターとは、クルマの後部に取り付けたカメラの映像をルームミラーに映し出すもので、ラゲッジに荷物が満載されていても問題ありません。通常のルームミラーより鮮明な映像は視認性が高く、走行中も違和感なく利用することができます。
調光機能付きや暗視機能付き(ワイドダイナミックレンジ)のモデルを選べば、暗い山道や天気の悪い日でもより高い視認性で安全性をサポートしてくれるのでおすすめ。バックカメラやDVDとの連携ができるアイテムや、タッチパネル方式でミラー面に触れるだけでモニター画面の切り替えができるもの、ドライブレコーダーを搭載した商品も市販されています。
キャンプ場での危険を回避できる全方位カメラ
キャンプ場では徐行がお約束ですが、場内を走り回る小さな子どもや隣のサイトが打ち込んだペグ、土に埋まった岩など、キャンプ場には見逃しやすい危険があふれています。そんな危険を回避しリスクを軽減してくれるのが車載カメラの存在。最近では新車購入時に装備できる車種も増えましたが、現在所有しているクルマに取り付けられるアフターマーケットパーツも市販され始めました。
ビルトインカメラを車体の前後だけでなく左右のミラーに取り付けることで全方位を映し出す映像はカーナビ画面と連動させることができ、モニターを持たないクルマでは別売りのモニターを装着することでパノラマビューやアラウンドビュー、コーナービューなどに切り替えることができます。
運転席から見えない場所をしっかりと映し出してくれる全方位カメラはキャンパーにとって頼れる味方となり、狭い山道のすれ違いのときにもモニターを確認すれば脱輪のリスクも軽減できます。楽しいはずのキャンプで事故を起こしては意味がありません。危険を回避してくれる全方位カメラはキャンプだけでなく、日々の暮らしを安全に過ごすためのライフハックとしても活躍してくれます。
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