現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 1500万円の「トミカ・スカイライン」!? ド派手な3リッター直列6気筒搭載のR34のスーパーシルエットを発売!

ここから本文です

1500万円の「トミカ・スカイライン」!? ド派手な3リッター直列6気筒搭載のR34のスーパーシルエットを発売!

掲載 更新 25
1500万円の「トミカ・スカイライン」!? ド派手な3リッター直列6気筒搭載のR34のスーパーシルエットを発売!

■トミカファン必見! リバティウォークのER34型トミカ・スカイライン

 東京オートサロン2020で、もっとも注目を集めたブースのひとつがリバティウォークでしょう。年々拡大しつつあるリバティウォークのブースには、何台ものデモカーが展示されましたが、なかでもとくに注目を集めたのが、「ER34スカイライン」をベースに製作した「LB-ER34スーパーシルエットスカイライン」です。

【画像】スカイライン史上最強の「400R」がカッコ良すぎる!(25枚)

 リバティウォークは、発想力の豊かさとカスタムを自由に楽しむ独創的なスタイルによって、多くのファンを獲得しています。
 
 東京オートサロン2020でアンベールしたLB-ER34スーパーシルエットスカイラインは、昭和世代には懐かしい「トミカ・スカイライン」をモチーフに、ER34スカイラインをベースに派手なエアロで再現されていました。
 
 スーパーシルエットとは、1980年代初頭にサーキットを沸かせたGr.5カテゴリーに属したレースマシンのこと。改造範囲がとても広いことから、レースを有利にするために、ボディを軽量化してハイパワー化したエンジンを搭載し、太いタイヤを履かせるために空力を考えたワイドボディ化されたシルエットが特徴でした。
 
 当時、市販車ベースのFIA公認レースのなかでは一番過激といわれ、改造好きの若者達を魅了したカテゴリーでもありました。
 
 派手な外観からスーパーシルエットと呼ばれる一方で、シルエットフォーミュラーともよばれました。これは、シャシがフォーミュラーマシンのようなパイプフレームで構成され、市販車のシルエットを残したカウルを装着したマシンだったからです。

 このカテゴリーのレースにおいて人気ナンバー1だったのは、日産ワークスの長谷見昌弘選手が駆るトミカ・スカイラインでした。
 
 コーナー手前の減速時にサイド管から強烈なアフターファイアを吹き上げる様は、とても衝撃的でカッコよく、当時のレースファンを魅了したものです。
 
 ここでトミカ・スカイラインの当時を振り返っておくと、1982年に登場したトミカ・スカイラインは、ハコスカ以来、約10年のブランクを経てスカイラインが再びサーキットに戻ってきたことで話題になりました。
 
 ベースは「DR30スカイライン」の形ですが、グループ5のカテゴリーに合わせてスーパーシルエットの身を纏っています。エンジンはL20B型4気筒ユニットをベースにDOHCヘッドを載せ、さらにターボを装着したLZ20B型を搭載していました。
 
 フロントの大型エアダム、前後フェンダーをすっぽり包み込むオーバーフェンダー、そして、そびえたつウイングなど、すべてが圧巻の作り込みがなされていました。キャビン以外は、すべてレース専用に変更されていたのです。

※ ※ ※

 一方、リバティウォークが今回の「ER34スカイライン」に施したカスタムも凄まじいものでした。
 
 カラーリングはいわゆるトミカカラーのレッドとブラックで、ステッカーの貼り方も当時のレースマシンを参考しながら再現。
 
 ただ、ドアサイドパネルとフロントリップに入るスポンサーロゴが「TOMICA」ではなく「LBWK」になっています。
 
 外装については、ベース車の違いからそのままのデザインというわけにはいかないため、シルエットボディならではのエッジを強調するデザインを採用しています。
 
 開口部の大きい大型フロントバンパーに加えてリアウイングは2本足のオリジナルからスタイリッシュな3本足にすることでバランスを取り、十分な強度を確保できるように工夫しています。
 
 また、エンジンについては当時のレーシングエンジンをモチーフにあえてL型にこだわった仕様としました。RBエンジン搭載のままでは面白くないと、同じ直列6気筒の名機であるL型エンジンにこだわり、メカチューンを施したL28改3リッター仕様のパワーユニットに換装されています。
 
 細かく見ていけば、若干の違いがありますが、現代の技術を持ってすれば、まったく同じものを作ることはたやすいことでしょう。しかし、カスタムビルダーであるリバティウォークは当時の面影を残しつつ、現代風のアレンジを加えて新たなマシンとして提案することを真骨頂としています。
 
 この「B-ER34スーパーシルエットスカイラインは、コンプリートカーとして販売が決定しています。価格は展示車と同じ仕様で約1500万円ほど。基本的に受注生産で、ベース車の確保の問題から製作は数台のみになるそうです。

こんな記事も読まれています

みなとみらいのヤマハ発信拠点で“外に繰り出したくなる”イラスト展開催 12月11日~15日
みなとみらいのヤマハ発信拠点で“外に繰り出したくなる”イラスト展開催 12月11日~15日
レスポンス
ルクレール、”チームオーダー無視”のサインツJr.を批判「優しくすると、いつも損をするんだ!」
ルクレール、”チームオーダー無視”のサインツJr.を批判「優しくすると、いつも損をするんだ!」
motorsport.com 日本版
F1 Topic:ホテルでも空港でも遊べる“ギャンブルの街”ラスベガス。気になる賭け率とガスリーの躍進
F1 Topic:ホテルでも空港でも遊べる“ギャンブルの街”ラスベガス。気になる賭け率とガスリーの躍進
AUTOSPORT web
異形の「センチュリーロイヤル」!? 唯一無二の“Sワゴン型”なぜ存在?
異形の「センチュリーロイヤル」!? 唯一無二の“Sワゴン型”なぜ存在?
乗りものニュース
クルマはいまやボディだけじゃなくてシートもコーティングが基本! 車内で飲食するなら「布シートコーティング」は必須だった
クルマはいまやボディだけじゃなくてシートもコーティングが基本! 車内で飲食するなら「布シートコーティング」は必須だった
WEB CARTOP
エンブレムが立ち上がった! メルセデスベンツ『EQS』が「電気自動車のSクラス」らしく進化 1535万円から
エンブレムが立ち上がった! メルセデスベンツ『EQS』が「電気自動車のSクラス」らしく進化 1535万円から
レスポンス
4連覇達成のフェルスタッペン、レッドブル離脱は考えていたのか? 内紛とライバル猛追に苦しんだ2024年を回顧
4連覇達成のフェルスタッペン、レッドブル離脱は考えていたのか? 内紛とライバル猛追に苦しんだ2024年を回顧
motorsport.com 日本版
もう“永遠の2番手”じゃない。ヌービル、悲願のWRC初タイトルは「諦めず頑張り続けたご褒美。残る全てはオマケだ!」
もう“永遠の2番手”じゃない。ヌービル、悲願のWRC初タイトルは「諦めず頑張り続けたご褒美。残る全てはオマケだ!」
motorsport.com 日本版
「くっそかっこいいやん!」トライアンフの新型ミドルアドベンチャー登場にSNSは好感触
「くっそかっこいいやん!」トライアンフの新型ミドルアドベンチャー登場にSNSは好感触
レスポンス
「横で積む」それとも「縦に置く」? 知らないドライバーも多数! 外した「夏タイヤ」の「正しい積み方」正解はどっち!?
「横で積む」それとも「縦に置く」? 知らないドライバーも多数! 外した「夏タイヤ」の「正しい積み方」正解はどっち!?
くるまのニュース
メルセデス・ベンツ「Gクラス」の電動仕様「G580」のスゴさとは? 戦車みたいに“その場”で旋回! BEV化にて舗装路も悪路も「走りが格上」に
メルセデス・ベンツ「Gクラス」の電動仕様「G580」のスゴさとは? 戦車みたいに“その場”で旋回! BEV化にて舗装路も悪路も「走りが格上」に
VAGUE
初めてのスポーツバイクにオススメ 『境川サイクリングロード』を走ってみた
初めてのスポーツバイクにオススメ 『境川サイクリングロード』を走ってみた
バイクのニュース
サインツ予選2番手「マクラーレンに勝ってタイトルをつかむため、最大限のポイントを獲得する」フェラーリ/F1第22戦
サインツ予選2番手「マクラーレンに勝ってタイトルをつかむため、最大限のポイントを獲得する」フェラーリ/F1第22戦
AUTOSPORT web
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
Auto Messe Web
【カワサキ×IXON】初コラボでジャケットを設定!2024秋冬から販売中!緑がチラチラ、かっこいい!  
【カワサキ×IXON】初コラボでジャケットを設定!2024秋冬から販売中!緑がチラチラ、かっこいい!  
モーサイ
残す? それともクビ? レッドブル、ラスベガスでも大苦戦セルジオ・ペレス処遇を最終戦後の会議で決定へ
残す? それともクビ? レッドブル、ラスベガスでも大苦戦セルジオ・ペレス処遇を最終戦後の会議で決定へ
motorsport.com 日本版
4K映像 × EIS手ブレ補正機能搭載のバイク用ドライブレコーダー「AKY-710Pro」の予約販売が12月末スタート!
4K映像 × EIS手ブレ補正機能搭載のバイク用ドライブレコーダー「AKY-710Pro」の予約販売が12月末スタート!
バイクブロス
悲願の「全固体電池」が実現間近! ホンダが2020年代後半の量産開始を目標にしたパイロットラインを初公開
悲願の「全固体電池」が実現間近! ホンダが2020年代後半の量産開始を目標にしたパイロットラインを初公開
THE EV TIMES

みんなのコメント

25件
  • 3枚目の画像はグループ5のシルエットフォーミュラじゃなくてグループC仕様ですな
  • 34で再現したんですね
    でもこれじゃない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

547.5632.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.02050.0万円

中古車を検索
スカイライン ハイブリッドの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

547.5632.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.02050.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村