現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【恐れる必要なし】買う前に必ず行くべきディーラー試乗の心構え4カ条

ここから本文です

【恐れる必要なし】買う前に必ず行くべきディーラー試乗の心構え4カ条

掲載 更新
【恐れる必要なし】買う前に必ず行くべきディーラー試乗の心構え4カ条

ただ乗るだけでなく使用用途に合わせてチェック

購入を考えている、短期的に購入することはできないけど興味を持っているクルマがあるなら、ディーラーでの試乗で自分でその車を試してみるべきだ。しかし「必ず買うと決めた訳でもクルマを試乗するというのもちょっと気が引ける」と感じるのも事実。ここではディーラー試乗での心構えやチェックしたいポイントを上げたいと思う。

【今さら聞けない】エンジンブレーキって何ですか?

(1)そもそもディーラー試乗の敷居は高い?

購入を考えているクルマ、候補車であれば、クルマは普通の人にとって人生で数回しかない大きな買い物だけに絶対に試乗すべき。むしろ「ディーラーに試乗車が来る前に予約、契約するほど惚れ込んでいて、少しでも早く話題の新型車に乗るためなら実車確認や試乗なしで購入するリスクを覚悟している」といった特別な事情がない限り、試乗なしで購入するのは「避けるべき」と声を大にして言いたいくらいだ。

もう1つの「単純にそのクルマに乗ってみたい」というケースも、試乗を断られるケースは少なく、自分の経験になるので可能なら試乗すべき。ただその場合は「短期的に購入はできない」という旨を伝えておいたほうが、営業マンからの電話に代表されるお互いの面倒を避けるという意味で無難だろう。

ディーラー試乗はよほどの高級ブランドでない限り、日本車は当然として、ベンツやBMWのような輸入車でもディーラーに入る敷居は下がりつつあるのに加え、ベンツでいえばAクラスのような「普通の人の選択肢に入るモデル」も増えているので、試乗はしやすい。

(2)ディーラーで試乗できるのはどんなクルマ?

多くのディーラーに試乗車があるのは販売台数が多いクルマの、量販グレードというのが実情だ。しかし、実際には「販売台数の少ないMT車の購入を考えている」というケースもあるだろう。そういった場合は「希少なモデルの試乗車が販売会社(例えば東京トヨタのような組織)に1台ならある」というケースもあるので、本気で購入を考えているなら営業マンに相談してみる、興味があるだけなら試乗車があるディーラーに行ってみるといい。

(3) ディーラー試乗では何を確認すべき?

ディーラー試乗は基本的に営業マンが同乗し、ディーラーが決めたコースを20分程度、長くて30分程度乗るというのが一般的。それだけにすべてを確認することは不可能だが、なるべく多くの情報を得るための準備、チェックポイントを挙げると ※単に乗ってみたいという興味を持っての試乗であれば、細かいことを気にする必要はさほどないだろう。

●試乗の前の実車確認において クルマは日常的に使う道具であるだけに、自分の使用パターンに対応しているかは非常に重要だ。ということを考えると乗る機会の多い家族をなるべく多くを同行させ、居住性や積む機会の多い趣味の道具があるならそういった荷物も持ち積めるかを確認しておきたい。

クルマはそうそう買えるものでないだけに、チェックなしで購入し、あとから「ダメだった」では、大げさに言えば取り返しがつかない。

●試乗において ディーラーでの試乗で確認できるのは、ほぼ「街乗りでどうか」ということに限定されると思った方がいい。ワインディングロードや高速道路を走った印象に関しては自動車メディアの記事を参考にするとして、ディーラー試乗では「普通に乗って感じるいいところ、気になるところ」を探すことに集中するべきだ。具体的には視界やアクセルレスポンス、ハンドルを通して感じるステアフィール、アイドリングストップの印象などが挙げられる(クルマの少ない道があれば、常識的な範囲でアクセルを深く踏むのもいいだろう)。

また「自分だけでなく、家族も運転する」というクルマであれば運転する対象になる人全員に確認させることや、駐車場が狭い人であれば同乗する営業マンに周囲を確認してもらいながら自分の駐車場に車を入れてみることも勧めたい。パレット式の駐車場などでは、駐車しにくいクルマだと毎回のことだけにストレスになったり(慣れれば問題ないという考え方もあると思うが)、パレット式の駐車場で四隅のほかに柱がある駐車場で2ドア車を入れるというケースでは「クルマは入ったけど、ドアが大きい2ドア車だと柱にあたってドアが開かず外に出れない」というケースも考えられる。

(4) ディーラー試乗よりも深くクルマを試したいなら

ディーラー試乗で得られる情報はそれなりに多いが、「クルマはなるべく長く試して、納得して買いたい」というのも事実だ。そんな人にはマツダディーラーの関東マツダや、とくに日常的に使ってみないと自分に合うか合わないかが分からない日産リーフ、輸入車などで行われている1日か1泊2日程度クルマを使える、モニター試乗(試乗後にアンケートを求められることが多い)を利用することを勧めたい。

またトヨタ車を興味本位で試乗したいなら、お台場のメガウェブのライドワン(3kmのコース)なら300円を払えば常識的な範囲で自由に乗れるのでそれを利用する手もある。

(文:永田恵一)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ARTグランプリ、ホンダのフランス法人とパートナーシップを締結。CR-VとZR-Vが提供される
ARTグランプリ、ホンダのフランス法人とパートナーシップを締結。CR-VとZR-Vが提供される
AUTOSPORT web
優れた燃費が自慢[アコード]!! [レクサスES]と比較した明確な違い
優れた燃費が自慢[アコード]!! [レクサスES]と比較した明確な違い
ベストカーWeb
レッドブル&HRC密着:フロントタイヤへの熱入れを苦手にするRB20。弱点が露呈し初日は2台とも下位に沈む
レッドブル&HRC密着:フロントタイヤへの熱入れを苦手にするRB20。弱点が露呈し初日は2台とも下位に沈む
AUTOSPORT web
タイトルに王手のフェルスタッペンが苦戦、ミディアムで17番手「タイヤが機能せず氷の上を走っているよう」/F1第22戦
タイトルに王手のフェルスタッペンが苦戦、ミディアムで17番手「タイヤが機能せず氷の上を走っているよう」/F1第22戦
AUTOSPORT web
見かけ倒しでもいいじゃん! ルックスと性能が釣り合わないスポーツモデル5選
見かけ倒しでもいいじゃん! ルックスと性能が釣り合わないスポーツモデル5選
ベストカーWeb
2025年WEC暫定エントリーリストが発表。ハイパーカーは2社が撤退もLMGT3と同数の18台が参戦
2025年WEC暫定エントリーリストが発表。ハイパーカーは2社が撤退もLMGT3と同数の18台が参戦
AUTOSPORT web
【角田裕毅F1第22戦展望】昨年の反省をもとにセットアップを2種類用意。FP2で「だいたいの方向性は見つかった」
【角田裕毅F1第22戦展望】昨年の反省をもとにセットアップを2種類用意。FP2で「だいたいの方向性は見つかった」
AUTOSPORT web
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
ベストカーWeb
勝田貴元、パンクで後退も挽回「まだ諦められない。ファンの声援が力になる」/ラリージャパン デイ2
勝田貴元、パンクで後退も挽回「まだ諦められない。ファンの声援が力になる」/ラリージャパン デイ2
AUTOSPORT web
いよいよ正式発表!? デザイン一新の[新型フォレスター]登場か! トヨタHV搭載でスバル弱点の燃費は向上なるか
いよいよ正式発表!? デザイン一新の[新型フォレスター]登場か! トヨタHV搭載でスバル弱点の燃費は向上なるか
ベストカーWeb
荒野にポツンと1軒のカフェ!?…25ドルでキャンプサイトを確保。オーストラリアはトレイルも何もかもナメてかかってはいけません!【豪州釣りキャンの旅_10】
荒野にポツンと1軒のカフェ!?…25ドルでキャンプサイトを確保。オーストラリアはトレイルも何もかもナメてかかってはいけません!【豪州釣りキャンの旅_10】
Auto Messe Web
ローソン初日15番手「路面コンディションに苦労。今日の学習を役立て、トップ10に食い込みたい」/F1第22戦
ローソン初日15番手「路面コンディションに苦労。今日の学習を役立て、トップ10に食い込みたい」/F1第22戦
AUTOSPORT web
ボッタス、PUエレメント交換で5グリッド降格が決定。RB勢はエキゾーストを交換/F1第22戦
ボッタス、PUエレメント交換で5グリッド降格が決定。RB勢はエキゾーストを交換/F1第22戦
AUTOSPORT web
タナクが王座目指して猛加速。僚機2台はクラッシュ&失速、トヨタに選手権逆転の光明【ラリージャパン デイ2】
タナクが王座目指して猛加速。僚機2台はクラッシュ&失速、トヨタに選手権逆転の光明【ラリージャパン デイ2】
AUTOSPORT web
燃費と運転体験の両立 フォルクスワーゲン・ゴルフ GTEへ試乗 電気で最長130km走れるHV!
燃費と運転体験の両立 フォルクスワーゲン・ゴルフ GTEへ試乗 電気で最長130km走れるHV!
AUTOCAR JAPAN
北米の自動車博物館ハシゴ旅! 往年のF1GPカー「ペンスキーPC-1」に出会えて大感激!!…が、展示車両数の多さにすべてを見ることができずに大後悔…
北米の自動車博物館ハシゴ旅! 往年のF1GPカー「ペンスキーPC-1」に出会えて大感激!!…が、展示車両数の多さにすべてを見ることができずに大後悔…
Auto Messe Web
角田裕毅 初日10番手「一日のなかで状況を好転させ、方向性を見出した。Q3進出のため調整を続ける」/F1第22戦
角田裕毅 初日10番手「一日のなかで状況を好転させ、方向性を見出した。Q3進出のため調整を続ける」/F1第22戦
AUTOSPORT web
イモトアヤコ、600万円超の「“オシャ”ハイエース 」購入! 「車中泊楽しそう」「テンション上がる」反響多数のゴードンミラー「GMLVAN V-01」とは
イモトアヤコ、600万円超の「“オシャ”ハイエース 」購入! 「車中泊楽しそう」「テンション上がる」反響多数のゴードンミラー「GMLVAN V-01」とは
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村