ベストカーがセンチュリーSUVの登場をスクープしたのが2022年12月。「いよいよベストカーも血迷ったか」とまで言われたあのスクープ。マジであったんですよ。トヨタ公式からも「それらしきクルマ」のワールドプレミアのインフォメーションが届き、ニッポンのフラッグシップはSUVとなり世界に羽ばたくのだろうか?
文:ベストカーWeb編集部/写真:編集部、トヨタ
センチュリーSUVいよいよ船出!! 国産最強SUVはグローバルも? ニッポンの旗艦が初のSUVに
■カウントダウン開始でセンチュリーSUVが見えてくる
トヨタがチラ見せしたティザー。車種の明記はないが白手袋をしたショーファーがいること、そしてこのリアスタイルはほぼ確実にセンチュリーSUVだろう
センチュリーSUVは全長5200mm×全幅1950mm前後のサイズで登場するとスクープしたのが2022年12月頃。スクープ班が自身を持っていたセンチュリーSUVだが、編集部員のなかでも「これはないだろ!!」と驚嘆する者もいたほど実に仰天なスクープだった。
だがその後は公道テストの様子がSNSなどで拡散され、その様子を見ていると確実にセンチュリーSUVが登場する実感を得ていた。そんなセンチュリーSUVがついにワールドプレミアされそうだ。
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トヨタがチラ見せしティザーだが、白手袋をしたショーファーがドアハンドルを握りまさにドアを開けようとしている。断言こそできないがほぼ確実にセンチュリーSUVだろう。
これでセンチュリーSUVでなかったらむしろなんなんだ!! と言いたくなるようなチラ見せだが、本当に本当にセンチュリーSUVが出ることに胸がわき踊る。
ベストカー編集部が作成した予想CG。2022年12月時点でこれだけの存在感を当てている
■ライバルは不在なのかもしれない
センチュリーSUVとみられるテスト車両。非常に大きなサイズだがセンチュリーらしいフロントマスクが見えてきた【画像提供:中年オタッキーさん】
価格帯は見えてこないのだが3000万円級、はたまたセンチュリーセダンより安価という説がある。ただセンチュリーというショーファーカーはバブル期でさえも、ロールスロイスを筆頭とする世界のショーファーカーへの挑戦はしてこなかった。
あくまでも(原則として)日本市場のための最高級車であり、ショーファーカーでもあった。もちろん天皇陛下をはじめ皇室方もお使いになるクルマでもあるから、その存在はまさに孤高にして最上のもの。
リアデザインが見えた公道走行写真。ボディのラインも含めてトヨタのティザーと同様のものだ【写真提供:こーだいさん】
センチュリーSUVのデザインを見ても非常に角ばったもので、トラディショナルな日本のショーファーカーそのものにも思える。クラウンが世界に飛び立ったことを見てもセンチュリーSUVがグローバル市場での躍進の可能性はある。
ただそこにロールスロイスカリナンや、ベントレーベンテイガがライバルとして存在するかといえばそれもまた違うように思ってしまう。「センチュリー」という記号がもつ意味が非常に大きいがゆえに、センチュリーSUVがどのようなかじ取りになるのか2023年9月6日13時30分が楽しみでならない。
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みんなのコメント
SUVならクラウンや先代センチュリーの霊柩車より積み下ろしし易いので、職員が腰を痛めるリスクが減るよね。