レクサスの米国法人は8月20日、プレミアムFFセダン「ES」の2021年モデルに、同モデル初となるAWDを設定するとともに、スポーティな「ブラックライン・スペシャルエディション」を追加すると発表した。
SUV全盛の自動車界において、影を薄めている4ドアセダン。だが、レクサスESは米国では高い人気を維持し、現行の7代目モデルからは日本にも導入されるなど気を吐いている。
最新の2021年モデルでは、2.5L直4を搭載するエントリーグレードのES250にAWDを初設定。203hpの最高出力をフロントだけでなくリアにも配分することで、滑りやすい路面や悪路でのトラクションを最大限確保する。特徴的なのは、燃費が28MPG(約11.9km/L)とFWDモデルに比べても良好なこと。これは、リアドライブアクスルの電磁カップリングによりFWDから50:50の配分まで駆動力をリニアに変化させ、燃費悪化を防いでいるためという。また、プロペラシャフトが追加されたにもかかわらず、レッグルームやトランクルーム、さらには後席のヒップポイントも何ら影響を受けておらず、サスペンションチューニングまで含めFWDとの差異はまったくないとのことだ。
もう一つの話題は、302馬力を発生する3.5L V6搭載のES350に新たに設定される特別仕様車「ブラックライン・スペシャルエディション」だ。スポーツグレード「Fスポーツ」をベースにしたこの特別仕様車は、ドアミラー、アロイホイール、リアスポイラーなどをブラックアウトし、エクステリアをよりワイルドにドレスアップ。さらに、ゼロハリバートンの特製トラベルキャリーセットも付属する。生産は1,500台限定とのことで、早期完売も想定される。
このほか、2021年モデルではハイブリッドのES300hのバッテリーが、ニッケル水素からリチウムイオンに変更され、トランクルームからリアシート下へと搭載位置も変わった。これにより、トランクスペースが拡大したほか、前後重量配分も改善されたという。また、一部グレードではブラインドスポットモニターの標準装備化も実施されている。
選択肢の拡大と細かなリファインで、ESの評価がさらに高まることは間違いなさそうだ。
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