現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新車を買おうとすると数年待ち! 日本の「お金持ち」のアシ「メルセデス・ベンツGクラス」が異常な人気を誇るワケ

ここから本文です

新車を買おうとすると数年待ち! 日本の「お金持ち」のアシ「メルセデス・ベンツGクラス」が異常な人気を誇るワケ

掲載 更新 52
新車を買おうとすると数年待ち! 日本の「お金持ち」のアシ「メルセデス・ベンツGクラス」が異常な人気を誇るワケ

 この記事をまとめると

■昔からGクラスは芸能人やスポーツ選手愛用のクルマとして人気だった

なんちゃってヨンクだらけの今こそ乗りたい「悪路御用達」の男前国産SUV4選

■日本では「上がりの1台」的な位置付けでもある

■海外では、メインカーではなく「遊び用の1台」的な位置付けで所有されるケースが多い

 EVでも「あの」形を継承! こんなにもGクラスが人気なワケ

 最近、都内周辺で一気にメルセデス・ベンツGクラスを見かける機会が増えた印象がある。Gクラスといえば、90年代から芸能人やプロスポーツ選手の御用達として日本でも根強い人気があり、その後は富裕層のファーストカーとしても扱われるようになった。

 また、アウトドアブームやSUV人気の定着という観点からも、ランクルやレンジローバーを超えるプレミアム性を満喫できるGクラスが新車、中古車を問わず需要が拡大している。

 こうしたGクラスを購入する人たちにとって、Gクラスを選ぶ最大の理由は「これなら安心」というイメージがあるのではないだろうか。この安心とは衝突安全や予防安全という意味はもちろん含むが、それ以上にステイタスシンボルとしての安定感から来る安心というイメージが強い。いうなれば、「上がりのクルマ」だ。

 Gクラスの新車は1000万円台から2000万円台の高級車ではあるが、近年の高級車は5000万円超や1億円超が当たり前となっており、富裕層にとってGクラスは日常生活の中で手軽に扱えるリーズナブルな万能高級車なのだ。

 万能といっても、日本でGクラスで本格的なオフロード走行をしたり、積極的に雪道に連れ出すケースは稀だ。本来は、ドイツ語でゲレンデヴァ―ゲン(オフロード車)だが、日本でのGクラスオーナーのほとんどは、高級住宅地周辺での短距離移動での買い物や、ゴルフ場の往復で使うことが主流だ。

 万能な走行性能を備えたメルセデス・ベンツを気軽に使うことが、最高のステイタスなのだ。Gクラスを「上がりのクルマ」として捉える人は、長年Gクラスを乗ったあと、またGクラスに乗り換える。

 海外ではGクラスの扱いが日本とちょっと違う

 一方、海外に目を移すと、SUV大国のアメリカでも、メルセデス・ベンツの母国ドイツでも、富裕層の絶対数が多い中国でも、また超富裕層が多い中近東でも、日本ほどユーザーがGクラスを「上がりのクルマ」として捉えているという印象はない。Gクラスを購入する人たちは、最低でも3台、またはそれ以上の自家用車を所有し、状況に応じてGクラスを楽しむというイメージだ。

 海外と比較して、日本では2台所有で1台がGクラス、または所有車はGクラスのみというケースも少なくない印象がある。要するに、日本人はGクラスに対する愛情が深いと言えるのかもしれない。

 そしてGクラスはEV化する。メルセデス・ベンツはミュンヘンで初開催となったIAA(ドイツ国際自動車ショー)でEQGコンセプトを発表。「市場環境が整えば、2030年までに全モデルをEV化」という目標を掲げているメルセデス・ベンツにとってEQGの登場は当然のことだ。

 当然、Gの現行ユーザーの多くが、EQGを素直に受け入れると思う。ただし、発売直後にすぐに買い替えるというより、現在所有しているGクラスを十二分に乗ったあとに、自然な流れでEQGに乗り換える人が多くなるのではないだろうか。

 プレミアムで本格的な四駆EVについては、JeepやGMCハマーが先に名乗りを上げており、EQGとのEVパフォーマンス合戦も本格化していくことになる。

こんな記事も読まれています

新車価格は衝撃の63万円!!! 気分は[日本一速い男] 日産チェリーの正体とは?
新車価格は衝撃の63万円!!! 気分は[日本一速い男] 日産チェリーの正体とは?
ベストカーWeb
イタリアのSAはコーヒーが美味しい! ただしガソリンは日本以上に高いのでセルフサービスを活用しましょう【みどり独乙通信】
イタリアのSAはコーヒーが美味しい! ただしガソリンは日本以上に高いのでセルフサービスを活用しましょう【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
新型トラックや多彩な架装など約150台が集結!ジャパントラックショー2024
新型トラックや多彩な架装など約150台が集結!ジャパントラックショー2024
グーネット
MotoGP:2027年に1000ccから850ccへマシン規則変更。空力パーツは50mm削減、車高調整デバイスは禁止
MotoGP:2027年に1000ccから850ccへマシン規則変更。空力パーツは50mm削減、車高調整デバイスは禁止
AUTOSPORT web
世界に1台!フェラーリ「812GTS」ベースのフルカーボン仕様車を披露 ノビテック
世界に1台!フェラーリ「812GTS」ベースのフルカーボン仕様車を披露 ノビテック
グーネット
時速6キロのお台場めぐり!トヨタの3輪BEV使った観光サービス「おさんぽ」スタート
時速6キロのお台場めぐり!トヨタの3輪BEV使った観光サービス「おさんぽ」スタート
グーネット
アウディの美点を「ギュッと凝縮」 更新版S3へ試乗 333馬力にトルクスプリッター 少し真面目すぎ?
アウディの美点を「ギュッと凝縮」 更新版S3へ試乗 333馬力にトルクスプリッター 少し真面目すぎ?
AUTOCAR JAPAN
日産「マーチ」ベースの「フェアレディ」!? 大人が驚く学生ならではの感性で仕上げたカスタムポイントとは
日産「マーチ」ベースの「フェアレディ」!? 大人が驚く学生ならではの感性で仕上げたカスタムポイントとは
Auto Messe Web
ルノーの名物イベント、今年は10月27日に決定! 「ルノー カングー ジャンボリー2024」開催概要を発表
ルノーの名物イベント、今年は10月27日に決定! 「ルノー カングー ジャンボリー2024」開催概要を発表
月刊自家用車WEB
宮田莉朋、無念のトラブルで勝利逃すも「全然ネガティブには思っていません」。原因はギヤボックス/ELMS第2戦
宮田莉朋、無念のトラブルで勝利逃すも「全然ネガティブには思っていません」。原因はギヤボックス/ELMS第2戦
AUTOSPORT web
ルクレール3位「マクラーレンの強さは予想以上。僕たちにはアップグレードが必要」フェラーリ/F1第6戦
ルクレール3位「マクラーレンの強さは予想以上。僕たちにはアップグレードが必要」フェラーリ/F1第6戦
AUTOSPORT web
800馬力のランボルギーニ「ウルスSE」は10種のドライビングモードで楽しめる! EVだけでも60km以上走れるクラス最速SUVです
800馬力のランボルギーニ「ウルスSE」は10種のドライビングモードで楽しめる! EVだけでも60km以上走れるクラス最速SUVです
Auto Messe Web
レッドブル&HRC密着:敗因はフロアのダメージとハードタイヤでの苦戦。勝つことの難しさを痛感したフェルスタッペン
レッドブル&HRC密着:敗因はフロアのダメージとハードタイヤでの苦戦。勝つことの難しさを痛感したフェルスタッペン
AUTOSPORT web
高速道路を走りながら「EV充電」現実に! 本線で「走行中給電」実証やります NEXCO東日本
高速道路を走りながら「EV充電」現実に! 本線で「走行中給電」実証やります NEXCO東日本
乗りものニュース
合法カスタムでも「デコトラ」では仕事ができない現代! デコトラ野郎たちは「マイトラック」で楽しんでいる
合法カスタムでも「デコトラ」では仕事ができない現代! デコトラ野郎たちは「マイトラック」で楽しんでいる
WEB CARTOP
盗難車犯罪の温床「違法ヤード」 解体された自動車が海外輸出される残酷現実、規制強化で本当に防げるのか
盗難車犯罪の温床「違法ヤード」 解体された自動車が海外輸出される残酷現実、規制強化で本当に防げるのか
Merkmal
知的なアスリート──新型マセラティ グラントゥーリズモ試乗記
知的なアスリート──新型マセラティ グラントゥーリズモ試乗記
GQ JAPAN
2年目は女子クラスも新設! 大学自動車部が大手メーカーのサポートで闘う「フォーミュラジムカーナ2024」が開幕!!
2年目は女子クラスも新設! 大学自動車部が大手メーカーのサポートで闘う「フォーミュラジムカーナ2024」が開幕!!
WEB CARTOP

みんなのコメント

52件
  • 都心でドヤ顔の女がよく乗ってるね
  • これは富裕層界のジムニーみたいなもんで、古い物も味わいあるし、新しいものは新しいものでまた魅力的。
    ジムニーの根強い人気とかなりかぶる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1251.01705.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

318.02830.0万円

中古車を検索
Gクラス (ハッチバック)の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1251.01705.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

318.02830.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村