誕生から40年を経ても色あせぬジウジアーロ・デザイン
いすゞ「ピアッツァ」の第1世代モデルとなるJR120/130(1981~1991年)のオーナーを対象に、ピアッツァのオーナーズクラブ「SOP TECHNICAL CLUSTER」が中心となり開催されている、「PIAZZA meeting」。1997年にスタートし、2022年で26回目を迎えるこのイベント、自分で手を動かすオーナーたちによる、濃い情報交換の場となっている。
「いすゞ」懐かしの名コラボ! クルマ好きをワクワクさせた「イルムシャー」と「ハンドリング・バイ・ロータス」とは何だったのか?
30台以上の第1世代ピアッツァの姿が
1997年から四半世紀にわたり、いすゞ「ピアッツァ」のオーナーズクラブ「SOP TECHNICAL CLUSTER」(以下SOP)のメンバーを中心に、毎年秋に開催されている「PIAZZA meeting」。2022年は10月16日(日)に行われ、会場となった朝霧高原もちやの駐車場には30台を超えるピアッツァが並んだ。
ミーティング紹介の前に、まずは駆け足でピアッツァの紹介を。ピアッツァ第1世代モデルとなる「JR120/130型」(以下JR型)は、ジョルジェット・ジウジアーロのデザインをまとって1981年にデビュー。JR130はNA、デビュー後に追加されたJR120はターボモデルだ。日本国内ではいすゞ販売の「ピアッツァ」だけでなく、ヤナセ系列で販売されたものは「ピアッツァ・ネロ」と呼ばれ、こちらはいすゞ仕様とは差別化が図られて初期はボディカラーの黒はネロ(イタリア語で黒の意味)専用色でいすゞでは販売せず、中期以降はボンネットやライトに違いがあった。
ピアッツァは、足まわりやレカロシートなどのチューニングが施された「イルムシャー」、ロータスとの提携により追加された「ハンドリング・バイ・ロータス」などのモデルをのちに展開。1991年に2世代目の「JT221型」にモデルチェンジし、1995年まで販売された。
主催クラブ「SOP」は「自分でいじる」がモットー
「PIAZZA meeting」の主催となっているSOPは、ピアッツァのなかでも第1世代のJR型の情報を収集・共有し、自分でメンテナンスやモディファイをしていこうというオーナーたちが集まり、オリジナルのパーツなども製作しているクラブ。
ということでこの日会場に集合したピアッツァは、オーナーそれぞれの方向性でモディファイが施された個性的なJR型が多かった。ただし多くのオーナーがジウジアーロのデザインを愛好しているため、ボディ自体に大がかりなモディファイを施したクルマは少ないようだ。
ピアッツァの情報交換は1日では足りない?
ミーティングの主催者に「今日のミーティングのプログラムは」と尋ねたところ、「一応はあるんですけど、例年オーナー同士で話すだけで終わっちゃいますね」との答えが。SOPのクラブ員以外も集まる年1回のミーティングということで、JR型の維持・モディファイに関する情報交換だけでも、時間が足りないくらいなのだとか。
パーツがなければ自分たちで作る、機能的により良くする(自分の好みに近づける)ためにさまざまなモディファイを行い、他社製のパーツも流用するという気合の入ったオーナーたちが多いだけに、その情報交換の内容はかなりディープ。JR型ピアッツァ好きでなければ理解不能なものも多く、あちこちでクルマをのぞき込み、外したパーツを手に熱心に話し込んでいる姿が見受けられた。
実際、イベントの最後の人気投票のコンテスト結果発表まで、特別なイベントコンテンツはなし。それでもピアッツァのオーナーたちは、濃厚な1日を楽しんでいたようだ。
■SOP TECHNICAL CLUSTERhttp://sop.car.coocan.jp/
■SOP代表・川端さんのブログhttps://soptc.cocolog-nifty.com/blog/
■初代(JR型)ピアッツァのFacebookグループhttps://www.facebook.com/groups/1651025015143226
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みんなのコメント
めっちゃかっこよかった!
一回だけ運転したことあるけど
いすゞの乗用車って運転席に
全部のスイッチがマウントされてて
独特の雰囲気があったんだよなぁ。