EVシフトを加速させているフォルクスワーゲンから、新型コンパクトEVのコンセプトモデル「ID. 2all」がドイツで発表された。2万5000ユーロ(約360万円)以下の手頃な価格で提供を目指すという、このモデルの中身をご紹介しよう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/フォルクスワーゲン
VWが「手頃な価格のちょうどいいEV」を2025年に出す!! 目の付け所がいいなあ… ID. 2all発表
■ポロクラスのコンパクトEV、「ID. 2all」コンセプト登場!
BEVブランドのID.シリーズに新たに加わるコンパクトEV「ID. 2all」コンセプト
VWは、2019年のCセグメントハッチバック「ID.3」発表を皮切りに、EV専用プラットフォームをベースとするBEVブランド「ID.シリーズ」のラインナップを拡充してきた。
日本ではSUVの「ID.4」が昨年11月から発売されているほか、2024年末以降にはワーゲンバスが電気自動車として生まれ変わった「ID.Buzz」も導入予定となっている。
今回ドイツで発表されたID.2allは「ポロ」クラスのコンパクトEV。2025年に欧州市場向けの量産モデルを発表する予定。開発は、新世代のEV用プラットフォーム「MEB Entry(エントリー)」をベースにして行われた。後輪駆動だったこれまでのID.シリーズとは異なり、前輪駆動のシステムを採用する最初のモデルとなる。
ボディサイズは全長4050×全幅1812×全高1530mm、ホイールベースが2600mm。長いホイールベースと短いオーバーハングが特徴。ポロと比較すると、全長は35mm短く、全幅は62mm広く、全高で80mm高くなっている。
エクステリアデザインは、「Stability(安定感)」「Likeability(好感度)」「Excitement(感動)」という3つの要素を柱としたVWの新しいデザイン言語を導入。
初代ゴルフでお馴染みの骨太なCピラーを新解釈して採用し、力強さと伝統性を表現している。また、親しみやすいフロントマスクやホイール上に構築された力強いボディシェイプが特徴的なデザインとなっている。
■すっきり先進的なインテリアとゴルフ超えのラゲッジ容量を備える!!
スイッチ類が少なく未来感を感じさせるインテリア
インテリアはすっきりとしたデザインを採用。高品質な内装、慣れ親しんだ従来型のボリュームスイッチを備え、直感的に操作できる12.9インチタッチディスプレイ、その下には独立した空調コントロール操作パネルが設置されている。
運転席からは、10.9インチのデジタルコックピットとヘッドアップディスプレイによって、すべての重要な情報を同一視線上で確認することができるという。
センタコンソールには、スマートフォン用の2つの大型ワイヤレス充電が設置されていて、磁石で所定の位置に固定できる。そのほか複数の場所にUSB-Cポートが設置され、230V電源ソケットも用意される。
新しいパッケージングにより、1クラス上の「ゴルフ」を上回る490~1330Lの広いラゲッジスペースを実現。さらに折り畳みができる助手席を備え、60:40で分割して倒すことができるリアシートと組み合わせると、長さ2.2mの長尺物を積載することが可能になる。
また、リアシートの下には50Lの収納スペースを設置。バッテリー充電ケーブル、故障時の工具セットなどのアイテムを収納できるように、特別に設計され使い勝手を高めている。
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みんなのコメント
次の戦場はこのクラスになりそうですが、日本車がどう迎撃するのかが楽しみですね。
テスラなんて、もろカローラをターゲットにしているようなので、トヨタの全方位戦略の真価が問われそうです。
BEVがシェア50%を超えるための車になるといわれていますが、VWやテスラの目論見通りになるのか。エンジン車メーカーが踏ん張れるのか。
これで、エンジン車がBEVに敗れると、HVで半減したガソリンスタンドの激減が始まってしまうので、ここが天王山だと思います。
これを超えると、インフラレベルで戻ることはできないと思います。