世界が選ぶ自動車アワード2021は日本車軍団が躍進、人物部門も豊田章男社長が受賞で日本の元気が評価される

＜前評判の高かったホンダ eは残念ながら2位に＞

やや遅きに失したが、4月20日に発表された「ワールド・カー・アワード 2021（WCOTY）」の結果をお知らせしよう。世界28カ国、93人のモータージャーナリストが参加した今年のWCOTYには2018年ぶりに多くの日本車が入賞圏にノミネートされ、中でも「ホンダ e」「ホンダ フィット（海外名ジャズ）」「トヨタ ヤリス」「トヨタ GR ヤリス」「マツダ MX-30」の人気は高かった。

大賞にあたるワールド・カー・オブ・ザ・イヤーは「フォルクスワーゲン ID.4」が798ポイントでトップを獲得。前評判の高かった「ホンダ e」は742ポイントで2位、732ポイントを獲得した「トヨタ ヤリス」は3位だった。

＜高級車部門は貫禄のSクラス、アーバン・カー部門はホンダeが獲得＞

ワールド・ラグジュアリー・カー部門は「メルセデス・ベンツ Sクラス」が853ポイントと大きく票を伸ばし、2位の「ポルスター 2」（815ポイント）、3位の「ランドローバー ディフェンダー」（774ポイント）を従えトップの座を獲得した。

ワールド・パフォーマンス・カー部門では「トヨタ GR ヤリス」が773ポイントで3位と健闘したものの、1位は822ポイントを獲得した「ポルシェ 911 ターボ」が安定の強さをみせ、2位には792ポイントで「アウディ RS Q8」が続いた。

ワールド・アーバン・カー部門は「ホンダ e」が754ポイントでトップを獲得。2位は737ポイントの「トヨタ ヤリス」が続き、3位は719ポイントで「ホンダ フィット（ジャズ）」と日本勢が独占した。

また、世界で活躍しているデザイナーが専門的な視点から採点するワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー部門は「ランドローバー ディフェンダー」（299ポイント）が2位「ホンダ e」（239ポイント）と3位「マツダ MX-30」（197ポイント）を抑えてトップに立っている。

＜人物部門はコロナ禍でも健闘を見せたトヨタを率いる豊田章男氏に＞

最後に同じくワールド・カー・アワードが主催するワールド・カー・パーソン・オブ・ザ・イヤー部門はトヨタ自動車社長の豊田章男氏が選出されている。

久々に日本の存在が目立ったワールド・カー・アワードであった！

レポート：木村好宏

※詳しい結果は https://www.youtube.com/worldcartv をご覧ください。

Comments

記事にもある通り、トヨタ、ホンダ、マツダは評価されてるのでしょうが、日産、スバル、三菱は評価されていないんですね。

メーカー単独ではトヨタは最強だな
フルラインナップだもんね