2023年のF1第6戦エミリア・ロマーニャGPは、豪雨の影響により開催中止となることが決まった。このグランプリの観戦チケットの扱いがどうなるのか注目が集まっていたが、主催者は全額を払い戻すことを約束した。
5月に入って以降、イタリアのエミリア・ロマーニャ州では断続的に強い雨が降り、多くの場所で洪水や崖崩れといった災害が発生。交通網が寸断されるなどした。
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エミリア・ロマーニャGPは5月19日(金)~5月21日(日)にかけて、そのエミリア・ロマーニャ州に位置するイモラ・サーキットで開催が予定されていた。しかし17日(水)の段階でF1、FIA、主催者、および地元当局の間で協議が行なわれた結果、地元住民の救援に集中するため、今週末にグランプリを開催することを中止する旨が決断された。
しかし、グランプリの観戦チケットを持っているファンに対する措置については明らかになっておらず、話題のひとつとなっていた。
というのも、2021年のF1ベルギーGPの決勝レースは、豪雨に見舞われたことでセーフティカー先導でわずか3周で終了……にも関わらず観戦チケットの払い戻しが行なわれなかったからだ。
エミリア・ロマーニャGPの主催者は、この懸念を払拭するために迅速に行動。すべてのチケット所有者は、払い戻しを請求できることを認めた。なお、2023年のチケットを来年のグランプリのモノに振り替えることもできるという。
「販売ネットワーク、そしてticketone.itプラットフォームを通じてチケットを購入した全ての方は、今回購入されたチケットを2024年のイベントのチケットに交換するか、もしくは払い戻しを受けることができる」
主催者はイモラ・サーキットのウェブサイトでそう発表した。
「ただこの地域で緊急事態が続いていることを考慮し、払い戻しの方法とタイミングは、イタリア自動車クラブ傘下のACIスポーツから、数日以内に電子メールで送信される連絡によって発表します」
今回のエミリア・ロマーニャGPは、不可抗力のために中止となった。そのため主催者は、約2000万ドル(約27億7000万円)とも言われる開催権料をFOMに支払う義務が生じることはない。なお2021年のベルギーGPは、決勝レースがスタートしていたため、開催権料を支払う義務があった。
エミリア・ロマーニャGPは2020年のコロナ禍で、フライアウェイ戦が開催できなかったことの代替戦としてF1開催カレンダーに復活し、以後開催され続けている。そして昨年には開催契約を2025年まで延長している。
今週末の開催が中止となったことで、今季後半に延期して開催されることが目指されているが、スケジュールの過密さを考えると、現実的には難しいと言わざるを得ない。
そのためイタリア自動車クラブのアンジェロ・スティッキ・ダミアーニ会長は、契約期間を2025年から2026年へと延長することで、延期の代わりにできるはずだと考えているようだ。
「契約を延長し、2026年にレースが復活するのは99%確実だ」
ダミアーニ会長は通信社ラプレスにそうコメントしている。
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