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軽も普通車も激戦! 新車販売台数トップを守る熾烈な争いを逆手にとったお得な購入術とは

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軽も普通車も激戦! 新車販売台数トップを守る熾烈な争いを逆手にとったお得な購入術とは

 ディーラーの自社登録が新車の販売台数に影響する時代

「人気のあるクルマ」の指標として取り上げられるのが、新車販売台数統計。登録車に関しては自販連(日本自動車販売協会連合会)、軽自動車に関しては全軽自協(全国軽自動車協会連合会)がそれぞれ販売台数統計を発表している。

【2年連続販売台数1位】ホンダの軽自動車「N-BOX」はなぜ売れ続けるのか?

 2018事業年度(2018年4月~2019年3月)における年間販売台数で、登録車と軽自動車を合わせた総合ランキング、つまり日本で一番売れたクルマはホンダN-BOXで23万9706台となっている。

 軽自動車を除いた、登録車のみでの2018事業年度年間販売台数第一位は13万1760台を販売した日産ノートとなっている。ただ2位のトヨタ・アクアとの差は3861台となり、さらに月販平均台数差では約321台と、かなりの接戦を制してノートは1位となっている。

 軽自動車も含み、新車販売台数を上位で競い合っている車種については、ディーラー名義などでの自社登録(軽自動車は届け出)で販売台数の上積みにより勝敗が決まると言っても過言ではないほど活発化している。

 自社登録された車両は、そのまま登録済み(軽自動車は届け出済み)未使用車として中古車市場で流通し、さらに昨今ではディーラーの試乗車や、カーシェアリングまたはレンタカーなどとして短期間使用された中古車なども中古車市場では目立っている。

 ノートは登録車ではとくに、登録済み未使用中古車や高年式中古車が目立っている。アクアも自社登録などがまったくないわけではないが、ノートほどではない。そのなかでアクアと僅差でのトップというのを見ると、すでに2019年度となっているが、今後もノートが登録車トップを維持するための自社登録などの、“努力”は気の抜けない状況が続きそうだ。

 トップ争いの車種を引き合いに値下げ交渉も

 軽自動車におけるブランド別販売台数では、つねにダイハツとスズキの販売競争というものが注目されている。2018事業年度年間販売台数ではダイハツの61万274台に対し、スズキが59万3669台となり、ダイハツがトップとなっている。その差は1万6555台(月販平均台数差約1379台)となっている。

 2017事業年度でもダイハツはトップとなっているのだが、2位スズキとの差は5万4845台(月販平均台数差約4570台)となっていたので、2018事業年度でもダイハツはトップとなったものの、スズキの追い上げが激しく、“死守”したという表現が似合うと言ってもいいだろう。

 しかも2019年に入ると、1月、2月、4月はダイハツがトップなのに、年間で新車がもっとも売れる事業年度末となる3月はスズキがダイハツを押さえてトップとなっている。2019事業年度に入った4月はダイハツがトップだが、スズキとの差はわずか318台に迫られている。

 ダイハツは売れ筋のタントがモデル末期となっているなど、話題が少ないのに対し、スズキは話題性の高い新型ジムニーや、N-BOXに次ぐ販売台数(だいぶ差は開いているが)を誇るスペーシアなどもあり、ダイハツに猛追することとなった。

 スズキの猛追を察したかは定かではないが、ダイハツがかなり積極的に販促キャンペーンを展開してきている。

 乗用車販売トップにこだわるノートを持つ日産は、セレナのミニバン販売ナンバー1にも固執している。しかし、トップを維持するのには、販売促進活動以外にも、さまざまな“努力”が必要となってくる。

 それでも今回取り上げたような車種やブランドはライバルの猛追を受けている。こうなると、6月、7月がメインとなる、“夏商戦”においても、他メーカーやライバル車より積極的に1台でも多く販売したいということになり、大幅値引きなどの好条件を引き出しやすい環境になっているともいえる。そこで販売トップモデルやブランド別でトップ争いをしているメーカーなどを軸にして新車購入商談を展開するのは、おすすめの攻め方のひとつともいえるだろう。

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