■米国トヨタが投稿した画像には「GRカローラ」の伏線が多数
2021年12月3日、米国トヨタが公式インスタグラムにて「カローラハッチバック」(日本名:カローラスポーツ)の画像を投稿しました。
よく見てみると、いくつか画像を修正した跡があり、「GRカローラハッチバック」登場の伏線のようにも見えますが、どのようなことが暗示されているのでしょうか。
【画像】これは怪しい画像ですね! 米国トヨタが公開した匂わせ画像を見る!(22枚)
実は、カローラハッチバックに関する不自然な画像の投稿は今回が初めてではなく、2021年10月27日にも米国トヨタが同インスタグラムに似たような編集画像を投稿しています。
その際に投稿された画像は、カローラハッチバックの内装画像ですが、拡大してみるとメーターには「G:16」、カーナビの画面には「GR Four」と書かれているように見え、これらはいずれも本来の画像にはありませんでした。
GRヤリスには、専用に新開発された「G16E-GTS」という型式のエンジンが搭載されており、カローラハッチバックの内装に「G:16」の表示があることで、GRを連想させているのかもしれません。
カーナビに表示された「GR Four」は、トヨタ独自の4WDシステム「GR FOUR」が搭載されており、これらの文字から米国トヨタがカローラハッチバックのGR仕様を連想させているといっても過言ではありませんでした。
また、投稿時のコメントには「Keep them guessing…」との文章を載せており、意訳すると「みんなをじらす」というようなニュアンスになり、ユーザーに何かを期待させるものであることがうかがえます。
そうしたなかで、今回米国トヨタが投稿した画像を見てみると、以前より米国トヨタの公式サイトに掲載されている画像と非常に類似していますが、若干編集が加えられたような箇所もあります。
今回の投稿には「Step out from the shadows into the spotlight.」という文章が添えられており、意訳すると「脚光を浴びる」という意味になります。
投稿された画像の中央には、ブルーのカローラハッチバックが位置しており、その背景にはいくつものコンテナが積み重ねられています。
画像左側のコンテナの影をよく見ると、テスト車両のようにモザイク柄のラッピングが施されたカローラハッチバックらしき車両が見られます。
車両のサイドには「GR FOU」と記されており、最後の文字まで読み取れないものの「GR FOUR」であると予測でき、前述の米国トヨタと同じような意味があるかもしれません。
ちなみに、このテスト車両はもとの画像には存在しておらず、後から合成されたものであることが分かります。
さらに、背景に見られる赤いコンテナには、もとの画像では「CAXU 6159570」という一見意味のない文字列がペイントされていますが、投稿された画像では「NA G16 GR FOUR」と書き換えられています。
GR FOURやG16は前述同様の意味があると考えられますが、問題は「NA」の部分です。
NAは、自動車関連用語として考えると「Natural Aspiration(ナチュラル アスピレーション)」、もしくは「Normal Aspiration(ノーマル アスピレーション)」の略称で、日本語で表すと「自然吸気」のエンジンを示しています。
実は、GRヤリスにも自然吸気エンジンのグレード「RS」がラインナップされているものの、エンジン型式は通常のヤリスと同様の「M15K-FKS」となっており、「G16」とは関連性がありません。
ここから考えられる可能性としては、GRカローラのために自然吸気エンジンが新開発される可能性があることが挙げられます。
※ ※ ※
GRカローラハッチバックの登場については、まだ公式情報は発表されていません。
今回の匂わせ画像は、米国トヨタとカナダトヨタのSNSで投稿されており、それらから考えると近い将来に北米市場で登場する可能性は大いに高いといえそうです。
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