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営業マンの心強い相棒トヨタ「プロボックス HV」 空荷で走れば“けっこうパワフルですね!”

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営業マンの心強い相棒トヨタ「プロボックス HV」 空荷で走れば“けっこうパワフルですね!”

■日本を代表する『働くクルマ』

 地味なクルマということもあり普段はほとんど存在を意識しないけれど、見ようとすれば驚くほどたくさんのプロボックス&サクシート(以下:プロサク)が走っています。

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 ハイエースと並びトヨタにとって貴重な収益源になっているほどで、日本を代表する『働くクルマ』と言っても良いです。今回、トヨタはプロサクにハイブリッド仕様を追加してきました。

 考えてみれば営業車は街中での使用が多く、しかも年間走行距離だって少なくない。ハイブリッドなら燃費が半分になります。

 平均燃費が9km/Lから12km/Lだとすると、18km/Lから24km/Lくらいになるということです。環境にもやさしい上、企業からすればランニングコストだって節約可能。もっと早い時期からハイブリッドを投入してもよかったのではと思います。

 さらに、素晴らしいのが全グレードに歩行者検知機能付きの緊急ブレーキを標準装備化してきたこと。営業車は交通量や歩行者多い道路の走行比率が高くなります。

 対歩行者に対する緊急ブレーキは、昼間だけに限られるものの、営業車の利用も明るい時間帯が中心。素晴らしい事故抑止効果を発揮してくれるので、営業車こそ緊急ブレーキが必要です。

 実際に試乗してみると、ハイブリッドシステムはトヨタの「アクア」や「シエンタ」と同じ1.5リッタータイプ。2代目「プリウス」から使われているため高い信頼性を持っています。

■イメージよりは「けっこういいね!」

 20万kmくらいなら走行用電池も全く問題無しで、加えて絶対的なパワー感は1.7リッター程度に相当。1.5リッターのガソリンエンジンよりワンランク上の元気良い走りをイメージして頂ければ良いです。

 2名乗車時の最大積載量は350kg。ギアレシオを積載時に合わせているらしく、空荷で走ると『けっこうパワフルですね!』と驚くほど。

 また、信号待ちでエンジンが止まるためドライバーの疲労も少ないと思います。今や特別なパワーユニットじゃなくなったハイブリッドながら、商用車に搭載すると新しい感覚だから面白いです。

 乗り心地は、商用車なので硬いと予想して乗れば「けっこういいね!」。街中を普通に走っている限り「アクア」と大差なしか、個人的には「アクア」よりマイルドだと感じたほど。

 350kgの荷物積むと一段と高級感のある乗り心地になるかも知れません。少なくとも普通の1.5リッターエンジンを積むプロサクより快適です。バランスの良いクルマだと思います。

 全て褒めるかとなれば、そんなことありません。今や乗用車も商用車も乗る人の命の価値は同じで、残念ながらプロサクにはサイド&カーテンエアバッグのオプション設定はないのです。

 設定がないのであれば、ドライバーの頭の横に位置するインテリアにショック吸収材を使うなど簡易式でも良いから何か対策をして欲しく、柔らかい素材を貼るだけでずいぶん違うハズだと思います。

 ちなみに、普通の1.5リッターエンジンを搭載するモデルとハイブリッドの価格差は約27万円。優遇税などで実質的な差は、20万円+αに縮まり、走行1万km毎にガソリン代は7万円程度ハイブリッドが安くなり、3年でモトを取れてしまいます。

 1.3リッターであれば実質的に38万円差。こちらも6万km走ったらハイブリッドの方が安く付くので、これからプロサクを導入しようとしているならハイブリッドがおすすめです。

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