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レクサスの旗艦「LC」にコンバーチブル登場! 過去にもあった「屋根開きレクサス」とは

掲載 更新 11
レクサスの旗艦「LC」にコンバーチブル登場! 過去にもあった「屋根開きレクサス」とは

■フラッグシップ・コンバーチブルは1500万円から

 レクサスのフラッグシップモデル「LC」に、ソフトトップオープンモデル「LC500 コンバーチブル」が登場した。レクサスには以前にもオープンモデルが存在していたという。それはいったい、どんなクルマだったのか。

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 2020年6月18日、レクサスはフラッグシップクーペ「LC500h/LC500」を一部改良。また進化形として「LC500コンバーチブル」を新たに追加、7月15日に発売する。

 LC500コンバーチブルは、クーペモデルLCをベースにしたオープントップモデル。ルーフを開いても閉じても美しいシルエットのコンバーチブルを目指し、オープン時にはソフトトップが完全に格納される自動開閉式トノカバー付きのフォールディング機構を採用。

 またソフトトップの材質や質感、骨格と素材の貼り具合を徹底的に検証することで、ルーフクローズ時にクーペのような美しいルーフラインとなるよう、こだわったという。

 ソフトトップを採用することで、車両重量の軽量化に貢献。さらにルーフの収納スペースを最小化し、ルーフオープン時の美しいスタイリングを実現している。また吸音材を組み合わせた4層構造とすることで優れた静粛性も実現する。

 ルーフの開閉時間は約15秒。約50km/h以下ならば走行中も開閉可能だ。

 LC500コンバーチブルは、全長4770mm×全幅1920mm×全高1350mm、ホイールベースは2870mm。搭載エンジンは477ps・540Nmを発生する5リッターV型8気筒で、10速ATを組み合わせる。駆動方式はFR(後輪駆動)で、WLTCモード燃費は8.0km/Lだ。

 車両価格は1500万円(消費税込、以下同)。特別仕様車の「Structural Blue」は1650万円となっている。

※ ※ ※

 今回登場したLC500コンバーチブルは、現在のレクサス・ラインナップのなかで唯一のオープンモデルとなる。

 だが、過去にはレクサスブランドでオープンは2モデルが存在していたという。そんなオープンモデルを見ていこう。

■電動メタルトップルーフを持った過去のレクサス・オープンカー

●レクサス「SC」

 レクサス「SC」は、初代が1991年に発売された、レクサスブランド初のクーペモデルだ。当時は日本でレクサスが開業していなかったため、同モデルは日本においてはトヨタ3代目「ソアラ」として販売されている。

 そして、2001年にフルモデルチェンジをして登場したのが、電動メタルトップを持つカブリオレモデルとなる2代目SCだ。

 欧州デザインスタジオが担当したスタイルは、曲面を多用したなめらかなデザインで、先代SCのシャープなエクステリアとは異なるもの。全長4515mm×全幅1825mm×全高1355mmというサイズで、2+2のシート構成だった。

 新開発された電動開閉式メタルトップは、スロースタート・スローストップ制御により開閉それぞれ約25秒のなめらかな動作を実現。レクサス「LS400」に搭載されていた、280ps・430Nmを発生する3UZ-FE型4.3リッターV型8気筒エンジンを搭載。「SC430」として北米を中心に人気を博した。

 このモデルは、日本では2001年4月3日に、4代目ソアラとして登場した。車両価格は600万円(消費税抜)だった。

 ソアラは3代目まで、2ドアクーペのスペシャルティカーとして人気を博していたが、ソアラ発売から20年という節目を機に、2+2のカブリオレとして大きく路線変更。従来のファンには賛否両論があり、販売台数は伸び悩んだ。

 2005年8月に、日本国内でのレクサスブランド開業に伴いトヨタ店・トヨペット店で販売されていたソアラは終了、「SC430」としてレクサス販売店で扱われた。SC430は2010年7月に生産が終了された。

 SC生産終了のあとレクサスの大型ラグジュアリー2ドアクーペ(カブリオレ)は、2017年にLCが登場するまでラインナップから消えていた。

●レクサス「IS C」

 2009年5月7日に発売されたレクサス「IS 250C」は、Dセグメントスポーツセダンの2代目「IS」をベースにしたコンバーチブル2ドアクーペモデルだ。

 IS250Cは、コンパクトに折り畳める3分割のアルミ合金製ルーフ「電動開閉式メタルトップ」を搭載。オープン/クローズともに約20秒という、短時間かつ静かな開閉を実現した。

 ボディサイズは全長4635mm×全幅1795mm×全高1415mm、ホイールベースは1730mm。後部座席を持ち乗車定員は4名だった。

 215ps・260Nmを発生する4GR-FSE型2.5リッターV型6気筒エンジンを搭載。6速ATが組み合わされ、10・15モード燃費は11.2km/Lだった。当時の車両価格は495万円から535万円(消費税込)。

 2010年8月にはISのマイナーチェンジと機を同じくして、2GR-FSE型3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載した「IS350C」も登場している。車両価格は620万円だった。

 IS250C/350CのベースとなったISは、2013年5月にフルモデルチェンジされ、3代目に進化した。IS Cは従来型のまま継続販売されていたが2014年5月に国内での販売を終了した。以来ISにコンバーチブルモデルは登場していない。

※ ※ ※

 先日発表されたLC500コンバーチブルは、IS C以来、レクサスとしては5年ぶりとなるオープンモデルだ。ソフトトップの採用はレクサスの市販車としてははじめてとなる。

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みんなのコメント

11件
  • LCは現代版ソアラ。素直に好き。
  • イメージは薄いんですが、実はトヨタって80年代中頃のセリカ コンバーチブルからレクサスのIS Cまで(トヨタとしてはMR-Sまで)脈々とオープンカー作り続けてたんですよね。
    LCは勿論素晴らしい車なんですがちょっと庶民には手が届かないので、トヨタブランドにもオープンエアーが帰ってきて欲しいものです。

    あ、コペンGRは…うーん…いや、コメントしづらいっす…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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