皆さんこんにちは、高梨はづきです! 電動バイクと聞いて思い浮かべるのはスクーターのような形のものだけかと思っていたわたしです。
そんなわたしが今回試乗するバイクがこちら!Maverick S1-1000(マーベリックエスワン)という名の電動バイク!
38万円で3人乗れる! 125ccのチョイ乗りトライクとは?
思いもよらないスタイルが現れたもんだから「こんな形もあるの!?」と驚いた。ペダルの付いた電動バイクってどういうことなの…頭の中はハテナでいっぱい。それと同時に、早く乗ってみたいと好奇心が押し寄せてくるけど、グッと堪えて、まずは見た目からレビューして行くよ!
一見、ペダルがあるからかなり骨太の電動自転車にも見える。はたまたペダルを脳内で取り払ってみれば細身のバイクにも見えてしまう。Maverick S1は両方を兼ね備えた面白い電動バイクなのね!
人力で漕ぐ一般的な自転車と比べて違うのは、バッテリーが積まれてること、ナンバーが付いていること、ライトが大きいことかな。バッテリーに関しては電動タイプの自転車であれば当然付いているけど、その部類ともやっぱり見た目が違うよね。
Maverick S1は原付一種と原付二種、電動アシスト自転車仕様があるんだけど、その中からわたしは原付二種に試乗。一種と二種があったら私は迷わず二種を選ぶかな。クルマの免許しか持ってない人でも選択できるように一種も設定されているんだろうけど、二輪免許持ちなら原付二種を選ばない理由がない(税金も大して変わらない)と思うし、みんな忘れがちな原付落とし穴”二段階右折”の不安から逃れられると思えば絶対二種!
そんなこんなでオシャレなフラットシートに腰を降ろしてみると、椅子は自転車より少し幅がある分ちょっぴり足が開いてしまうけど、それでも十分に足をスッと下ろせる感じ。
足つきを言うと、私(158cm)の身長で、両つま先が着くくらい。それよりも車体を横に倒してもヒョイっと正立に戻せる軽さにビックリ!たとえばハンドル持ちあげてみるとフロントが簡単に上がるほどの軽さ。私より身長の低い方でも堂々と片足で支えられるから足つきは老若男女気にしなくてもいいくらいで、取り回しの感覚的にはバイクというより自転車に近いかな?
カラーリングは全4種類で、欧米では明るい色が人気みたい!彩度の高い景色でも映えるからかな?
1つ目は「グリップ」。
バイクや自転車のハンドルグリップはゴム製の筒状タイプが装着されていると思うんだけど、Maverick S1は歪(いびつ)な形状のグリップが採用されていたよ。単純な円筒型で収まらないあたりスタイルが出ていてかっこよかった。グリップ表面のパターンは縫い目の部分が指の関節に沿っていて気持ちの良い設計がされているし、波打っているからそれが妙に握りやすい構造でビビッときたよ!
2つ目は「灯火類のデザイン」。
基本的にアウトドアなデザインなんだけど、ライトの網目カバーはゴツゴツしすぎてなくてシンプルかつクールだよね。ウィンカーは足の親指くらいの大きさでとっても小さいの。横から見ると、ピストルの球のような流線形をしていてめちゃくちゃセンスを感じる!
3つ目は「バッテリー」。
フレームの空間を利用して積んでいるんだけど、めちゃコンパクトサイズで、バッテリー自体が角丸でかわいい。フレーム目一杯にはめ込むのではなく、台形にしているあたりにバイクのタンク的な意匠が伺えて、デザイナーのバイク愛を感じる部分でかなり推せる!
走行モードが5段階あって、+-のボタンを押して好きな段階を選べるの。モード1が自転車。モード2が自転車電動アシスト。モード3が自転車電動アシスト+”電動バイク”(速度30km前後)。モード4が自転車電動アシスト+電動バイク(速度40km前後)。モード5が自転車電動アシスト+電動バイク(速度50km以上)。
モード5のフル電動モード走行だと、満充電からフルパワーでおおよそ20kmは走行可能。モード3の30km/hくらいにセーブした走行だと150kmくらいは保つそう。
バッテリーは一度に2つ積むことができて、2つ積載すると、交互に消費していくから、パワーが途中で弱まることもなく利用することが出来る仕組みになってるよ。単純に2倍保つってことだね。
フル電動モードの乗り心地は、快適すぎるの一言。モードを”3″に切り替えて、グリップを捻るだけで電動バイクシステムに早変わり。
電動バイクとしての速度は、最大で60kmまで出るんだけど平坦な道では52kmをずっと維持していて、下り坂で60km出るといったところ。ライダーの体重次第で出力は変わってきそうな感じがするけど今回は未検証。もちろん、アクセルを捻っていても、電動アシストは持続中だからペダルを漕げばちゃんと機能してくれるよ。
モード1の人力自転車としての漕ぎ心地は、タイヤが太いのもあって重みは多少感じるけど、バッテリー分の重心が下にあるおかげか不安定さはないの。冒頭でも書いたようにわたしでもフロントを持ち上げられる軽さなので、ギア(1~7段階)をうまく利用しながら漕けば、ママチャリで買い物袋をカゴに積んで帰ってます~くらいの重量感(伝わって)だと思う。
モード2以上なら電動アシストが付いてるから、筋肉を使う感覚すらほとんどないくらい前に進むのが最高。世のママさんたちの救世主、電動アシストの凄さは説明するまでもないけど、最初の漕ぎ出しだけグッと踏み込んだら、その後はもうスイスイ。口笛吹いちゃうくらい楽チンだもんね。
あ、お気に入りポイントひとつ書き忘れ!「サスペンション」もすごく良かった!
Maverick S1は自動車などにも使われる「エアサス」が標準装備なんだけど、これが本当にありがたい。名前の通り空気の圧力で路面からの衝撃を和らげるものなんだけど、その強度も手動ですぐに切り替えられる優れもの。どんな道でも対応してくれる。
サスの強度を緩くすればフロントはぐんぐん沈むし、足場の悪い道も通れちゃう。凹凸のあるブロックタイヤだからこそマッドな遊びも出来ちゃう。乗っていると、バイクというよりもっとライトな遊び道具感覚になるから、汚れたら気軽に水洗いすればいいっていうのも良いよね。
マンション住みの人には特にオススメなのが、エレベーターにも載せられるちゃう軽さ、コンパクトだから、お家の中に持ち運んだりすることも出来ちゃうところ。電動モノを外に出しておくのはちょっと…って人や盗難防止にも役立つからMaverick S1は生活に寄り添ってくれる存在になるね!
原付二種モデルだとタンデムも出来ちゃう。二人乗りする時用にS1専用アクセサリーがあるのでHPをチェックしてみて。他にも充実したアクセサリーが沢山あったよ!
わたしが一つ気になったのは、HP上では車体に何かあった時に、バイク屋さんではなく、自転車屋さんに持って行けば良いと書いてあったんだけど、本当に自転車屋さんでメンテナンスしてもらえるのか気になる!バイク屋さんの方が直してもらえそうな気がするのはわたしだけ?
さて、兎にも角にも、こんな面白い電動バイクあるなんて欲しくなっちゃうよー。Maverick S1乗ってる人見たら声掛けちゃうほど気になるバイクだよね。
あぁ、スマホを買うくらいの気分で割賦(かっぷ)で買うのもありかもなぁ…なんて思いながら書いてました。笑
ってことでまた次の8のつく日にお会いしましょう!
■マーベリックS1-1000 (原付二種)価格:28万6000円(税込)60V / 1.0kWモーター搭載モデルバッテリー;15Ah リチウムイオンCBS(Combined Braking System)装備原付二種登録(原付二種、自動二輪免許)二人乗り可能トップスピード 55km/h(法定速度60km/h)
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