6月8日、トヨタは、SUVの「RAV4」にPHV(プラグ・イン・ハイブリッド)モデルを追加設定し、販売開始した。
0-100km/hは約6秒!
トヨタのSUVとしては初のPHVモデルである「RAV4 PHV」は、新開発のプラグ・イン・ハイブリッド・システム「THSII Plug-in」を採用した。RAV4のハイブリッドシステムにくらべ、フロントのモーターとインバーターを高出力化し、かつより大容量で高出力の新型リチウムイオンバッテリーを搭載している。
フロントに搭載するエンジンは、177ps/219Nmを発揮する2487cc直列4気筒ガソリン。前後に搭載するモーターは、フロントが134kW/270Nm、リアが40kW/121Nmの出力である。
結果、システム総合出力は225kW(306ps)を達成、電気式4WDシステムの「E-Four」を介して、約6.0秒で0-100km/h加速を実現するという。充電時間は200Vで約5時間30 分、100Vで約27時間。
満充電時のEV走行可能距離は約95kmで、満充電&満タン時の総航続距離は約1300kmに達するという。また、エンジン+モーターのハイブリッド走行時の燃費は22.2km/Lとされる。
ハイブリッド・モデルより約200kg重くなったことに対応して前後のショックアブソーバーの摩擦特性と減衰力特性が変更され、コーナリング時の優れた操縦安定性や、重厚感のあるしなやかな乗り心地に貢献しているという。さらに、EV走行時の静粛性を高めるため、ダッシュパネルやフロアの吸音材の範囲を拡大するとともに、高遮音性ガラスを採用して、風切り音を低減したという。
PHVならではの装備としては、外部給電機能が標準装備になっていることがあり、ラゲッジルームサイドに設置されたアクセサリーコンセントに接続すれば、ポットや炊飯器などの家電を利用出来るという。
内外装もPHV専用装備が多数
外観では、PHVモデル専用のフロントグリルとロワーモール、およびLEDデイライトが与えられ、低重心で踏ん張り感のあるスポーティな表情を訴求している。19インチのアルミホイールも専用デザインで、一部はブラックになる。PHV専用色のエモーショナルレッドIIを含む全6色のボディ・カラーが用意される。
内装は、天井やピラー、オープントレイなどもふくめブラックで統一されている。インストゥルメントパネルをはじめ、ドアトリム、シート、ステアリング・ホイールなどには赤いステッチが施される。シート表皮は全グレード合成皮革。前後席のヒーター機構にくわえ、「BLACK TONE」と「G“Z”」の場合、運転席・助手席には、ベンチレーション機構も備わる。
インストゥルメントパネル上部の9インチのディスプレイ・オーディオはApple CarPlayとAndroid Autoに対応する。
標準装備の先進安全装備群「Toyota Safety Sense」は、歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えた衝突被害軽減ブレーキや、レーンキーピングアシスト、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)などの機能を有する。また、上級グレードは360度カメラやヘッドアップディスプレイを搭載する。
価格は、469万~539万円。ハイブリッドモデル(326万1500~388万8500円)より約1.5倍高い。
文・稲垣邦康(GQ)
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