■日本販売求む!「海外専売車」3選
国内外にはいくつもの自動車メーカーがあり、毎年数え切れないほどの「新型車」が発表・販売開始・生産開始されます。
【画像】欲しいけど買えない…! カッコ良すぎる「海外専売車種」たちを画像で見る(100枚)
世界中で発表される新型車は、ここ日本では販売されない「海外専売車種」が多くあります。それは国外のメーカーのみならず、国産メーカーのクルマも多くあります。
今回はそんな海外専売車種のなかから、「日本でも販売してほしい」と呼び声も高い注目のニューモデル3車種を紹介します。
■ミニバンSUVのトヨタ新型「イノーバゼニックス/イノーバハイクロス」
国や地域によって細かい仕様や車名が少し異なりますが、トヨタはアジア圏向けに「イノーバ」というヒンジドアを採用する3列MPV(ミニバン)を展開しています。
そんなイノーバにSUV要素をもたせたのが新型「イノーバゼニックス」です。
2022年11月21日にインドネシアで発表された新型イノーバ ゼニックスは、トヨタの次世代のクルマづくり「TNGA」に基づくTNGAプラットフォーム(GA-C)を採用。「イノベーティブ・マルチパーパス・クロスオーバー」というコンセプトを掲げて、開発されています。
イノーバと同様、3列シートを備え、ボディサイズは全長4755mm×全幅1850mm×全高1795mm、ホイールベースは2850mm。最低地上高は185mmとしっかりSUV並みです。
外観は、六角形の大型フロントグリルや、シャープなヘッドライトが存在感を示すほか、スポーティなボディシルエットを強調したデザインが特徴です。
パワートレインには、2リッターエンジン+モーターが組み合わされるハイブリッド仕様と、2リッターエンジンのみを搭載するガソリン仕様を設定しています。
インドではイノーバハイクロスとして2022年11月25日に発表されるも、もととなるイノーバと同じく日本での展開は報じられていません。
国内で販売されているクルマだと、三菱のクロスオーバーミニバン「デリカD:5」を想起するイノーバゼニックスですが、SNSなどでは「日本でも売ってほしい」「イノーバかっこいいなぁ」などの声があり、日本でも一定の需要はありそうです。
■もう最後のV8+MT? フォード新型「マスタング」
フォードはアメリカの自動車メーカー。マスタングは同社が製造販売するスポーツクーペです。
マスタングの初代モデルは、1964年に開催されたニューヨーク万国博覧会で世界初公開。以来、1974年に登場した2代目、1979年登場の3代目、1994年に登場した4代目、2005年登場の5代目、2014年登場の6代目と進化を続け、その歴史は58年にもなります。
日本でも過去にフォード・ジャパンが正規輸入販売していましたが、2016年9月の撤退後は一部並行輸入業者が販売するのみとなりました。
そんななか、米国でマスタングの新型モデルが、2022年9月14日に発表されました。
そのエクステリアは歴代モデルをインスパイアしながら、彫りの深さを加えエッジを効かせた、これまでで最も幅広い顧客層を狙ったデザインだといいます。一方インテリアでは、戦闘機をインスパイアしたというドライバー中心のコックピットとなっています。
パワートレインには、2.3リッター直列4気筒ターボチャージャーエンジンと5.0リッターV型8気筒エンジンが設定されますが、特筆すべきなのは、V型8気筒エンジン搭載モデルには、トランスミッションを6速MTもしくは10速ATから選択可能なこと。大排気量V8エンジンをMTで楽しめる、現代には少なくなったモデルとなります。
また同時に発表されたカスタムモデル「ダークホース」では、最高出力500馬力を発揮する5リッターV型8気筒エンジンを搭載。こちらもMTの設定がありクルマ好き必見のモデルとなっています。
そんな新型マスタングですが、前述の通り輸入元のフォード・ジャパンが撤退していることもあり、日本での正規販売の可能性はかなり薄くなっています。SNSでも「並行(輸入)でもいいから欲しい」「並行でも売ってくれたら買う」など、早くも並行輸入を望む声もあり、その動向に期待がかかっています。
■とにかくカッコイイ!マツダ新型「CX-50」
2021年11月16日に世界初公開され、2022年1月にも生産が開始されたマツダの新型SUV「CX-50」。
そのエクステリアは、同社のデザインテーマ「魂動デザイン」によるエレガントさと、SUVの力強さとタフな機能性を絶妙に融合させた、流麗なロングシルエットとワイドなスタンスのダイナミックなプロポーションを実現。内装は、現行のマツダ車と同様にドライバーを中心としたレイアウトを採用しています。
エンジンは、2.5リッターガソリン(自然吸気)と2.5リッターガソリンターボを搭載し、駆動方式は全車「i-ACTIV AWD」を採用。
ボディサイズは全長4720mm×全幅1920mm×全高1612mmと日本で販売されるCX-60と比較してもかなり幅が広めです。
日本では少し取り回しがしづらそうな幅広な「CX-50」ですが、SNSなどでは「CX-50まじでカッコイイ」「日本で乗れないのは残念すぎる」「めちゃほしい」など熱視線が注がれています。
生産開始から1年経とうとしている2022年12月現在でもやはり日本導入の話はなく、並行輸入車も確認できません。
※ ※ ※
グローバルで展開されるモデルが多くあるなかでも、ここ日本にやってきていない「海外専売車種」は数多くあります。日本のユーザーの需要や法規など、日本に参入できない理由は数多くあるでしょう。
ですが、導入されないとは言い切れませんし、並行輸入などで日本でもその姿を見ることができる可能性はあります。どうしても「海外専売車種」に乗りたい場合は気長に待つか、自ら並行輸入に挑戦する気概が必要かもしれません。
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みんなのコメント
もはや迷走の極みでどっち付かずが過ぎるw
国民の誰が渇望しているのですか?
ほんの一部のマニアたちでしょうか・・・