清水和夫のダイナミック・セイフティ・テスト(Dynamic Safety Test)
Number 98 SEASON.11:僅差の攻防を繰り広げたバイエルンの個性派コンパクトSUV対決
BMW X2 xDrive 20i Mスポーツ X vs アウディQ2 1.4 TFSIシリンダー・オンデマンド・スポーツ/Test02:ウェット旋回ブレーキテスト
パワー差は歴然だったがBMW X2、AUDI Q2の実力は拮抗【清水和夫のDST】#98-2/4
●テストの「方法」と「狙い」:ドライ路面からウェット路面に100km/h(±2%)で進入、半径40Rのカーブをフルブレーキングしながら曲がる。路面はハイドロプレーニングよりもウェットグリップが問われる水深5mmに設定。ABSやタイヤを含めたクルマの総合的なブレーキ性能と、シャシーの旋回性能(ラインが外に膨らむクルマは危険)をみる。
BMW X2 xDrive 20i Mスポーツ x vs アウディQ2 1.4 TFSIシリンダーオンデマンドスポーツ(ウェット旋回ブレーキ編)【DST124-05】
タイヤコンデション
AUDI Q2 1.4 TFSI CYLINDER ON DEMAND SPORT
バランス型タイヤとして知られるミシュランのプライマシー3(前後とも215/55R17 94W)を履き、17インチのサイズ感がQ2の性能と合っており、クルマとのマッチングの良さが感じられた。
BMW X2 xDrive 20i M SPORT X
タイヤの銘柄よりも20インチのランフラットのため、まずその硬さが気になってしまった。FFなので、フロントサスはあまり硬くないが、タイヤとのマッチングが……。19インチの方が好印象。
厳しい状況下で弱点を露呈したQ2、制動力の変化で結果が乱れたX2
AUDI Q2 1.4 TFSI CYLINDER ON DEMAND SPORT
制動距離:61.7m(★★★☆☆)
X2よりも数字的には優れた結果を残したものの、内容は褒められたものではない。走行ラインの軌跡が悪く、1回目のテストではステアリングとブレーキを同時操作したが、1度外側のラインに膨らみ、最終的にはイン側に戻ってきてしまった。電子制御がクルマの軌跡を支配し、ドライバーの意思どおりの走行ラインを描けていない。2回目はステアリングを先行してから制動したが、どこまでも外側に膨んでいきそうで、舵が効かなくなった。結果的には制動距離は短いものの、ステアリングとブレーキの連動ができておらず、ABSのセンサーやソフトウェアの性能が想定の範囲を越えてしまった結果だと思われる。
BMW X2 xDrive 20i M SPORT X
制動距離:66.5m(★★★☆☆)
ステアリングとブレーキを同時に操作し、半径40mのラインに沿って、ステアリングを切り込む。まるでイン側のラインに吸い込まれるようにステアリングが正確に機能し、ライントレースは正確であった。ここまでは完璧だったのだが、2回目はステアリングをやや先行してテストしてみたところABSが早期に作動してしまい、制動力が甘くなってしまった。その距離は80mを越えてしまったが、原因はABSが低μ路だと誤判定してしまったことにあるようだ。ドライバーの運転パターンが変わるだけで制動力が大きく変化してしまう点は要改善。1回目は100点だったが、2回目は半分の50点。落差が大き過ぎた。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
なぜ免許とマイナカード「24年度末」に一体化? 紛失時はどうなる? 一体化でどんな影響ある?
トヨタ新型「“SUV”ミニバン」発表! タフ顔&高級内装がカッコイイ! アンダー400万円の“充実装備”が嬉しい「GX O」印に登場
ホンダ新型「シティ」発表! スポーティな「RS」もある「コンパクト5ドアハッチバック」! 精悍顔がカッコイイ「新モデル」馬で予約受付開始
「30万円」の大幅値下げ!? 鮮烈レッドの「新型セダン」発表! 爆速の「超高性能モデル」も新設定! 今あえて「値上げラッシュ」に逆行した理由とは
ホンダが新型「5ドアスポーツクーペ」を世界初公開! 流麗デザイン×斬新ハンドル採用! 25年内に登場予定の新型「GT コンセプト」 北京で初披露
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?