2019年10月2日、ビー・エム・ダブリュー株式会社はMINI クラブマンをマイナーチェンジして販売を開始すると発表した。
MINIらしさを継承しながら、内外装とパワートレーンを一新
2018年度も約2万6000台を日本で販売したMINI。日本は世界で6番目のマーケットであり、今回マイナーチェンジしたMINIクラブマンだけでいえば、世界で3番目のマーケットだという。MINIは、それ故に日本市場を重要視している。
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さて、今回マイナーチェンジしたMINI クラブマンは、MINIをベースにしたワゴンバージョンだ。クラシック MINIの時代からクラブマンはラインアップされており、BMW傘下のMINIとなってからも、第2世代のMINIでは2007年に、現行の第3世代でも2014年に追加設定されている。観音開きのリアゲートが特徴で、これはクラシックMINIから踏襲されている。
今回の変更点は、エクステリアでは、ラジエターグリルのクローム加飾の拡張、空気抵抗を低減する新デザインのミラーキャップの採用、ヘッドライトのまわりのLED デイライトリングを円として繋がったデザインに変更して丸目を強調、さらにLED リアコンビライトをユニオンジャックのデザインに刷新するなど、英国生まれのMINIらしさを際立たせている。
インテリアでは、長方形の電子制御式ショート・シフトノブ、8.8インチのワイドカラーディスプレイ、そして新デザインのMINI コントローラーを採用して、機能性を高めている。
搭載されるエンジンは、ONEとバッキンガムは直3 1.5Lターボ(102ps)、クーパーは同エンジンだが136ps版。クーパーDとクーパーSDは直4 2.0Lディーゼルターボ(前者は150ps、後者は190ps)。クーパーSとクーパーS ALL4(これのみ4WD)は直4 2.0Lターボとなる。組み合わされるミッションは、ディーゼル車とクーパーS ALL4のみ8速ATで、それ以外は7速DCTとなる。ハンドル位置は、すべて右だ。
安全運転支援システムとしては、アクティブ・クルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキが標準装備され、リアビューカメラやパーキングアシストなどがオプション設定されている。
また、自分だけのMINI クラブマンを造るために、オプション装備をラインアップしたMINI ユアスタイルが新設された。特別製法のブラックメタリックのボディカラー、上質なレザーのインテリア、18インチホイール、専用フロアマットなどを設定している。
車両価格(10%税込)は、以下のとおり。
MINI ONE クラブマン:330万円
MINI クラブマン バッキンガム:350万円
MINI クーパー クラブマン:391万円
MINI クーパーD クラブマン:411万円
MINI クーパーS クラブマン:432万円
MINI クーパーSD クラブマン:454万円
MINI クーパーS クラブマン ALL4:455万円
MINI クーパー クラブマン 主要諸元
●全長×全幅×全高:4275×1800×1470mm
●ホイールベース:2670mm
●重量:1430kg
●エンジン種類:直3 DOHCターボ
●排気量:1498cc
●最高出力:100kW<136ps>/4500rpm
●最大トルク:220Nm<22.4kgm>/1480-4100rpm
●トランスミッション:7速DCT
●タイヤサイズ:225/45R17
●10%税込み価格:391万円
サプライズでクラブマンとクロスオーバーのJCWも同時発売!
また同時に、MINI ジョン・クーパー・ワークス(以下JCWと略)クラブマンとMINI JCW クロスオーバーも発売された。2Lの直4ターボは306ps/450Nmにまでパワーアップされ、電子制御式の新8速スポーツATや機械式デフロックも備える。内外装には専用パーツがおごられ、本格的なサーキット走行も可能としている。
車両価格(10%税込)は、MINI JCW クラブマンが568万円、MINI JCW クロスオーバーが605万円。ハンドル位置は右のみ。
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