この記事をまとめると
■「サンデードライバー」と揶揄されるようなマナーの悪いドライバーはドイツにも存在する
クルマ好き永遠の憧れ「速度無制限のアウトバーン」! 「速すぎて危なくない?」「いつでも全開走行?」ドイツ在住ジャーナリストが真実を語る!!
■バカンスシーズンがとくに深刻で交通情報ラジオから注意喚起まで出されるほど
■ドイツでは速度超過以外の取り締まりも厳しくルールを守るドライバーが多い
ドイツでも運転マナーが悪いドライバーが問題視されている
日本やヨーロッパの近隣諸国と比べれば格段に運転マナーがいいと感じるドイツではあるが、「Typisch Deutsch(典型的なドイツ)」と揶揄されるひどいドライバーも数多く存在する。
Sonntagsfahrer (サンデードライバー)やUrlaubsfahrer(ホリデードライバー)なる人々ももちろん健在! ドイツはヨーロッパのほぼ中心に位置しているだけに、「速度制限解除」の運転に慣れていない近隣国のおっかなびっくりドライバーも数多く走行しているので、とくにバカンスシーズンは注意が必要だ。
ドイツ流の流れに乗る運転速度に慣れていないようで、ヒヤリとさせられることも多々ある。もちろん、全員がそうではないが、バカンスシーズンはその確率が多くなるのだ。
普段運転し慣れていない大きなキャンピングカーや牽引タイプのトレーラー、バンを改造した車両も多く見かけるだけでなく、明らかに重量オーバーの車両も増える。トルクが低い上に車重が重いので、レスポンスが悪いのにもかかわらず、ゆっくりと追い越し車線に出てくることもあり、自殺行為かと思うほどの酷い運転手もときおり見がける。とくに牽引タイプのキャンピングカーは、後部がゆらゆらとして危なっかしいことこの上ない。
それだけに、バカンスシーズンには交通情報ラジオから、危なっかしい車両が非常に多いので気を付けてくださいという注意喚起まで出されるほどだ。
ドイツでは取り締まりも厳格なだけにルールを守るドライバーが多い
右側通行のドイツと日本が違うのは、3車線区間で延々と真んなかの車線をのんびり走行する、右側2車線が空いているにもかかわらず追い越し車線をのんびり走り続けるなどはもってのほかという点で、追い越したら走行車線へ戻るのが鉄則だ。右側からの追い越しも厳禁。また、多くの方が勘違いをされているのだが、一番右端の走行車線はトラック専用車線でもない。
もしも、これらのような運転をしていたら、容赦なしに左ウインカーやハイビームを受けることは免れられない。ただ、これらは日本のような陰湿な嫌がらせとは違い、「急いでいるから先に行かせてください」という意味合いのほうが強く、すばやくどけばよいだけなのだ。
ミラーをチェックせずトロトロで流れを止める運転をしているドライバーが「煽られる」原因を作っているという認識だ。また、自身の運転技術と愛車とのポテンシャルをよく知ることも、流れを止めないドライブには重要になる。
ドイツのオービスには単なる速度計測のものもあるが、携帯電話を感知するもの、赤信号のみを感知するもの(1秒以上経った赤信号を無視すると一発で1カ月の免許停止)、車間距離を計測するものも存在する。
アウトバーンには赤信号感知のオービスはほぼ設置されていないと思われるが、意外と常設・仮設にかかわらずさまざまなところにオービスが隠されているので、ドイツ人は速度制限をきっちりと守るのもいい点だと思う。最新のオービスは光らないタイプもあるので、余計に慎重になるのだろう。ネズミ捕りのアプリや機械を使用することが禁止されているのも日本とは異なる点だ。
日本から来られた方と先日ドライブをする機会があり、「なんでドイツ人は速度制限通りにトロトロ走ってるの? イライラするよ!」とその人はいったのだが、ドイツのアウトバーンに速度制限解除区間が継続されているのは「交通ルールをしっかり守る」という国民性が根付いているからこそなのではないだろうか。
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みんなのコメント
バスは真ん中を走れるが、トラックは前があまりに遅い車のとき以外は真ん中を走ることは少ないらしい
日本もそうなれば、高速道路での煽りはなくなるんだろうが、サンデードライバーはどこでも同じなんだな
ほんとコレよ。
この一文に尽きる。
ただし、残念ながら日本においてはトロトロで流れを止める運転をしているドライバーはその自覚は皆無だし、そもそも後ろから迫ってくる車よりも、前にいる自分の車線変更が優先という謎の思考。
そして軽でもコンパクトカーでもお構い無しに追越車線に居座るし、技量の低いドライバーも自分の技量の自覚はない。
サンデードライバーって揶揄するけど、平日にも同レベルはゴロゴロいるからね。
そりゃ事故も渋滞も煽りもなくならないよ。