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人にやさしく、雪につよく──新型スバル・フォレスター試乗記

スバルのSUV「フォレスター」で雪道を走った印象とは?

あらゆる道で快適

“個性”で選びたい最新輸入車の魅力とは?(後編)

北米でスバルといえば、オフロードを楽しむライフスタイルと結びついている。旅行したり住んだりした人はご存知だろうが、舗装路と未舗装路が切れ目なくつながっていて、市街地の外はすぐワイルドな自然……なんて環境も。フォレスターはそんなマーケットで人気を博している。

今回乗ったのはフォレスター・スポーツ。2021年8月に発表されたモデルで、1.8リッター水平対向4気筒ガソリンターボ・エンジンを搭載する。ちなみにおなじタイミングで、従来の2.5リッターモデルはカタログから落とされた。スポーツの最高出力は130kW(177ps)、最大トルクは300Nmだ。

冬はスバル車と相性のいい季節で、とくにフォレスターのように最低地上高が220mmも確保されている全輪駆動車は、雪道の走行をものともしない。ややおおげさかもしれないけれど、私はこれまで何度か雪上を走行してみて、このクルマの実力ぶりは体験ずみだ。

2022年2月、フォレスター・スポーツで、新潟に出かけた。群馬にちかい南魚沼で、スノー・スポーツ好きには上越国際スキー場、アート好きには(隣接する)十日町や津南の大地の芸術祭など、季節に応じた楽しみがある。日本酒好きには高千代酒造、青木酒造、それに八海酒造などでも知られているはず。

雪がよく降っていて、道路はどこもよく除雪されているものの、路上からのけた雪がそそり立つ壁のようになっている光景は、東京に住んでいる身からすると、ちょっとした見ものである。

フォレスター・スポーツは、スタッドレスタイヤを履いていたこともあり、雪がうっすら積もる関越自動車道を難なく走った。このクルマの特徴として、踏み始めの部分でやや過敏と思える加速性と、中立付近での反応が(オフロードを得意とするSUVにしては)デリケートすぎるように思っていたものの、こちらが慣れたせいもあるのか、問題を感じる場面はなかった。

マイナーチェンジで、シリーズ全体に足まわりの改良が施された。新設グレードである今回のフォレスター・スポーツは、おかげで最初から、乗り心地がよい。高速道路でも、積雪路でも、フラットな姿勢が保たれていて、快適である。

ノーマルモードでもガンガン走れるぞ!

一般道からそれると、すぐに積雪路。ひとが歩くと、足首までもぐるような雪の上でも、フォレスターは難なく走っていく。

スバル車の特徴であるシメトリカルAWDシステムには、ドライブモードが設けられていて、雪道での発進時などタイヤが空転しがちな場面ではトルクの制御とともに、リミテッドスリップデフの機能が働く「Xモード」ボタンがある。精神的に安心感が高い。

今回は、除雪があまり進んでいない、けっこう深い雪道も走ったものの、Xモードのお世話にならなかった。これには驚いた。ノーマルモードのまま、不安なく、がんがん走れてしまうのだ。

フォレスターの強みは、対地障害角といって、オフロードを走るときのロード・クリアランスが確保されているところにある。

アプローチアングルが21.3°、ランプブレークオーバーアングルは21.3°、そしてデパーチャーアングルが25.1°ある。なので、積雪があっても、鼻先部分がひっかかったり、乗り越えでいわゆる亀の子になったりする不安が少ない。これも雪道では大事な性能。

価値ある1台

あたらしいフォレスターは、ヘッドランプを含めてフロント・マスクの意匠が新しくなった。アルミホイールも18インチ径になるとともに、デザインが変更された。スポーツでは艶のあるブラックの塗色がなかなかよい。

CVT(無段変速機)であるリニアトロニックには、「e-アクティブシフトコントロール」を採用。コーナー進入時に、アクセルとブレーキ両ペダルの操作状況を主なパラメターとし、スポーティな走行と車両が判断した場合は、高めのエンジン回転数を維持するというものだ。それによってコーナーから脱出したときの加速がよくなる。

ステレオ・カメラで常に前方を注視するのが、スバル車の特徴である「アイサイト」。フォレスターでは機能が向上し、認識する視野角が広がった。ステレオ・カメラのメリットは、距離を測ることが可能であること。さらにクルマや歩行者、白線などを識別できるほか、広い視野角と視認距離、カラー画像によるブレーキランプの認識ができる。

しかも雪が降り続ける状況でも、難なくすべての機能が使えた。ほかのクルマでは、カメラやレーダー部分が汚れてしまい、機能が使えなくなるような場面でも、問題なく作動したのには驚いた。さすがは、“アイサイト”。長年、先進安全技術に取り組んできた成果だろう。

というわけで、520リッターという広い荷室と、後席空間もたっぷりしているフォレスター・スポーツは、ふだんの使い勝手がいいばかりか、雪道でも意外なほど頼りがいがあった。全幅1815mmというボディサイズは、コンパクトとまでは言えないまでも、幅員が広くない雪の道で扱いやすい。

フォレスター・スポーツの価格は330万円。クルマでいろんなことをする(たとえばアウトドアに行く機会が多い)ひとにとって、価値ある買い物になりそうだ。

文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.)

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