既報のとおり、6月11日にボルボ・カー・ジャパンはV60のT6ツインエンジンAWDにベースグレードとなる「モメンタム」を設定した。これでプラグインハイブリッドを搭載するボルボ車が拡充されたわけだが、ボルボのPHEVには「T6」と「T8」が設定されている。この機会にそのスペックの違いを確認してみることにしよう。
モーターやバッテリーのスペックは共通、違いはエンジンのスペック
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まずは日本仕様のモデルラインナップでPHEVを搭載しているモデルをピックアップしてみよう。
「T6ツインエンジンAWD」搭載車
・V60 T6ツインエンジンAWDモメンタム(659万円)
・V60 T6ツインエンジンAWDインスクリプション(759万円)
「T8ツインエンジンAWD」搭載車
・V60 T8ツインエンジンAWDインスクリプション(829万円)
・V90 T8ツインエンジンAWDインスクリプション(964万円)
・XC60 T8ツインエンジンAWDインスクリプション(924万円)
・XC90 T8ツインエンジンAWDインスクリプション(1084万円)
・XC90 T8ツインエンジンAWDエクセレンス(1309万円)
現行の国内モデルラインナップでは、上記のように7モデルを設定。現在日本仕様でT6とT8の両方を設定しているのはV60。では、T6とT8はスペックにどのような違いがあるのか。V60に搭載するユニットを例に見てみよう。
「V60 T6ツインエンジンAWD」
・エンジン:2.0L直列4気筒ターボ+スーパーチャージャー(253ps/350Nm)
・モーター最高出力:(前)46ps/2500rpm/(後)87ps/7000rpm
・モーター最大トルク:(前)160Nm/0-2500rpm/(後)240Nm/0-3000rpm
・バッテリー:総エネルギー量11.6kWh/96セル/電圧350V/容量34Ah
「V60 T8ツインエンジンAWD」
・エンジン:2.0L直列4気筒ターボ+スーパーチャージャー(318ps/400Nm)
・モーター最高出力:(前)46ps/2500rpm/(後)87ps/7000rpm
・モーター最大トルク:(前)160Nm/0-2500rpm/(後)240Nm/0-3000rpm
・バッテリー:総エネルギー量11.6kWh /96セル/電圧350V/容量34Ah
このように、T6とT8ではエンジンのスペックだけが異なり、モーターやバッテリーのスペックは同一となっている。組み合わせるトランスミッションも8速ATのギアトロニックで、ギヤ比を含めて同じだ。
両者の違いがエンジンスペックのみと分かったところで、本国仕様の諸元データを踏まえて、V60に搭載するT6とT8のパフォーマンスの違いを見てみよう。T6の0-100km/h加速タイムは5.4秒で、最高速度は230km/h、一方T8の0-100km/h加速は4.9秒で、最高速は250km/h。13.7km/Lの WLTCモード燃費、48.2kmのEV航続距離は両者同じ値だ。
つまり、T6とT8でPHEVとしての能力に違いはなく、T8の方がよりパワフルなエンジンを積んでいるぶん、速く走れるという訳だ。T6とT8の両方を設定しているV60の購入を検討している方はご参考までに。
V6のT6で選べる「インスクリプション」と「モメンタム」の違い
ちなみに、先に触れた「V60 T6ツインエンジンAWDモメンタム」の追加設定の話題だが、このモデルの追加によりV60のT6ツインエンジンAWDは、は「インスクリプション」と「モメンタム」の2モデルから選べるようになった。両者の違いは装備・仕様の違いによるものだ。
大まかに装備をピックアップしてみると、「インスクリプション」にはパーフォレーテッド・ファインナッパレザーシートやharman/Kardon製プレミアムサウンド・オーディオシステム(14スピーカー)、ヘッドアップディスプレイ、チルトアップ機能付電動パノラマ・ガラス・サンルーフといった上級アイテムが標準装備される。
一方「モメンタム」はシート地がT-Tec/テキスタイル・コンビネーションになるほか、オーディオは10スピーカーのハイパフォーマンス・オーディオシステムになる。ヘッドアップディスプレイは非装備隣、サンルーフはオプションだ。ちなみにホイールサイズはいずれも18インチ(タイヤサイズも235/45R18で同じ)で、ホイールのデザインが異なる。
V60の「T6ツインエンジンAWDインスクリプション」と「T6ツインエンジンAWDモメンタム」の車両価格差はちょうど100万円。「T6ツインエンジンAWDモメンタム」の登場でV60のPHEV仕様により手が届きやすくなったことがわかる。購入をご検討されている方は、ご参考までに。
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