■新型「プレリュード」市販化は間近!?
2023年10月28日から11月5日まで開催される自動車ショー、第1回「ジャパンモビリティショー2023」でホンダが世界初公開し話題を呼んだのが、往年のヒットクーペモデルの名を22年ぶりに復刻させた「プレリュード コンセプト」でした。
明日にでも市販化できそうなレベルに仕上がっているようにみえますが、詳細は明らかではない新型「プレリュード」はいったいどのようなクルマになるのか、徹底予想します。
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ホンダは、2022年4月に発表した事業計画「4輪電動ビジネスの取り組みについて」の中で、「フラッグシップ」と「スペシャリティ」の2つの電動スポーツモデルをグローバルに投入していくと宣言しています。
このうちの“フラッグシップ”は、2023年8月にアキュラが発表した「Acura Electric Vision Design Study」、そして“スペシャリティ”にあたるのが、このプレリュード コンセプトのようです。
スペシャリティというフレーズから、S2000やプレリュードの後継車を予想する声が当初から多くありましたが、ホンダがかつて販売し「デートカー」の異名を呼んだプレリュードの名を継承しての登場となりました。
プレリュードコンセプトの開発コンセプトは「アンリミテッド・グライド」。
低くワイドなプロポーションで大空を滑空するグライダーをイメージしているそうで、ターゲット層は、X世代とZ世代の間。親世代と子供世代が移動するスペシャリティとしてデザインされたそうです。
エクステリアは、長めのオーバーハングとコンパクトなキャビン、20インチ大径タイヤとブルーのブレンボブレーキが印象的です。
左右を繋ぐようなデザインのヘッドライトや、一文字のリアテールライト、その下に刻まれた“HONDA”と“PRELUDE”の文字など、スタイリッシュで非常にオシャレ。
前後のバンパーには、ブルーの縦ラインがアクセントとして入れられており、電動スポーツカーであることを表しています。
リアトランクエンドには、カーボン柄の小さなリアスポイラーも装着されています。
なだらかな曲線のルーフラインは、トヨタのFRスポーツクーペ「GR86」にも似ていますが、駆動方式やパワートレインの詳細については未発表でした。
しかし筆者(くるまのニュースライター 河馬兎)がジャパンモビリティショー会場のホンダ担当者に取材したところ、有力な情報が得られました。
■次期型「プレリュード」開発担当は「シビック」と同じ人? ということは…!?
ホンダの会場担当者に話を聞くと、プレリュード コンセプト開発担当エンジニアが、実は現行型「シビック」の担当者と同じだというのです。
このことから、基本設計は前輪駆動であることがうかがえます。
プレリュード コンセプトは搭載されるパワートレインなども未発表ですが、電動スポーツモデルというメッセージからも、こちらもシビックと同じくスポーツハイブリッド「e:HEV」の採用が予測されます。
ちなみにシビックのスポーツハイブリッドは、2リッターガソリン直噴エンジンと2モーターを組み合わせたスムーズな走りが特徴のモデルです。
シビックの場合はほかにも、1.5リッター直噴ターボ+6速MTモデルという貴重な設定も残されています。良好な乗り味のスポーティ仕様なのですが、こうしたモデルの追加も期待されるところです。
取材したホンダ担当者は次のように話します。
「現在は開発の最終段階に近いところに来ています。
そう遠くないうちに市販する計画で進めていますので、楽しみにお待ちください」
※ ※ ※
ホンダ社員に話を聞くと、同社がかつて販売していたスポーツモデルの「S2000」や、古い「シビック タイプR」「インテグラ タイプR」を今も大事に乗る人が社内には少なくないといいます。
裏を返せば、誰よりもホンダが大好きなはずの彼らが、今「欲しい」と猛烈に思うホンダの現役スポーツモデルが見当たらない、というメッセージとも受け取れます。
2024年中には発売との噂もあるプレリュード コンセプトですが、このクルマをベースとした新型「プレリュード タイプS」なんていうスポーティモデルを出したら面白いかもしれません。
次期型プレリュードが、ホンダ社員自らも欲しいと思うスペシャリティカーとして登場してくれることを、大いに期待しています。
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みんなのコメント
まったく意味が分からん。