現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「おじさん激論!」ハイブリッド廃止も「スカイラインといえばターボでしょ!?」どの世代が一番? 伝統の「スカGターボ」3選

ここから本文です

「おじさん激論!」ハイブリッド廃止も「スカイラインといえばターボでしょ!?」どの世代が一番? 伝統の「スカGターボ」3選

掲載 10
「おじさん激論!」ハイブリッド廃止も「スカイラインといえばターボでしょ!?」どの世代が一番? 伝統の「スカGターボ」3選

■スカイラインの歴史を彩った6気筒ターボのセダン 3選

 日産は2022年4月頃に公式WEBサイト上で、同社のスポーティセダン「スカイライン」ハイブリッド車について「注文台数が予定販売数量に達したため、オーダーを終了いたしました」と掲載しました。
 
 2022年5月下旬現在、3リッターツインターボエンジン車のみを残し、引き続き販売されています。

【画像】 どれもカッコいい! 歴代の日産「スカイラインターボ」を写真で見比べてみる(30枚)

 ハイブリッドの受注停止について、SNS上では「電動化の時代に逆行している」と残念がる声があります。

 しかし一方、コアな日産ファンの間では「スカG(スカイラインGT)といえば6気筒ターボ!」「スカイラインはセダンでスポーティなことに意味がある」と歓迎する声も広まっているようです。

 実際、スカイラインはこれまで、6気筒ターボを搭載した高性能エンジンの投入でたびたび話題を呼びました。

 今回はそんなスカイラインの歴史の中でも、セダンモデルと6気筒ターボにまつわる歴史的な3モデルを振り返ります。

●高性能時代の幕開け! 5代目“ジャパン”C210型スカイライン GTターボ

 スカイラインの2リッター「L20E」型直列6気筒エンジンに初めてターボエンジンが搭載されたのは、通称“ジャパン”こと、5代目C210型のモデル途中からでした。

 1980年6月に追加されたスカイライン GTターボは最高出力145ps(グロス)を発揮。“スカGターボ”の愛称とともに、年々厳しさを増していた排ガス規制により高性能化から一時閉ざされていた国産車において、新たなハイパワー時代の幕開けともいえる1台となりました。

 また当時放映されていた人気の刑事ドラマ「西部警察」においても、スカGターボをベースにした特殊車両が「マシンX」の名で登場したことでも話題を呼び、今なおコアなファンからも支持を集めています。

●歴代人気はNo.1!? R32型 8代目スカイライン GTS-t

 バブルの好景気真っ只中にある1989年に誕生した8代目スカイライン(R32型)は、同時に発表された超高性能版「スカイライン GT-R」(BNR32型)の復活が大きなニュースでしたが、通常モデルも思い切った路線変更で話題を呼びました。

 それまで、ライバルのトヨタ「マークII」に対抗すべく高級化路線へ突き進んだ7代目から一転。好景気の時代には異例ともいえるボディサイズの小型化を敢行しながら、スポーティ路線へと一気に舵を切ったのです。

 最高出力215psの2リッター直6ターボエンジンやマルチリンク式サスペンション、後輪角度を制御するスーパーHICASの採用などによる高性能な走りは高評価を受け、いまだ歴代スカイラインのNo.1スポーツセダンだと推すファンも多い1台となりました。

●現行V37型は“史上最強のスカイラインセダン”だ!「スカイライン 400R」

 2014年2月にフルモデルチェンジした13代目V37型スカイラインは、当初3.5リッターと2.5リッターの各V型6気筒ノンターボエンジンのみのラインナップでした。

 2015年には2リッターターボエンジン搭載の「200GT-t」が追加されたものの、アライアンス先の直列4気筒エンジンを流用したもの。6気筒のターボエンジンは、2019年7月実施のビッグマイナーチェンジ時に復活しました。

 3リッターV型6気筒ツインターボ「VR30DDTT型」エンジンは、通常版の304ps仕様に加え、スカイラインセダン史上最高となる405psの大出力版「400R」が登場しました。

 400馬力超えのハイパワーモデルは「スポーツセダンの復活!」とコアな日産ファンからも大歓迎され、一定の販売実績を上げています。

 なおスカイライン セダンの6気筒ターボエンジン車は、2001年に生産を終えたR34型の2.5リッターターボ以来、およそ18年ぶりの復活となりました。

※ ※ ※

 スカイラインのハイブリッドが注文中止となるいっぽう、2022年夏には高級セダン「フーガ」「シーマ」販売終了の見込みとなっています。

古典的なスタイルのセダン車ですが、近年はSUVやミニバンなどの人気に伴い数を急激に減らしています。

 日産でも4ドアセダンの「シルフィ」「ティアナ」が、2020年にそれぞれ日本向けのモデルの生産をすでに終了済み。

 したがって現行型のスカイラインターボは今夏以降、日本の日産車では唯一の貴重な4ドアセダン車となる見込みです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ついに高速燃費が向上して価格も安く!! 日産が[第3世代e-POWER]を1年前倒しで投入か!?
ついに高速燃費が向上して価格も安く!! 日産が[第3世代e-POWER]を1年前倒しで投入か!?
ベストカーWeb
日産 [アリア]って実は完成度高すぎる[クルマ]じゃない?
日産 [アリア]って実は完成度高すぎる[クルマ]じゃない?
ベストカーWeb
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】もう二度と作ることができない限定400台[インプレッサ22B-STiバージョン]はいまや3000万円以上!!!!
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】もう二度と作ることができない限定400台[インプレッサ22B-STiバージョン]はいまや3000万円以上!!!!
ベストカーWeb
佐藤万璃音を擁してWEC・LMGT3に参戦するユナイテッドAS、マクラーレン720S GT3エボの新リバリー発表
佐藤万璃音を擁してWEC・LMGT3に参戦するユナイテッドAS、マクラーレン720S GT3エボの新リバリー発表
AUTOSPORT web
【詳細データテスト】プジョー5008 経済性は良好 走りと快適性は及第点 実用性や居住性は不満も
【詳細データテスト】プジョー5008 経済性は良好 走りと快適性は及第点 実用性や居住性は不満も
AUTOCAR JAPAN
「スーパーフォーミュラしかない!」念願かなったルーキーたちの課題は。2レース制増も影響か
「スーパーフォーミュラしかない!」念願かなったルーキーたちの課題は。2レース制増も影響か
AUTOSPORT web
こ、これアウトランダーじゃね!? 決算説明から見えた[日産PHEV第1号車]は三菱からのOEMか?
こ、これアウトランダーじゃね!? 決算説明から見えた[日産PHEV第1号車]は三菱からのOEMか?
ベストカーWeb
日産「フェアレディZ」にワゴンが登場!?  実は「ステージア」ベースで「リーフ」リアゲートを移植…車検をとって公道走行可能なカスタムカーでした
日産「フェアレディZ」にワゴンが登場!? 実は「ステージア」ベースで「リーフ」リアゲートを移植…車検をとって公道走行可能なカスタムカーでした
Auto Messe Web
実はサーキットより面白い? 本気のオフロード走行のススメ SUV人気の裏にある魅力
実はサーキットより面白い? 本気のオフロード走行のススメ SUV人気の裏にある魅力
AUTOCAR JAPAN
「オートモビリア」って、なに? ミニカーや古本などがずらりと並んだ「アミューズメントゾーン」にはキャンギャルも登場して熱気に包まれてました
「オートモビリア」って、なに? ミニカーや古本などがずらりと並んだ「アミューズメントゾーン」にはキャンギャルも登場して熱気に包まれてました
Auto Messe Web
「これが売れなかったら四輪撤退…」→超ロングセラーに! 世界の「シビック」を生んだ“妙な納得感のある理論”とは
「これが売れなかったら四輪撤退…」→超ロングセラーに! 世界の「シビック」を生んだ“妙な納得感のある理論”とは
乗りものニュース
沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
AUTOCAR JAPAN
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
Auto Messe Web
先端の「クマ」も再現 ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(2) 受賞多数のオープンボディ
先端の「クマ」も再現 ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(2) 受賞多数のオープンボディ
AUTOCAR JAPAN
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
AUTOCAR JAPAN
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
motorsport.com 日本版
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
くるまのニュース
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
WEB CARTOP

みんなのコメント

10件
  • ジャパンのターボ(黒)はカッコ良かった。
    オレはクソガキだったけど、当時のオッさん連中もみんなディラーに見に行ってた。

    あの頃はまだMT主流、カネあるオッチャンはAT買ってた。ATは30万ぐらい高かったと思う
  • スカイラインと言えばターボでしょ!という小さな話ではなくて、国産車のスポーティなクルマの代表がスカイラインだったわけで。しかも、セダンだけではなく必ずクーペ(ハードトップ)も一緒に語られていたしね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

456.9948.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.82050.0万円

中古車を検索
スカイラインの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

456.9948.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.82050.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村