ATの通勤車として購入したRSがいつの間にかカスタムベース車に……
本気でサーキットを走るユーザーから、ストリート仕様でカスタムユーザーまで、幅広いオーナーに支持されているのがトヨタ「GRヤリス」です。気心の知れた仲間たちが集まるGRヤリスのオフ会が全国各地で賑わっていますが、2024年4月15日に長野県の天竜峡パーキングで開催されたのが“GRヤリスowner’s meeting in天竜峡”になります。Xからの呼びかけで、全国各地から約100台のGRヤリスが集まりました。今回は、海外からの輸入パーツてんこ盛りで誰とも被らない1台を紹介します。
「GR」と「OZ RACING」のダブルネーム! WRCを走るトヨタ「ヤリス」のコラボモデルはまるでGR純正ホイールです
Ploomの4輪独立エアサスで見事なローダウンを実現
乗っていたクルマの車検が迫ってきたため次のクルマの購入を考えていたPONZさん。主に通勤で使用するためATのコンパクトカー(ハッチバック)を探した結果、目にとまったのがGRヤリスのRSだ。燃費も良く、軽快に走ってくれるのでPONZさんにとってベストなクルマであり、カスタマイズする気はまったくなかった。
ところがインスタで見かけたエアサスでローダウンしたGRヤリスに刺激され、PONZさんもボディや足まわりをカスタマイズしたくなり……。当初、手軽な車高調の装着を考えたもののスタイルがイマイチ決まらず、完璧な着地姿勢を描き出すためにセットしたのがPloomの4輪独立エアサスだった。
レア度が高いアメリカ製ホイールの装着でオリジナリティの高いカスタムに!
コンパクトなラゲッジスペースを犠牲にしないようにタンク/コンプレッサー類をうまくレイアウトしており、快適な乗り心地にも満足している。またスタートボタンで走行モードの車高に瞬時に切り替わるなど不満はまったくない。そしてローダウンした足もとに収まっているのがフィフティーン52のTurbomac(8.5×18 in30)アメリカ製ホイール。フロントには、ロティフォームのエアロディスクも装着し、インパクトはさらに強まってくる。
インターネットで見つけた海外製パーツで、誰とも被らないカスタムを狙う
このGRヤリスの装着されている海外製パーツはフィフティーン52のホイールだけではない。フロントリップのMaxton Designはイギリス製、リアウイングのRoARTエンジニアリングはメキシコ製、シフトノブのLIKEWISE SUZUKAはオーストラリア製。GRヤリスは世界各国で好評を得ており、数多くのパーツがリリースされている。インターネットで気に入ったパーツを見つけると代理店経由で注文、代理店がなければ海外メーカーに直接メールを送って個人輸入で取り寄せた。その結果、ほかのGRヤリスとカブらない唯一無二の個性的なスタイルに仕上がっている。
また見た目だけでなくブリッツのカーボンパワーエアクリーナーとHKSハイパワー スペックⅬ II マフラーで吸排気系チューンを施し、エンドレス6ポット+324ローターでブレーキ系を強化するなど機能面にもしっかりと手を加えている。現状では完成度の高い仕上がりになっているが、まだまだカスタムは現在進行形。今後は、エアロパーツのリニューアルを計画中とのこと。よりスタイリッシュなGRヤリスを目指しているのだ。
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