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マイチェンしたデイズの走りがメチャメチャいいぞ! こうなると噂のある「e-POWER搭載車」に期待しかない

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マイチェンしたデイズの走りがメチャメチャいいぞ! こうなると噂のある「e-POWER搭載車」に期待しかない

 この記事をまとめると

■2023年9月にマイナーチェンジを実施した日産デイズに試乗した

エンジンで発電するならそのままエンジンで走ったほうが効率いいんじゃない!? シリーズハイブリッドはなぜエコなのか?

■デビュー直後に乗ったデイズの印象からマイナーチェンジモデルは確実に進化していることを実感

■日産独自のシステム「e-POWER」が搭載されればより魅力的なクルマになる

 改良前のモデルから大きく商品力を増していた日産デイズ

 2023年9月29日にマイナーチェンジを発表し、この時点で年内発売予定としていた日産デイズのマイナーチェンジ後のモデルに試乗する機会を得た。ちなみに試乗したモデルは、ハイウェイスターG ターボ プロパイロットエディションだった。

 日産の発信したニューリリースによると、今回のマイナーチェンジでは「デジタルVモーションをまとい、よりお出かけが楽しみになるデザインへと進化」、「軽自動車初となるBSW(後側方車両検知警報)及びRCTA(後退時車両検知警報)の採用により、360度セーフティアシストを実現し、安全性能を向上」、「小物入れなどの充実で使い勝手も向上」などがおもな改良点としている。

 パワートレインについての改良はとくに記されていないのだが、実際運転を始めると、改良前モデルと比べると明らかに走りの印象が向上していることを強く感じた。現行デイズは2代目となり2019年3月にデビューしている。初代(2013年デビュー)は三菱自動車製エンジンを搭載していたのだが、現行モデルはルノー/日産グループの新興国向けコンパクトカー用エンジンをベースにした「BR06」系エンジンを搭載している。

※写真はマイナーチェンジ前のエンジンルーム

 エンジンにはNA(自然吸気)エンジン、NAに簡易タイプのモーターを組み合わせた、「Sハイブリッド」と呼ばれるマイルドハイブリッド、そして今回の試乗車に搭載されていた、Sハイブリッドエンジンにターボを組み合わせた、全3タイプが用意されている。

 現行モデルのデビュー直後に試乗した印象では、ルノー/日産製エンジンということで、ほかのメーカー製軽自動車に比べると少々異なるエンジン音が気になったのだが、今回試乗してみると、エンジン音自体をそれほど耳障りに感じることがなかった、ターボ装着ということを差し引いても、加速時も余裕があり、ステアリングの操舵フィールにも好感がもて、改良前モデルに比べ走りの印象はぐっと質感が上がったことを強く受けた。

 e-POWERが搭載されるのが待ち遠しい

 デイズに関しては、2024年中ともいわれているが、ノートやセレナなどでおなじみのシリーズ式ハイブリッド(内燃エンジンは発電にのみ作動しモーターで駆動するタイプ)となる「e-POWER」ユニット搭載車が追加設定されるとの情報が一部で報じられている。この報道をベースに考えてみると、今回の改良でデイズの走行性能における質感向上も納得できる。

 日産は2022年5月に軽自動車規格(デイズがベース)のBEV(バッテリー電気自動車)となる「サクラ」を発表している。デイズのハイウェイスターXで車両重量が850kgなのに対し、サクラの上級グレードGでは1080kgと230kgほど重くなっている。駆動用電池を搭載することなどがその理由となるのだが、車両重量が増すのでデイズよりもボディをしっかり作りこむ必要があった。

 そのため、「軽規格」という先入観でサクラを試乗すると、そのしっかりしたボディに驚かされる人も多い。「サクラのボディで内燃機関搭載車があれば……」といった話もよくあったのだが、今回のデイズのマイナーチェンジが、e-POWERモデル追加ありきだったならば、サクラとのコンポーネントの共用化というものが進んだことで、走りでは好印象となったのかもしれない。

 サクラの上級グレードGとデイズのハイウェイスターXプロパイロットエディションとの価格差は124万1900円(サクラの方が高い)。現行デイズのデビュー時と比較して、ハイウェイスターXプロパイロットエディションで23万1420円アップとなっている。デビューから改良までの間で価格改定を伴う改良なども行っており、直近のマイナーチェンジ前での仕様向上を行ったとき(2022年9月)の価格比では10万6700円の価格アップとなっている。一般的なマイナーチェンジにおける価格アップに比べると若干アップの幅が大きいようにも見えるが、乗った印象を考え、昨今の諸物価高騰の流れを考慮すれば、許容範囲といえるのかもしれない。

 プロパイロットを装着しないハイウェイスターXのマイナーチェンジ後の価格は169万8400円となっている。ホンダN-WGN L比でプラス1万4300円(デイズのほうが高い)となるので、装備関係は考えずに単純に車両価格で比較すると、確かにライバルより高めに映るのも間違いない。

 今回は比較試乗していないので、ライバルとの比較というものを語ることはできないが、仮に噂になっている「e-POWER」モデルが追加発表されれば、「サクラは興味あるけどちょっとなぁ(高いということ)」というユーザーに対しては、デイズのe-POWERモデルは、サクラとデイズの中間的値付けにもなるだろうから、一気にこういった層を囲い込むことができるとも考えられる。

 今回試乗していて、噂のe-POWERモデルというものへの期待感がアップしてしまった。

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みんなのコメント

12件
  • rvu********
    日産サクラのボンネット下結構みちみちだし、どこにe-POWER用発電機が?リアシートを丸ごと潰すとかなら可能かもしれないけれど。
  • 加藤 大河
    デイズ・ルークスへe-POWERを搭載することができればは、非常に強力なセールスポイントになるだろう。
    e-POWERはモーターによる駆動の為、低~中速度域におけるトルクが強く、日常走行の多い軽自動車にはピッタリと言える。
    しかし、コストとスペース、また、日産の軽自動車は三菱製造という問題点がある。その課題を解決できればNBox打倒も可能だろう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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