扱いやすさとハイパフォーマンス兼ね備える
text:AUTOCAR JAPAN編集部
【画像】最強のM2「CSレーシング」発表【こちらも発表したての新型2シリーズ・クーペと比べる】 全84枚
ビー・エム・ダブリュー株式会社は、高性能コンパクト・スポーツ・モデルBMW M2 CSをベースに仕上げられた、カスタマーレーシングのエントリーモデルとなるサーキット専用モデル「BMW M2 CSレーシング」の購入の受付を、全国のBMW正規ディーラーにて開始した。
販売、およびアフターサービスは、BMW Mモデルのレース仕様車両を取り扱うBMW Mモータースポーツ・ディーラーにておこなわれる。
日本国内においては、BMW Mモデルのレース仕様車両を販売する国内唯一のBMW Mモータースポーツ・ディーラーである、株式会社モトーレン東都のみでの限定販売となる。
BMW M2 CSレーシングは、BMW M社が開発したサーキット専用モデルとして、レースシーンでの高いパフォーマンスを発揮しながらも扱いやすい車両サイズによって、カスタマーレーシングにおけるエントリーモデルとなっている。
3.0L直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンや、モータースポーツ専用のソフトウェアにより制御される7速DCTを搭載し、最大トルク56.0kg-m/2350rpm-5500rpmを発揮する。
最高出力は、各レース規定に基づき280-365psの間に設定可能となっている。
また、車両購入後に個人でパーツなどを追加することで、最高出力450ps/6250rpmまでチューンアップする事も可能な設計となっていると同時に、既に450psまで引き上げられたモデルも販売される。
エンジンパワーのコントロールは、パワースティックと呼ばれるUSBによって調整が可能であり、レースごとに設定されるBOP(性能調整)に応じて、パフォーマンスレベルのプログラミングおよび呼び出しが可能となっている。
BMW M2 CSレーシング専用に製造されたドライブシャフトや、タイヤの左右回転差を抑制するプリロード型の個別冷却システムを備えた機械式LSDが標準装備されている。
カスタマーレーシング・エントリーモデルとして、ABSやDSCなどのドライビング・アシスト・システムもレース仕様に調整され装備されているため、ビギナードライバーでもより安全に車両操作が可能になるよう配慮されているという。
また、エア・ジャッキ・システムが標準装備され、メインテナンスの容易さも備えている。
BMW M2 CSレーシングの価格(税込)は、ベースバージョンが1499万円、450psバージョンが1799万円。
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